「 デッドプール&ウルヴァリン 」感想レビュー【 ネタバレなし 】

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アメコミヒーロー界の変わり者・デッドプールが遂にX-MENシリーズの主人公・ウルヴァリンと夢の共演!

最狂のミュータントコンビは、マーベルヒーロー映画全体を揺るがす脅威を止めることができるのか!?

本レビューでは、ネタバレなししで今作のおもしろさの秘密に迫ります。

目次

デッドプール&ウルヴァリン

©Deadpool & Wolverine

あらすじ

戦う動機は超個人的、破天荒でなんでもアリの“クソ無責任ヒーロー”デッドプールに世界の命運は託された!?ヒーローになんて興味はないけど、大切なファミリーの大ピンチなら頑張っちゃう!予測不可能なミッションのカギを握るのは…よりにもよって“あの爪野郎”。クソ真面目で“キレるとヤバい最恐アウトロー”ウルヴァリンに助けを求めるが…。 全く異なる個性のR指定ヒーロー2人が暴れまわる、過激なアクション・エンターテイメント!

(公式サイトより引用)

原題

Deadpool & Wolverine

公開日

2024年7月24日

上映時間

128分

予告編

キャスト

  • ショーン・レビ(監督)
  • ライアン・レイノルズ
  • ヒュー・ジャックマン
  • エマ・コリン
  • マシュー・マクファディン
  • モリーナ・バッカリン
  • レスリー・アガムズ
  • ステファン・カピチッチ
  • ブリアナ・ヒルデブランド
  • 忽那汐里
  • カラン・ソーニ
  • ロブ・ディレイニー

公式サイト

デッドプール&ウルヴァリン

作品評価

  • 映像 
  • 脚本 
  • キャスト 
  • 音楽 
  • リピート度 
  • 総合評価 

感想レビュー

©Deadpool & Wolverine

デッドプール 」はX-MENシリーズから派生した作品です。

マーベル原作でありながら、「 アベンジャーズ 」などを製作するディズニー傘下のマーベル・スタジオとは異なり、

20世紀フォックスで配給されました。

2017年にディズニーが20世紀フォックスを買収したことで、X-MENはアベンジャーズのヒーローと共演することが可能になりました。

今作は買収後に公開する最初のX-MEN関連作であるため、ファンの間では他のマーベルヒーローとのコラボが期待されていました。

そういったヒーロー同士の夢の共演も見所ですが、今作の最重要ポイントは、デッドプールが戦う動機にあります。

彼は自分の世界線が消滅する運命にあることをTVA(時間変異取締局)に知らされます。

これまで復讐や個人的な理由でヒーロー活動をしていたデッドプールが、愛する隣人を守るため、ウルヴァリンに助けを求めます。

ヒーローが宇宙の何らかの法則から外れた結果、世界ごとが消される展開は、これまでのヒーロー映画になかった脅威ではないでしょうか。

世界が消える理由は、前作「 デッドプール2 」でデッドプールが過去にタイムスリップし、死ぬ運命だったキャラクターを勝手に甦らせたことが原因とされています。

今作で、彼はヒーロー活動を辞めて一般市民になっていますが、私はそれも世界消滅に影響を与えていたのではないかと考察しています。

なぜなら、メタ的な視点ではヒーローが平和に暮らせば物語は終わるからです。

また、デッドプールは自分が創作物のキャラクターだと自覚しているからこそ、マルチバースという概念を活かしたジョークを連発します。

例えば「 マルチバースは難しい設定だから、もうやめよう」と発言するなど、昨今のマルチバースを扱ったヒーロー映画の興行不振を皮肉っています。

そして今回、ウルヴァリンがようやく原作の黄色いスーツとマスクを装着します。

撮影時、マスクを被った演者のヒュー・ジャックマンが現れると、製作陣の中には感動で涙を流した人もいたと言います。

まとめ

結果的に今作は大ヒットを記録し、公開から1ヶ月経った今(2024年9月現在)でも、アメリカの週間ランキングでは3位の好成績です。

かつてアメコミ映画の立役者として人気を集めた20世紀フォックス製作のヒーローが数年ぶりに復活し、

ディズニー傘下のマーベル・スタジオを救う切り札になっています。

いずれX-MENとアベンジャーズの本格的な対決や共闘も、見られるかもしれませんね。

「 デッドプール&ウルヴァリン 」感想レビュー、マーベル起死回生の快作

執筆者

文・ライター:キングギドラ

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