突然の訃報で驚いた人が多いことでしょう。
アメコミ界の巨匠スタン・リーが、お亡くなりになられました。
ご冥福をお祈りします。スパイダーマンやドクター・ストレンジなどの原作を手掛けてマーベルの歴史を切り開いたスタン・リー。
マーベル映画にカメオ出演することでも有名であり、東京コミコンに来日したのは記憶に新しい。
彼が残した功績は永遠に後世に語り継がれていくことでしょう。
今回は、マーベルの伝説スタン・リー氏について紹介していきます。
プロフィール
本名は、スタンリー・マーティン・リーバー(Stanley Martin Lieber)
ニューヨーク出身、1922年12月28日〜2018年11月12日(享年95歳)
マーベル メディア名誉会長。
彼が手掛けたヒーローは数知れず。
スパイダーマン、ファンタスティック・フォー、アイアンマン、ドクター・ストレンジ、ブラックパンサー、ハルク、今では当たり前に皆が知っているキャラクターのほとんどは、彼の手により生み出されました。
アメリカ出版社 マーベル・コミックスの前身である、タイムリーコミックスに入社したのが彼のアメコミ人生の始まりです。
タイムリー・コミックスは、のちのマーベル社。
アメコミの歴史は、今までたくさん紹介しましたが、ここで1度マーベルの歴史を振り返るのもいいでしょう。
スタン・リーのトリビア
1939年、スタン・リーは、タイムリーコミックスに入社。当時は、そのまま編集者になったわけではなく、助手として勤務。
その後、1942年にアメリカ陸軍に入隊し3年後に除隊。
除隊後は、再びタイムリー・コミックスで働く中で、『ファンタスティック・フォー』を手掛け、これが大ヒットする。
ファンタスティック・フォー以降、マーベルを代表するヒーローたちが誕生することになります。
コミックスの世界=フィクションの世界に、今までにないリアリティを取り入れてコミックスを描くことで、アメコミ界に革命を起こした。
ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム
スタン・リーが手掛けた多くの作品たちは、映画化、ドラマ化、アニメ化されて大ヒットを記録。
以前、歴代映画の世界興行収入について触れましたが、歴代映画ランク50本の中にMCU作品が7本ランクインしてます。

そのような功績が認められ、2011年にスタン・リーは、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームに殿堂入りを果たします。
ギネス記録保持者
スタン・リーは、世界で最も多くコミックス作品が、映画化された作家として、また、カメオ出演した映画の累計興行収入が世界一の俳優として、ギネス認定されています。
今までのMCUシリーズ作品の累計興行収入が1兆円超えてますからね。
MCUシリーズにカメオ出演しまくってますから、そりゃあ歴代1位ですよね。
マーベル・メソッド
スタン・リーが、コミックスの核となるシナリオを作り、別のアーティストがコミックスを描く。
最後に、スタン・リーがセリフを入れていく。
この一連の流れをマーベル・メソッドと呼びます。
以前、ダークホースコミックスの中でも紹介しましたが、アメリカンコミックスは日本の漫画とは異なり、完全な分業制です。
名言 Excelsior!(エクセルシオール)
スタン・リーが、サインを求められた時に決まって書いていたセリフが、Excelsior!(エクセルシオール!)
東映版スパイダーマン
スタン・リー原作によって生み出されたスパイダーマン。
マーベルのスパイダーマンとは別に、日本版スパイーダーマンの存在も忘れてはなりません。
そう、東映が制作した東映版スパイダーマンです。
子供のころ、めちゃくちゃ見てたなこれ(笑)

当時、マーベル社と東映はある契約を交わしていました。
契約内容は、『お互い、所有するキャラクターを5年間、自由に使ってもよい』というもの。
マーベル側は、勇者ライディーン、超電磁ロボ コン・バトラーV、惑星ロボ・ダンガードAのキャラクターたちが登場するコミック ショーグン ウォリアーズを制作。
東映側は、もちろんスパイダーマンを使用。
レオパルドンと呼ばれる巨大ロボを登場させて、やりたい放題です。
全長60m、体重2万5000トン ゴジラより強い(笑)
ちなみに宇宙戦艦マーベラーが変形するとレオパルドンになります。
カメオ出演
スタン・リーといえばカメオ出演が有名ですね。
マーベル映画には、必ずといっていいほど出演してます。
映画ヴェノムが公開されましたが、普段と変わらず元気に出演していたので、この突然の訃報には驚きを隠せませんでしたね。
実質的には彼の姿を映画の中で見るのは、エンドゲームが最後ということになります。
スタン・リーがカメオ出演してきた懐かしのシーンを振り返りましょう。

TVドラマ『超人 ハルク』(1989)

『X-MEN』(2000)

『スパイダーマン』(2002)

『デア・デビル』(2003)

『ハルク』(2003)

『スパイダーマン2』(2004)

『ファンタスティック・フォー』(2005)

『X-MEN ファイナルディシジョン』(2007)

『スパイダーマン3』(2007)

『ファンタスティック・フォー 銀河の危機』(2007)

『アイアンマン』(2008)

『インクレディブル ハルク』(2008)

『アイアンマン2』(2010)

『マイティ・ソー』(2011)

『キャプテンアメリカ・ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)

『アメイジング スパイダーマン』(2012)

『アベンジャーズ』(2012)

『アイアンマン3』(2013)

『マイティ・ソー ダークワールド』(2013)

『キャプテンアメリカ ウィンターソルジャー』(2014)

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)

『アメイジング スパイダーマン2』(2014)

『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)

『アントマン』(2016)

『デッドプール』(2016)

『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』(2016)

『X-MEN アポカリプス』(2016)

『ドクター・ストレンジ』(2016)

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス』(2017)

『スパイダーマン ホームカミング』(2017)

『マイティソー バトルロイヤル』(2017)

『ブラックパンサー』(2018)
インフィニティ・ウォー、アントマン &ワスプにも登場しています。
まとめ
アメコミ界は、偉大なるスーパーヒーローを失った。
ありがとうスタン・リー。
これからも、世界中のスーパーヒーローであり続けることでしょう。