1990年に公開された第1作目が記録的な大ヒットし、その後シリーズ5作目まで制作された「 ホーム・アローン 」
マコーレー・カルキンをはじめとする天才子役の愛らしい演技や、泥棒とのコミカルなやりとりが魅力のホームコメディ映画です。
今回は、ホーム・アローンシリーズの公開順やあらすじ、キャストをまとめて紹介します。
1作目以降を見ようか迷っている方や、シリーズ全作のおさらいをしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
ホーム・アローンシリーズの見る順番(公開順)
- 「 ホーム・アローン 」1990年公開
- 「 ホーム・アローン2 」1992年公開
- 「 ホーム・アローン3 」1998年公開
- 「 ホーム・アローン4 」2002年公開
- 「 ホーム・アローン5 」2012年公開
シリーズ1作目と2作目は、マコーレー・カルキン演じるケビンが主人公の関連作品となっています。
3作目以降はそれぞれ違うキャストが登場し、ストーリーも全く別物となっているため、単独の作品として楽しむのがおすすめ。
ただ、シリーズ4作目となる「 ホーム・アローン4 」は、別キャストでありながら、名前や設定に関連性があるため注意が必要です。
また、シリーズ作品ではありませんが、2021年にはホーム・アローンのリブート版として「 ホーム・スイート・ホーム・アローン 」がディズニープラスで独占配信されているため、気になる方は要チェック。
シリーズを重ねるごとに、時代の変化や製作陣の新しい試みが感じられるため、ぜひ公開順に見てみてくださいね。
第1作目「 ホーム・アローン 」
ストーリー
マカリスター家族は、クリスマスにパリ旅行に行くために、15人の大所帯で空港へと出発します。
しっかり忘れ物がないか確認したにもかかわらず、母親のケイトは何かを忘れているような不安な気持ちを捨てきれません。
一方その頃、8歳のケビンは“自宅”で一人、目を覚まします。
そう、忘れ物は屋根裏部屋で寝ていたケビンだったのです。
一人での生活を満喫するケビンでしたが、留守の家を狙う泥棒の姿を発見!
自分の家を守るため、ケビンはたった一人で泥棒に立ち向かいます。
キャスト
- クリス・コロンバス(監督)
- マコーレー・カルキン(主人公:ケビン・マカリスター)
- ジョー・ペシ(泥棒:ハリー)
- ダニエル・スターン(泥棒:マーブ)
- キャサリン・オハラ(ケビンの母親:ケイト)
- ジョン・ハード(ケビンの父親:ピーター)
- ジョン・キャンディ(ポルカ楽団のリーダー:ガス・ポリンスキ)
- ロバーツ・ブロッサム(隣人:マーリー)
見どころ
本作は、ホーム・アローンシリーズの中でも特に人気を誇る第1作目。
「 世界一有名な子役 」として、ギネス記録にも認定されたマコーレー・カルキンのチャーミングな演技が楽しめる作品です。
「 グッドフェローズ 」でアカデミー助演男優賞を受賞したジョー・ペシと、「 ヤング・ゼネレーション 」のダニエル・スターンがお馬鹿な泥棒二人組を演じているのも見どころ。
そして、離ればなれになることで再確認する“家族愛”や、隣人マーリーとの心温まるやりとりも注目ポイントです。
また、「 ジュラシックパーク 」や「 ハリー・ポッター 」などの楽曲を手がけた映画作曲家“ジョン・ウィリアムズ”の音楽が作品に彩りをもたらしています。
「 ホーム・アローン 」あらすじ&キャストまとめ、子役のケビンが凄い【 クリスマス映画 】
第2作目「 ホーム・アローン2 」
ストーリー
今年のクリスマス旅行の行き先はマイアミ。出発当日、またもや寝坊してしまったマカリスター家族は、大慌てで空港に向かいます。
今回はきちんとケビンの姿を確認し、忘れ物もなくいざ出発。その後、到着した空港でビデオカメラの電池を探していたケビンは、一緒にいたはずの父親とはぐれてしまいます。
焦ったケビンは父親の背中を必死に追いかけ、なんとか飛行機に乗ることができました。
しかし、父親だと思っていた相手は、実は知らない男性だったのです。
そして、飛行機の行き先はマイアミではなくニューヨーク。たった一人で大都会に降り立ったケビンは、高級ホテルに滞在中に、見覚えのある泥棒二人組を発見します。
