世界中で日々様々な事件が発生している現代。
ほとんどの事件が、人間によって引き起こされる物ですが、中には原因が分からず謎に包まれた事件も存在するのです。
そうしたミステリアスな事件は、科学では証明できないようなスピリチュアルな存在が原因となっているかもしれません。
そこで今回は、海外で実際に起きた謎すぎる事件をベースにした洋楽を5本紹介します。
映画史に残る有名な映画もラインナップされていますので、ぜひご覧ください。
エクソシスト(The Exorsist)
1973年公開され、その年の興行収入1位を記録した「 エクソシスト 」
ホラー映画屈指の名作ですが、本作が実話に基づいていることを知っている人は意外と少ない。
本作の原作となった同名小説は、1949年に発生したメアリーランド悪魔憑き事件に基づいています。
この事件に関係した神父の日記がワシントンポスト紙に掲載され、それを読んだ原作者が、インスパイアされて執筆したのが原作です。
悪魔祓いという非現実的なテーマを題材にしたこの作品は、公開当時から現在に至るまで、世界中の観客に大きな衝撃を与えました。
ストーリーや俳優たちの演技、さらには撮影や音響、衣装メイクなど様々な分野において世界から評価されています。
本作以降様々な悪魔祓いや超常現象、オカルトを題材にした作品が輩出されるようになり、「 エクソシスト 」はそのパイオニアと言っても過言ではないでしょう。
エミリー・ローズ(The Exorcism of Emily Rose)
「 エクソシスト 」と同じく悪魔祓いを題材にしたホラーサスペンス。
この作品も、1976年ドイツで実際に発生したアンネリーゼ・ミシェル保護責任者遺棄致死事件と、この事件における裁判に基づいています。
この事件は、アンネリーゼ・ミシェルという少女が様々な異常行動から悪魔憑きと判断され、悪魔祓いを行った結果途中で栄養失調などで死亡してしまったという事件。
衝撃的な内容と、被害者アンネリーゼが美人で敬虔なクリスチャンだったことが話題となりました。
本作は、悪魔祓いの末死亡してしまったエミリー・ローズの死の真相を追う内容となっています。
悪魔祓いという非科学的な事象を、法廷にてどのような切り口で分析していくかが、本作のポイントです。
悪魔の棲む家(The Amityville Horror)
1979年に実写化、2005年にリメイクされたホラー。
この映画の原作となった小説は、1974年にアミティヴィルで発生した一家惨殺事件を題材に執筆されました。
実際の事件は、とある一家の長男が就寝中の両親と兄弟たちをライフルで銃撃。
「 頭の中で悪魔に家族を皆殺しするよう命じられた 」という犯人の供述や、その後事件現場となった豪邸に住んだ家族が超常現象に悩まされたことが、世間の注目を集めました。
本作は、一家惨殺事件から1年後、事故物件となった豪邸に新しく家族が引っ越してくるシーンから物語が始まります。
豪邸の中で繰り広げられる超常現象に、多くの観客が戦慄することでしょう。
しかし最もショッキングなのが、この作品が実際にアミティヴィルの豪邸に住んでいた一家のエピソードを元にしているということ。
科学などでは説明できない超常現象の存在を、身近に感じずにはいられない作品です。
ポゼッション(The Possession)
主人公の娘が「 呪いの箱 」により憑依され、超常現象に巻き込まれていく様子を描いたホラー。
本作は、2004年に大手オークションサイトにて呪いの箱が出品された事実に基づいています。
実際に出品された呪いの箱は、ポーランド大虐殺から逃れた女性により出品者がもらった物で、ユダヤ民族に伝わる悪霊「 デイビューク 」を封印しているとされていました。
この箱を手に入れてから出品者は数々の超常現象に巻き込まれ、耐えられなくなったことからオークションに出品することにしたそうです。
なお、この箱は現在行方不明となっているとのこと。
「 スパイダーマン 」シリーズや「 死霊のはらわた 」シリーズなどで有名なサム・ライミが製作総指揮を担当した本作は、最後まで目が離せないエンターテイメント性に優れたホラー映画となっており、ホラーファン以外からも絶賛されています。
極力CGは使わずリアリティにこだわって撮影され、非科学的でありながらリアリティのある表現が魅力的です。
アメリカン・ホーンティング(An American Haunting)
魔女狩りが盛んだった19世紀初頭にアメリカのテネシー州で発生したベル・ウィッチ事件をベースにしたオカルトホラー。
モデルとなった事件は、魔女と呼ばれた女性に呪われた富豪一家の間で不可解な超常現象が次々に発生し、最終的に犠牲者が出てしまったという恐ろしい事件です。
この事件に関する資料が数多く残っているため、アメリカの歴史上で唯一悪霊による殺人事件と認定されています。
世代を超えて続く魔女の呪いを不気味に表現した本作は、アメリカ全土で話題となり全米興行収入初登場3位に輝きました。
巧みな映像美や、レイチェル・ハード=ウッドやドナルド・サザーランドを始めとする俳優の演技が素晴らしい。
予測不能な展開に、最後まで手に汗握る作品となっています。
まとめ
今回は、海外で起きた謎すぎる事件に基づいた邦画を5本紹介しました。
どの作品も、実話であることが信じられない程ミステリアスな物語となっています。
気になる方はぜひ作品をチェックして、地球上に存在する非科学的な謎に触れてみてください。