こんにちは、Johnです。
映画ライフ楽しんでますか?
累計世界興行収入が2兆円を超えるモンスター企業マーベル。
エンドゲームは、MCUシリーズ集大成にして最高傑作で幕を閉じました。
自社の映画制作会社を保有し、大ヒット映画を世に送り出しているマーベルですが、過去には倒産の危機にも追い込まれています。
果たしてマーベルはどのように窮地を脱却したのでしょうか?
マーベルの歴史を振り返ることで、マーベルの全貌が見えてきます。
スーパーマン、バットマンのような大ヒット作品は当時のマーベルには皆無でした。
映画事業において、DCコミックスに先を越されていたマーベル。
今回は、DCコミックスの先駆け作品〜マーベル歴史にフォーカスしていきます。
まずはDC作品から。
サクッといきましょう。
画像の引用元:IMDb公式サイトより引用
(アイキャッチ画像含む)
スーパーマン
Superman
公開日
1979年6月23日
上映時間
135分
キャスト
- リチャード・ドナー(監督)
- クリストファー・リーヴ
予告編
作品評価
▶︎ スーパーマンの歴史
バットマン
Batman
公開日
1989年12月2日
上映時間
127分
キャスト
- ティム・バートン(監督)
- マイケル・キートン
- ジャック・ニコルソン
予告編
作品評価
▶︎ バットマンの歴史
トッド・マクファーレン
イメージ・コミックス
1990年代前半、映画事業とは対照的に、マーベルのコミックス事業は絶好調でした。
1991年創刊X-MEN第1号は、アメリカ国内で800万部近くの売り上げを記録。
ここもマーベルの営業がうまかった。
創刊されたX-MEN第1号の表紙は、全て合わせると5種類あり、全ての表紙を合わせることで1つの絵になるなるという仕掛けでした。
当然コミックスファンは、中身が同じ本を表紙を揃えるため、5種類購入するわけです。
ファンに同じ本を5種類も買わせて、売り上げ部数を稼いでいたマーベル。
思わず「 ヤクザじゃねえか 」とツッコミをいれたくなりますが。
コアなファンの間では、いずれ購入したコミックスの価格が高騰すると予想されていました。
1990年代前半のアメコミはまさにコミックバブルの時代。
ある日、調子に乗りまくっていたマーベルに天罰が下ります。
以前の「 トッド・マクファーレンとスポーン 」で紹介したイメージコミックスのお話に戻ります。
マーベルの若手コミックス作家たちは、自分たちが作り上げたキャラクターが爆売れしても、利益の多くをマーベルに持っていかれていました。
当然のように不満分子が出てきます。
「 もっと売り上げの分け前くれよ!」状態だったわけです。
その代表的な人物がトッド・マクファーレンといった有望株の若手コミックス作家でした。
彼らの不満が爆発し、マーベルに所属していたトッド・マクファーレンをはじめとした若手作家は、マーベルを離脱してイメージ・コミックスという会社を設立します。
マーベルの株価は急落することになります。
人材育成は大事ですね。
自社の有望な人材のほとんどを失ったマーベル。
普通は反省しますよね?
調子に乗りまくっていたマーベル社は、反省すらしなかった。
そんなものはお構いなしに、トレーディングカード会社や玩具会社を買収しあらゆる事業を継続した結果。
どうなったと思いますか?
最終的には大量の在庫を抱えて、アメリカ全土のコミックスショップでは倒産が相次ぎ、マーベルは借金地獄と化しました。
自業自得ですね。
そして1996年。
とうとう「 ヤベエ。これは尋常じゃなくヤベエ。ヤベエじゃねえかこれは!」と言って裁判所に破産申告を申し立てます。
マーベルが瀕死状態になった瞬間でした。
残りHP1状態です。
ストリート・ファイターでいうと弱パンチ1発でKO状態に陥ったのでした。