何やら新たな強盗を計画している様子の二人組。
ケビンは、持ち前のアイディアを駆使して、再び泥棒に立ち向かいます。
キャスト
- クリス・コロンバス(監督)
- マコーレー・カルキン(主人公:ケビン・マカリスター)
- ジョー・ペシ(泥棒:ハリー)
- ダニエル・スターン(泥棒:マーブ)
- キャサリン・オハラ(ケビンの母親:ケイト)
- ジョン・ハード(ケビンの父親:ピーター)
- ブレンダ・フリッカー(ホームレスの女性)
見どころ
大ヒットした前作から、2年の時を経て制作された「 ホーム・アローン2 」
少しだけ成長したケビンの姿を見ることができる、ファン待望の続編です。
大都会ニューヨークに舞台が移り変わり、お馴染みの泥棒を退治するシーンも迫力が増しているのがポイント。
何より、前作で登場した“隣人マーリー”のポジションである「 鳩と暮らすホームレスのおばさん 」との絆が見どころの作品となっています。
ケビンのセリフが心に刺さる、感動の名シーンです。
また、トランプ前アメリカ大統領がカメオ出演しているシーンも見逃せません。
「 ホーム・アローン2 」あらすじ&キャストまとめ、トランプ前大統領がカメオ出演【 クリスマス映画 】
第3作目「 ホーム・アローン3 」
ストーリー
メカや発明が好きな8歳のアレックスは、水ぼうそうにかかってしまい、一人で留守番をすることに。
いつものように、屋根裏部屋から望遠鏡を使って近所を観察していると、近所の家に侵入している泥棒の姿を目撃してしまいます。
すぐに警察に通報したものの、警察が到着したのは泥棒が逃げたあとでした。「 オオカミ少年 」のような扱いを受け、落胆したアレックスは、自力で証拠を掴もうと決意。
近所に住む老婦人から貰ったリモコンカーを使って泥棒に挑むアレックスでしたが、泥棒たちが狙っているのはリモコンカーのようで?
リモコンカーに隠されたマイクロチップを狙う犯罪集団と、メカ好きなアレックスの攻防戦が始まります。
キャスト
- ラジャ・ゴズネル(監督)
- アレックス・D・リンツ(主人公:アレックス)
- オレック・クルパ(犯罪集団の一員:ペーター・オープリ)
- リヤ・キルステッド(犯罪集団の一員:アリス)
- デヴィッド・ソーントン(犯罪集団の一員:アンガー)
- レニー・フォン・ドーレン(犯罪集団の一員:ジャーニガン)
- ハヴィランド・モリス(アレックスの母親:カレン)
- スカーレット・ヨハンソン(アレックスの姉:モリー)
見どころ
シリーズ3作目となる本作は、主人公をマコーレー・カルキン演じるケビンから、アレックス・D・リンツ演じるアレックスにバトンタッチ。
また、主人公が対峙する相手も、お馬鹿な泥棒二人組から国際的な犯罪集団へとレベルアップ。
設定やキャストを一新しており、製作陣の挑戦が感じられます。
よりハイレベルな戦いとなった本作では、ネズミやオウムが大活躍するのも見どころ。
アレックスが考えた綿密な計画に、ユニークで可愛い動物が参戦している様子がなんとも愛らしいです。
そして、若き日のスカーレット・ヨハンソンが演じる、アレックスの姉のモリーにもぜひ注目してみてください。
「 ホーム・アローン3 」あらすじ&キャストまとめ、若き日のスカーレット・ヨハンソンが出演
第4作目「 ホーム・アローン4 」
ストーリー
クリスマスが近づいてきたある日、ケビンは浮かない顔で去年のクリスマスのビデオを見ていました。
「 今年のクリスマスは楽しくない 」
なぜなら、父のピーターが新しい恋人を作って出て行ってしまったからです。
いつものように、意地悪なことばかりしてくる兄妹に腹を立てたケビンは、ついに家出を決意。
そして、父と父の恋人・ナタリーが暮らす屋敷に向かいます。
資産家のナタリーが所有する屋敷は、ハイテク機器が備わった高級住宅でした。
自動で開くドアや、最新のゲーム機に心を躍らせるケビンでしたが、家への侵入を企てている泥棒の姿を発見してしまいます。
彼らは、クリスマスに家にやってくるロイヤルファミリーの王子を狙っている様子。
さらに、屋敷内に内通者がいるようで?
