デッドプール(デップー)の魅力と歴史、語りかけスタイルはスタン・リーが原点
皆さん、デッドプールは好きですか?
彼はマーベルの中でも異色なキャラクターとして知られています。
今年の夏には、シリーズ第3弾となる「 デッドプール&ウルヴァリン 」が公開。
今回は、そんなデッドプールの魅力と歴史について紹介します。
画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
デッドプール(2016)
デッドプールシリーズの記念すべき第1作目。
公開日
2016年6月1日
上映時間
108分(R指定)
キャスト
- ティム・ミラー(監督)
- ライアン・レイノルズ
- エド・スクライン
予告編
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
低予算だった製作費
マーベルが制作している作品のほとんどは、製作費2億ドルという途方もない予算です。
しかしながら、デッドプールの製作費は6000万ドルにも満たない低予算。
にも関わらず、映画「 デッドプール 」は、同年に公開された「 バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生 」の興行収入を超える大ヒットを記録しました。
映画化の裏話
デッドプール実写化にはライアン・レイノルズ、ティム・ミラーといった人物の活躍が大きいです。
実写化に踏み切れなかったマーベルが、デッドプール公開を決めたのにはちょっとした裏話があります。
ティム・ミラーは、のちに本作の監督を務める人物。
彼が作ったデッドプールのCG映像がネットに流出し、大反響となったのがきっかけで、マーベルが重い腰をあげたのでした。
流出させた人物は今でも判明していないですが、恐らくティム・ミラーじゃないかと思います。
デッドプール2(2018)
デッドプールシリーズの第2作目。
監督は前作から代わり、デヴィッド・リーチが務めます。
ギャグシーンは健在で、他のマーベル作品はもちろんのこと、DC作品までいじり倒す見事な暴れっぷり。
公開日
2018年6月1日
上映時間
120分(R指定)
キャスト
- デヴィッド・リーチ(監督)
- ライアン・レイノルズ
- ジョシュ・ブローリン
- モリーナ・バッカリン
- ザジー・ビーツ
予告編
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
【最新作】デッドプール&ウルヴァリン(2024)
デッドプールシリーズの第3作目であり、今年(2O24年)の夏に公開された最新作。
今作も監督が代わり、「 ナイト ミュージアム 」シリーズで有名なショーン・レヴィが務めます。
デッドプールが長いこといじりのネタにしてきたウルヴァリンとチームを組むという、予想外の展開が楽しめます。
公開日
2024年7月24日
上映時間
128分(R15+)
キャスト
- ショーン・レヴィ(監督)
- ライアン・レイノルズ
- ヒュー・ジャックマン
- エマ・コリン
- マシュー・マクファディン
- モリーナ・バッカリン
- レスリー・アガムズ
- ステファン・カピチッチ
- ブリアナ・ヒルデブランド
- 忽那汐里
- カラン・ソーニ
- ロブ・ディレイニー
予告編
デッドプールの歴史
ニュー・ミュータンツ#98
初登場は、1990年。生みの親は、ロブ・ライフェルドとファビアン・ニシーザです。
コミックスの中では「 ニュー・ミュータンツ#98 」でヴィランに雇われた傭兵として登場しました。
Xフォース
続編である「 Xフォース 」にも登場します。
デップーは、映画「 デッドプール 」でX-MENに対する皮肉を連発。
1996年ライターがジョー・ケリーに代わると、バイオレンスジョークを連発するデップーの強烈なキャラクターイメージが形成されます。
マーベルキャラクターは、ライターが交代して連載が続けられます。
アメコミの連載は分業体制でして、それゆえに、担当が多く入れ替わります。
デッドプールも担当ライターが多く交代しています。
デッドプールは、当初から強烈なキャラクター像だったため、ライターが交代してもキャラクター像がブレずに人気となった希少な存在なのです。
むしろ、担当ライターが交代するにつれて、デッドプールの特殊能力がグレードアップされていきました。
「 マーベル vs カプコン3 」(2011)
「 デッドプール 」(2013)
上記、2つのゲームが発売されたことで、デッドプールの認知度は急上昇します。
スタン・リー
“語りかけ”の生みの親
スパイダーマンの生みの親 スタン・リー氏が逝く、カメオ出演はエンドゲームが最後【 まとめ 】
デップーのような観客に話しかけるキャラクターは、過去のマーベルキャラクターにはいませんでした。
ジョーク、マーベル作品への皮肉を観客に語りかけますが、この語りかけスタイルはセンスがあって素敵ですよね。
そのスタイルのルーツ的存在ともいえる人物がスタン・リーです。
マーベル映画にカメオ出演することでも有名です。
編集長時代のスタン・リーは、コミックスの中から読者に語りかけるメッセージを多く投稿し、自らもキャラクターとなって登場しています。
観客に語りかける独特のスタイルはスタン・リーが原点でして、彼自身が何十年も前にコミックスの中で取り入れて、現代のデッドプールに活かされているのです。
スタン・リー逝く
いつものようにスクリーンに登場していたスタン・リーの訃報を聞いて驚いたことでしょう。
彼は天国に旅立ちました。
きっと天国から見守ってくれることでしょう。
カメオ出演は、エンドゲームが最後になりました。
まとめ
X-MENとの関連もありますが、デッドプールは単独作品として楽しむといいでしょう。
グロい系が苦手な人は、あまりオススメではありません。
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