実話映画5選、韓国で起きたヤバい事件を題材にした名作

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日々世界中で、様々な事件が発生しています。

その中には、私たちの想像を絶するほど残酷で闇が深いものも。

今回は、韓国で実際に起きた事件が基となった実話映画の名作を5つ紹介します。

韓国映画といえば、人間が持つ複雑な感情や腹黒い部分を色濃く描き、心に深く印象を残す名作が多く、刺激的な作品が好きな方におすすめです。

ぜひ今回紹介する作品を通じて、人間の闇に触れてみてください。

韓国で起きたヤバすぎる実話事件の映画5選

目次

あいつの声

©️あいつの声

1991年にソウルで発生した誘拐事件をモチーフにしたクライムサスペンス映画。

本作の基となった「 イ・ヒョンホ君誘拐事件 」は犯人逮捕に至らず、韓国三大未解決事件として有名。

物語は、人気キャスターのひとり息子が突如誘拐されるところから始まります。

犯人は1億ウォンの身代金を要求し、応じなければ子供を殺すと脅迫しました。

犯人逮捕の手がかりは、脅迫電話の声のみ。

誘拐犯とのやり取りを重ねていく中、警察のミスが重なり、一向に犯人逮捕につながらずに次第に疲弊していく家族の様子を描いています。

精神的に追い詰められていく中で、もし愛する人の命が危険な状態にあるとき、どう行動すべきかを考えさせられます。

暗数殺人

©️暗数殺人

2007年に釜山で発生した連続殺人事件がベースとなった、衝撃のクライムサスペンス映画。

公開直前に事件の遺族から上映禁止が申請された、韓国映画の問題作とも呼べる作品です。

刑務所で7件の殺人事件に関与したことを告白した殺人犯の事件を暴くべく、たった一人で奔走する刑事の姿を描いています。

キム・テギュン監督による念入りな調査と取材をもとに制作され、非常に綿密でリアリティに富んでいながら、常軌を逸したストーリー展開が魅力的です。

冷酷で狡猾な殺人犯と、真実を追う刑事の心理的攻防戦は、スリリングで目が離せません。

登場人物の行動や発言を通して垣間見える、人間心理の複雑さや、事件解決に全力を注ぐ信念にも感銘を受けることでしょう。

殺人の告白

©️殺人の告白

2003年に発生した韓国三大未解決事件の1つ「 華城連続殺人事件 」にインスピレーションを受けて制作されたサスペンス映画。

この「 華城連続殺人事件 」は、「殺人の追憶」の題材にもなっています。

10人もの女性が犠牲となり、未解決となった連続殺人事件。

発生から17年後に、自分が事件の犯人だと名乗り出る男が現れ、メディアを通じて世間をかき乱すストーリーとなっています。

斬新なプロットと、予想を裏切る結末に、多くの映画ファンが感銘を受けました。

さらにストーリーを通じて、殺人事件の時効をはじめとする法の限界や、現代社会における倫理の問題について考えさせられます。

この作品は藤原竜也主演作品「 22年目の告白 私が殺人犯です 」として、日本でリメイクされたことでも有名です。

奴隷の島、消えた人々

©️奴隷の島、消えた人々

2014年に発覚した、障害者の奴隷・人身売買・搾取が問題となった「 新安塩田奴隷労働事件 」を題材にした社会派スリラー映画。

天然塩の名産地である離島で発生した、謎の大量殺人事件。

その真相は、違法に人身売買された知的障害者たちが奴隷として搾取されていた、という衝撃の真実を鮮明に描いています。

特殊技法によりドキュメンタリー風に撮影された本作の前半部分は、非常にリアリティに富んでおり、観客に恐ろしい真実を体験させます。

物語を通じて、社会的弱者の立場や貧富の格差など、様々な社会問題について考えさせられるでしょう。

ストーリー終盤の予測不可能な展開にも注目です。

幼い依頼人

©️幼い依頼人

2013年に発生した「 漆谷継母児童虐待死亡事件 」がベースとなっている社会派サスペンス映画。

7歳の弟を殺害したという、10歳の少女の衝撃的な告白から始まった男児死亡事件の真相を明らかにするため、一人の弁護士が立ち上がるストーリーとなっています。

継母による激しい虐待により苦しめられる子供たちの姿や、虐待の光景を見て見ぬふりする大人たちの行動に、心は激しく苦しめられることでしょう。

胸糞が悪くなるシーンの連続ですが、最後には一筋の希望が見られる展開に、心が動かされます。

児童虐待との向き合い方や社会の在り方について考えるキッカケにつながる作品です。

主演のイ・ドンフィや継母役のユソン、少女役のチェ・ミョンビョンの圧巻の演技も、注目すべきポイントです。

まとめ

今回は、韓国で実際に起きたヤバすぎる事件に基づいた映画を5つ紹介しました。

どの作品もリアリティがありながら、想像を絶する闇深さがあります。

観客によっては精神的な消耗が大きい作品かもしれませんが、その分、名作として心に刻まれることでしょう。

ぜひ一度、作品をご覧ください。

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