ケビンは泥棒を退治し、家族と素敵なクリスマスを過ごすことができるのでしょうか。
キャスト
- ロッド・ダニエル(監督)
- マイク・ワインバーグ(主人公:ケビン・マカリスター)
- フレンチ・スチュワート(泥棒:マーブ)
- クレア・ケアリー(ケビンの母親:ケイト)
- ジェイソン・べギー(ケビンの父親:ピーター)
- ジョアンナ・ゴーイング(ピーターの恋人:ナタリー)
- エリック・アバリ(ナタリー家の使用人:プレスコット)
見どころ
前3作とは違い、両親の離婚や新しい恋人といった「 家庭内のトラブル 」が描かれているのが本作の見どころ。
幼いながらに、両親それぞれの気持ちを汲み取り、空気を読むケビンの姿は、別居中の家族ならではの描写といえます。
また、前3作では「 主人公 対 泥棒 」というシンプルな人物構成でしたが、本作では「 内通者 」という複雑な要素がプラスされ、より事件性の強いストーリーになっているのもポイント。
ホーム・アローンではお馴染みの、泥棒とのコミカルな攻防戦はやや少なめですが、そのぶんリアリティのある家族像に焦点を当てている作品です。
「 ホーム・アローン4 」あらすじ&キャストまとめ、不人気で打ち切られたTV映画
第5作目「 ホーム・アローン5 」
ストーリー
「 幽霊屋敷 」と噂される古い一軒家に引っ越してきたバクスター家族。
荷解きもせずにゲームに夢中になる10歳のフィンと、引っ越しに不満を抱えている姉のアレクシスに、両親も手を焼いている様子です。
ようやく荷解きの手伝いを始めたフィンは、地下室に隠された不思議な扉を発見。
その不気味さに、「 幽霊屋敷 」の噂を思い出したフィンは、幽霊の存在を確かめるための罠を仕掛けます。
姉のアレクシスはフィンの行動を小馬鹿にしていましたが、何者かが罠に引っかかった様子に、驚きを隠せません。
両親がクリスマスパーティーに出かけたある夜、家で留守番をしていたフィンとアレクシスは、地下に隠された扉の奥に、秘密の部屋を発見します。
しかも、ひょんなことからアレクシスが地下室に閉じ込められてしまって?
ちょうどその頃、屋敷に隠された名画を手に入れるため、3人の泥棒が屋敷に忍び込んできていました。
フィンは、ゲームに見立てた作戦とアイディアを駆使して、泥棒たちに挑みます。
キャスト
- ピーター・ヒューイット(監督)
- クリスチャン・マーティン(主人公:フィン)
- ジョデル・フェルランド(フィンの姉:アレクシス)
- マルコム・マクダウェル(泥棒3人衆のボス:シンクレア)
見どころ
シリーズ1作目から20年の時を経て制作され、2012年にテレビ映画として公開された本作は、新たに“ホラー要素”が加わったホーム・アローンシリーズの完結作です。
「 幽霊屋敷 」と噂される屋敷に泥棒が入り込むという流れになっており、“幽霊と泥棒”という、前作までとは違ったドキドキ感を楽しむことができます。
また、主人公のフィンと姉のアレクシスは、まさに現代っ子の象徴のような存在。
自分の世界に閉じこもる二人を心配し、時に怒りをぶつける両親の姿を、身近に感じる方も多いかもしれません。
「 ホーム・アローン5 」あらすじ&キャストまとめ【 シリーズ最終章 】
「ホーム・アローン6」はある?
ホーム・アローンシリーズの続編となる「 ホーム・アローン6 」は制作されていません。
しかし、リブート版として、2021年にディズニープラス独占配信にて「 ホーム・スイート・ホーム・アローン 」が公開されました。
本作は、「 ジョジョ・ラビット 」のヨーキー役で注目を浴びたアーチー・イェーツが主人公のマックス・アーサーを演じています。
主人公の少年が泥棒を退治する、というホーム・アローンならではのストーリーを踏襲しつつ、新たな設定や展開が楽しめる作品です。
まとめ
「 ホーム・アローン 」は、子供から大人まで笑って泣ける、クリスマスの定番コメディ作品です。
マコーレー・カルキン演じるケビンが登場する1作目、2作目は不動の人気を誇りますが、3作目以降もそれぞれ違った魅力に溢れています。
また、トランプ前アメリカ大統領のカメオ出演や、若き日のスカーレット・ヨハンソンの出演など、ストーリー以外にも見どころがたくさんありますよね。
時を経ても色褪せないホーム・アローンの魅力を、ぜひ何度も味わってみてくださいね。