【 ネタバレなし 】「 ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス 」考察レビュー

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サム・ライミ監督の持ち味が活かされた、謎と狂気(マッドネス)の世界。

MCUシリーズ最新作は、期待を想像の斜め上から裏切ります(良い意味で)

驚きの、新たな一撃に備えましょう。

目次

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス
©︎ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス

公開日

2022年5月4日

原題

Doctor Strange in the Multiverse of Madness

上映時間

126分

キャスト

  • サム・ライミ(監督)
  • ベネディクト・カンバーバッチ
  • エリザベス・オルセン
  • キウェテル・イジョフォー
  • ベネディクト・ウォン
  • レイチェル・マクアダムス
  • ソーチー・ゴメス

予告編

公式サイト

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス

作品評価

  • 映像
  • 脚本
  • キャスト
  • 音楽
  • リピート度
  • グロ度
  • 総合評価

考察レビュー

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス
©︎ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス

音楽、映像、俳優、ストーリー、全てぶっ飛んでいて大好物でした。

今作では、音符を用いた魔法バトルや音響を活かした演出が、映画館ならではの相乗効果を最大限に引き出していました。

作品全体の不思議な・不穏な・怖ろしい、無限の可能性に満ちた雰囲気が、音楽にうまく支えられていました。

サイケデリックな映像は、ドラッグのようなトリップを体験しているようでした(未体験です、念のため)

クリス・コーボールドによる特殊効果は、クリストファー・ノーラン作品も手がけていた影響で、実写をもとにしているため、CGに依存しない質感にリアルさを感じます。

ベネディクト・カンバーバッチ演じるドクター・ストレンジは、すっかり定着しましたね。

夢で見る自分が、マルチバース(多元宇宙)の一人だとすれば、主人公のストレンジは、626番目だそうです。

マルチバースという言葉は、前作で至高の魔術師エンシェント・ワンが、

「 この世界は無数にある中のひとつ 」と初めて口にしました。

全ての作品を多次元世界としてみたら、同じ俳優が違う役で登場するのも納得がいくなと、妄想したり。

「 エジソンズ・ゲーム(2020) 」の主人公は、何番目の「 彼 」なのでしょうかね。

今作での、もう一人の主役は、スカーレット・ウィッチとなったワンダ・マキシモフ。

ワンダヴィジョン 」を観ておくと、彼女の哀切が深く理解できるでしょう。

小さなキーパーソンでもある14歳のアメリカ・チャベス(ソーチー・ゴメス)。

マルチバースを物理的に移動できる能力も驚きますが、ハリウッド最年少の彼女がヒーローとして活躍する姿は、世界中の子供たちに夢を与えるのではないでしょうか。

物語は、「 スパイダーマン ノーウェイ・ホーム 」の直後が描かれています。

シャンチー」で登場した、伝説の武器テン・リングスが冒頭で使われていたように感じたのは、気のせいでしょうか。

MCUファンにも、ホラー監督としてのサム・ライミファンにも嬉しいサプライズはご自身の目でお確かめください。

まとめ

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス
©︎ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス

マルチバースを旅する方法は3つ。

少女アメリカに出逢うか、夢を見るか、今作を観るか。

それでは、良い旅(トリップ)を。

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