ポン・ジュノ監督の代表作を犯人像を中心に解説してみました。
韓国映画史に残る名作です。
今作は、韓国で実際に起きた華城連続殺人事件を題材にした作品でして、韓国犯罪史に残る残忍な未解決事件として知られています。
実際の事件を題材にした作品、フィクション系の犯罪作品も当メディアでは多く紹介済みです。
殺人の追憶
公開日
2004年3月27日
原題
Memories of Murder
上映時間
130分
キャスト
- ポン・ジュノ(監督)
- ソン・ガンホ
- キム・サンギョン
- パク・ヘイル
- キム・レハ
- ソン・ジェホ
予告編
公式サイト
なし
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
感想レビュー
好きだった点
2人の刑事パク・トゥマン、ソ・テユンのコンビがすごく良かったですね。
超体育会系のパク・トゥマン刑事、超知性派系のソ・テユン刑事。
未解決事件なので、犯人が特定できないまま終わるのは予想できたものの、容疑者をもっと特定できなかったのかという疑問だけが残ってしまいました。
韓国犯罪史に残る事件を題材にした作品は、「 チェイサー 」などがあります。
ぼくは、殺人の追憶よりもチェイサーの方が好きでした。
とはいえ、今作もかなり面白かったですよ。
嫌いだった点
ぼくは暴力が大嫌いなので、警察の尋問シーンは胸くそ悪かったなあ。
チョ・ヨング刑事は、気に入らない容疑者らしき人物を蹴りまくって自白させる典型的なクソ刑事なんだけど、
最終的に、破傷風で脚を切断するという天罰を受けることに。
印象に残ったシーン
コンクリート工場で容疑者を追い詰めて尋問するシーンがあるんですけど、めちゃくちゃカッコよかったですね。
結局、追い詰めた容疑者は犯人じゃなかったけど。
韓国映画って撮影の仕方がうまいんですよね。
スローモーションにするところとか、BGMが絶妙にマッチしてた印象的なシーンでした。
韓国映画の刑事ってやたら走るんですよ。
しかも俳優の走り方が独特(笑)
あとは、パク・トゥマンの奥さんが夜道を歩いていると中学生の少女とすれ違うシーン。
最後の犠牲者は、すれ違った中学生でして、犯人は右に向かって歩いていたパク・トゥマンの奥さんを殺そうか、
左に向かって歩いていた中学生の少女を殺そうか迷っていたシーンは、犯人の姿映らなかったけど怖すぎましたよね。
斎藤工も絶賛する映画
追記で書いていますが、斎藤工も今作をテレビで大絶賛していました。
実際の事件を元にした作品なので、リアル感があり少し気持ち悪い感覚にもなってしまう作品ですよね。