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【 おすすめ韓国映画 】「 殺人の追憶 」犯人は33年の時を経て判明するも時効により罪には問えず

こんにちは、ちこしあです。

映画ライフ楽しんでますか?

今作は、韓国で実際に起きた華城連続殺人事件を題材にした作品でして、韓国犯罪史に残る残忍な未解決事件として知られています。

作品情報からサクッと見ていきましょう。

 

画像の引用元:IMDb公式サイトより
  (アイキャッチ画像含む)

 

作品情報

Memories of Murder

公開日

2004年3月27日

上映時間

130分

キャスト

  • ポン・ジュノ(監督)
  • ソン・ガンホ
  • キム・サンギョン
  • パク・ヘイル
  • キム・レハ
  • ソン・ジェホ

予告編

公式サイト

なし

 

 

ネタバレ・感想レビュー

好きだった点

2人の刑事パク・トゥマン、ソ・テユンのコンビがすごく良かったかな。

超体育会系のパク・トゥマン刑事、超知性派系のソ・テユン刑事。

未解決事件なので、犯人が特定できないまま終わるのは予想できたものの、容疑者をもっと特定できなかったのかという疑問だけが残ってしまいました。

韓国犯罪史に残る事件を題材にした作品は、「 チェイサー 」などがあります。

ぼくは、殺人の追憶よりもチェイサーの方が好きでした。

とはいえ、今作もかなり面白かったですよ。

嫌いだった点

ぼくは暴力が大嫌いなので、警察の尋問シーンは胸くそ悪かったなあ。

チョ・ヨング刑事は、気に入らない容疑者らしき人物を蹴りまくって自白させる典型的なクソ刑事なんだけど、

最終的に、破傷風で脚を切断するという天罰を受けることに。

印象に残ったシーン

コンクリート工場で容疑者を追い詰めて尋問するシーンがあるんですけど、めちゃくちゃカッコよかったですね。

結局、追い詰めた容疑者は犯人じゃなかったけど。

韓国映画って撮影の仕方がうまいんですよね。

スローモーションにするところとか、BGMが絶妙にマッチしてた印象的なシーンでした。

韓国映画の刑事ってやたら走るんですよ。

しかも俳優の走り方が独特(笑)

あとは、パク・トゥマンの奥さんが夜道を歩いていると中学生の少女とすれ違うシーン。

最後の犠牲者は、すれ違った中学生でして、犯人は右に向かって歩いていたパク・トゥマンの奥さんを殺そうか、

左に向かって歩いていた中学生の少女を殺そうか迷っていたシーンは、犯人の姿映らなかったけど怖すぎましたよね。

斎藤工も絶賛する映画

追記で書いていますが、斎藤工も今作をテレビで大絶賛していました。

実際の事件を元にした作品なので、リアル感があり少し気持ち悪い感覚にもなってしまう映画ですよね。

ツイッターの声

 

 

疑問点

DNA鑑定

映画のクライマックスでDNA鑑定の結果が判明。

DNAは容疑者パク・ヒョンギュのものと一致しなかったので、逮捕できずというオチでした。

1980年代のDNA鑑定技術は、現在と比べるとかなり精度が落ちると言われています。

結局、パク・ヒョンギュは犯人だったのか?という疑問が残った人も多いかと思います。

当時のDNA鑑定技術が不正確だっただけで、実はパク・ヒョンギュが犯人だった可能性もありますね。

当時の韓国は軍事政権下

華城連続殺人事件が起きた時代背景を知っておいて損はないでしょう。

当時の韓国は朴正煕(パク・チョンヒ)大統領の暗殺事件に乗じて、クーデターを起こし政権を掌握した全斗煥(チョン・ドゥファン)政権時代。

光州事件が起きたのも全斗煥政権の時代です。

ぼくは、全斗煥あんまり好きじゃないですけど。

全斗煥政権の時代は、軍事演習が盛んに行われ夜間外出禁止令が出ていた時期として覚えておきましょう。

今作で夜間にサイレンが鳴ったりするのは、夜間外出禁止令があったからですね。

33年ぶりに犯人特定

迷宮入りと思われた華城連続殺人事件。

なんと2019年になってようやく犯人が特定されました。(33年ぶり)

時効成立のため、犯人に事件の罪は問えないものの、犯人は別の殺人事件で服役中の男性ということが判明しています。

すでに無期懲役なので、どのみちあれですけど犯人が特定できただけ良かったんじゃないですかね。

1986~1991年の華城連続殺人事件日誌(引用元:ハンギョレ新聞社より

現在のDNA鑑定技術により、犯人として特定された男性。

韓国警察によると、彼が犯人でない確率は10の23乗分の1とのことです。

99.99%犯人だよね。

最後は雨の降る日ではなかった

最後に犠牲になったのは中学生の女の子でした。

夜のラジオ放送で、リスナー男性が憂鬱な手紙という曲をリクエストする日に必ず事件が起きていることを発見した女刑事。

しかもその日は、必ず雨が降っているという偶然にしては出来すぎということで浮上した容疑者がパク・ヒョンギュです。

疑問として、最後に中学生が殺された日は雨が降っていなかったですよね。

言い代えるのであれば、事件は別に雨の日ではなくて、いつでも起こり得た可能性があったということじゃないですかね。

ラストシーン

刑事を退職して久しぶりに事件現場に来たパク・トゥマン。

そこに通りがかった小学生の少女がこんなことを言いました。

『 ついこの間もおじさんが同じ場所を見ててなぜ見てるの?って聞いたら、昔ここで自分がしたことを思い出して久しぶりに来てみたって言ってたの。そのおじさんの顔は普通の顔だったわ 』

思いっきりそいつ犯人じゃねえか!と愕然とするパク・トゥマン。

彼は一体何を思ったのでしょうか。

どう思ったのかは映画を見ている人にご想像をお任せします的な感じで映画は終了。

このラストシーンは少しゾッとしました。

犯人は普通の顔してたらしいですね。

斎藤工がわざわざポン・ジュノ監督に話を聞いてくれました。

ラストシーンでソン・ガンホの顔面がアップされたのは、監督いわくスクリーンから主人公が犯人を覗き込んでいる意図があるとのこと。

なるほど納得ですね。

 

 

まとめ

今作で唯一の犯人目撃者は、クァンホという知的障害をもつ男性。

クァンホが列車にはねられて死んでしまったので、事件の目撃者はいなくなってしまいます。

この時点で迷宮入り確定じゃんと思いました。

今作は、作品としても評価が高いので見てない人は是非チャレンジしてみては?

ぼくは、チェイサーの方が好きでしたけどね。

おすすめ韓国映画のバックナンバーはこちら。

斎藤工がテレビで今作を絶賛していた影響で、このブログ記事アクセスが爆増しました(笑)

犯人は先月に捕まったと言っていましたが、犯人はすでに別の罪で服役中の男なはずなんですけどね。

まあどのみち時効が成立しているので罪には問えず、今更どうすることもできないという悲しき事件。

作品としては素晴らしい。