DCといえばバットマンですよね。
今回は、旧作バットマンシリーズについて解説します。
本記事を読めば、あなたもバットマンマスターの仲間入りです。
1.そもそもバットマンが広まったきっかけは?
TVドラマ「 バットマン 」
皆さんはDCコミックスのヒーローといえば誰を思い浮かべますか?
きっと多くの人が、バットマンと答えるでしょう。
バットマンが広く知られるようになったのは果たしていつからなのでしょうか?
1966~1968年にかけて放送されたTVドラマ「 バットマン 」(邦題:怪鳥人間バットマン)
このTVドラマが少しずつ多くの人に認知され、バットマンの存在は広まっていきました。
1966年公開の映画「 バットマン オリジナル・ムービー 」は、このテレビドラマの劇場版です。
2.旧作バットマンシリーズへ
ティム・バートン監督作品
1989年に、ティム・バートン版「 バットマン 」が公開。
バットマン役にはマイケルキートンが抜擢されました。
1992年には「バットマン リターンズ 」が公開され、キャットウーマンとペンギンがヴィランとして登場しました。
ジョエル・シュマッカー監督作品
監督はティム・バートンからジョエル・シュマッカーに交代。
彼の最初の作品として、1995年に「 バットマン フォーエバー 」が公開されました。
バットマン役も交代となります。
1997年には「 バットマン&ロビン Mr フリーズの逆襲 」が公開。
これは、興行的に大失敗に終わります。
主人公であるバットマン役は、同じ俳優で固めるべきでしたね。
3.クリストファー・ノーラン3部作「ダークナイトトリロジー」も必見
2005年から2012年にかけて、クリストファー・ノーランがバットマンシリーズを
「 ダークナイト・トリロジー 」としてリブートした作品を公開。
- 「バットマン ビギンズ」(2005)
- 「ダークナイト」(2008)
- 「ダークナイト ライジング」(2012)
の3作品です。
4.TVアニメシリーズ
ジョエル・シュマッカーの「 バットマン&ロビン Mr フリーズの逆襲 」(1997)からクリストファー・ノーランの「バットマン ビギンズ」(2005)まで、8年という年月が経っていますが、
ではその間には何の作品も公開されていなかったのでしょうか?
いえ、そんなことはありません。
この空白の8年間に大車輪の活躍をみせたのが、DCコミックスのTVアニメシリーズです。
- バットマン(1992~1995、1997~1999)
- スーパーマン (1996~2000)
- バットマン・ザ・フューチャー (1999~2001)
- ジャスティス・リーグ(2001~2006)
DCコミックスは、抜け目なくTVアニメシリーズでもバリバリ営業していました。
「 バットマン・ザ・フューチャー 」ではハーレイ・クインが登場。
今では超人気キャラクターですが、ハーレイ・クインは、アニメ版から原作コミックスへの逆輸入という珍しいケースです。
彼女は、アメコミヴィラン人気ランキングでも常に上位を独占するほど人気が高い。
DCコミックスの重要人物
バットマンを視聴する上で、知っておくとより楽しめると思います。
フランク・ミラー(コミックライター)
現代のバットマン像を強固なものにした人物がいます。
バットマンの歴史を語るうえで覚えておきたい人物、それはコミックライターのフランク・ミラーです。
現代最高のライターとも呼ばれる人物。
- 「 バットマン・ダークナイト・リターンズ 」(1986)
- 「 バットマン・イヤーワン」(1987)
彼はこの2つのコミックスのストーリー構成を担当し、ダークナイト・リターンズでは作画も担当。
DCコミックスのバットマンの他に、マーベルコミックスのデア・デビルもフランク・ミラーの作品です。
彼の描くバットマンが超絶的な人気となったことで、 様々なコミックライターによるバットマンコミックスは増えていきました。
アラン・ムーア(コミックライター)
アラン・ムーアは、フランク・ミラーと同じく現代最高のコミックライターです。
1988年にアランムーア作「 バットマン・キリング・ジョーク」が出版。
この中にはバットマンやジョーカー、ゴードン警部補、娘のバーバラ(バット・ガール)が登場し、ジョーカーが狂気のキャラクターとして描かれています。
1989年にはグラントモリソン作「 バットマン・アーカム・アサイラム 」が出版。
これはコミックスですが、絵が芸術の域です。
このようにコミックスから始まったバットマン人気は、やがて実写版の映画製作まで進展していくことになります。
まとめ
原作であるコミックスから始まり、TVドラマ〜旧作バットマンシリーズ〜TVアニメシリーズ〜ダークナイト・トリロジーまでのバットマンの歴史を振り返ってみました。
時代と共にバットマンのイメージ像もきっと変化していくことでしょう。
旧作シリーズ → トリロジー → DCEUシリーズへと続く。