リブート版「 スポーン 」 トッド・マクファーレン監督、主演はジェイミー・フォックスに決定
スポーンという言葉を聞いてピンとくる人は果たして何人いるでしょうか?
もしかすると、若い世代にとっては馴染みがないキャラクターなのかもしれません。
とはいえ、アメコミを知る上では欠かせない存在なので是非覚えておきましょう。
2025年に公開が決まった実写映画のリブート版の情報も要チェックです。
画像の引用元:IMDb公式サイトより引用
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「 スポーン 」とは?
あらすじ
イメージコミックス社が出版する「スポーン」は、1992年にトッド・マクファーレンによって創作されたコミックシリーズ。
主人公のスポーン(アル・シモンズ)は元CIAの暗殺者で、裏切りによって殺され、地獄に落ちます。
しかし、愛する妻と再会するために悪魔と契約し、地上に復活。
悪魔の力を持つアンチヒーローとして、悪と戦いながらも自身の運命と葛藤する…というストーリー。
「 スポーン 」の魅力
「スポーン」の魅力は、深いテーマと、個性的なビジュアルデザイン。
正義と悪の狭間で揺れ動く葛藤を描き、単なる勧善懲悪ではない、深みのある物語が展開されます。
また、独特かつ奇抜なビジュアルで人々を魅了します。
スポーンは単なるヒーローではなく、道徳的に複雑なキャラクターで、彼の内面的な葛藤がこの物語の魅力であると言えるでしょう。
コミックシリーズの原作者 トッド・マクファーレン
トッド・マクファーレン
1990年代後半、日本で社会現象となったマクファーレントイズの人気キャラクタースポーン。
スポーン原作はトッド・マクファーレンです。
彼はマーベルコミックス「 アメイジング・スパイダーマン 」「 インクレディブル・ハルク 」で作画を務め、
1990年には「 スパイダーマン 」原作と作画を務めた人物です。
日本において、コミックが売れるとそれを手がけた漫画家に収益が多く入る仕組みです。
マーベルコミックスやDCコミックスのような大手出版社においては、キャラクター権利は全て会社の所有物になります。
コミックス作家がどれだけ活躍しても、収益は会社に入り作家たちに利益が還元されなかったのです。
そうした仕組みに不満を持っていたトッド・マクファーレンをはじめとしたコミックス作家たちは「 イメージコミックス 」という新会社を設立。
新会社では、キャラクター権利を作家たち個人が所有するため、収益は作家に還元されるようになり、以前よりも状況が大きく変わります。
スポーンは超人気キャラクターとなり、その後、トッド・マクファーレンは「 マクファーレントイズ 」という会社を設立し、自身が手がけたフィギュアを販売。
彼が手がけたフィギュアは凄まじい勢いで爆売れし、マニアの間ではフィギュア価格が高騰し、日本でスポーンブームが到来。
東京の原宿などで販売されていたのは懐かしいですよね。
実写版「 スポーン 」
スポーンは、リブートとして実写版でも公開されます。
映画「 スポーン 」(1997)は、大ヒットとまではいかず微妙な結果で終わりました。
原作を忠実に再現していると評価する人々がいる一方で、ストーリーが違いすぎる、スポーンの象徴的な衣装であるマントの登場シーンが少ない、CGが雑、
などネガティブな意見も挙がり、賛否両論でした。
スポーンのテーマは愛です。
原作は「 愛 」をテーマにヒットしました。
まさに「 北斗の拳 」です。
ユリアを求め、ケンシロウ、ラオウ、シンが争ったようにテーマが「 愛 」なのです。
原作が人気だから映画も大ヒットするかと言われると違う気もしますが。
【2025年公開決定!】リブート版「 スポーン 」
トッド・マクファーレンが新スポーン制作に向けて脚本を書き始め、自ら監督とプロデュースを行うことを発表していましたが、ついに公開年が明らかに!
製作会社「 ブラムハウス 」の社長であるジェイソン・ブラムが、「 Comic Book 」とのインタビュー内で
「 2025年は『 スポーン 』が公開される年です 」と表明したとのこと。
スポーンが再び映画として戻ってきます。
スポーンのリブート版は、R指定作品。
メガホンを取るトッド・マクファーレンは、デッド・プール以上の激しい描写が多く登場すると言及しています。
まとめ
映画は3部作になる予定。
トッド・マクファーレンは、監督未経験なので、おそらく盛大にコケるか大ヒットになるかの2択なのでは?
予算自体もそれほど高くなく1200万ドル程度。
コアなファンも多いので意外とヒットするかもしれません。
▶︎ アメコミファン(勢力図)