超話題作「 TENET テネット 」でも有名なクリストファー・ノーランが原案と製作を務め、映画「 ウォッチメン 」のザック・スナイダー監督がメガホンを取った超大作アメコミ作品。
伝説ヒーロー誕生秘話が描かれる。
→ DCEUシリーズ
マン・オブ・スティール
公開日
2013年8月30日
原題
Man of Steel
上映時間
148分
キャスト
- ザック・スナイダー(監督)
- ヘンリー・カヴィル
- エイミー・アダムス
- マイケル・シャノン
- ラッセル・クロウ
- ケビン・コスナー
- ダイアン・レイン
- ローレンス・フィッシュバーン
- アンチュ・トラウェ
- アイェレット・ゾラー
- クリストファー・メローニ
予告編
公式サイト
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
考察レビュー
好きだった点
CG技術を最大限に駆使した迫力のあるバトルシーンは、とても楽しめました。
中には「 動きが速すぎて疲れる 」という酷評もありますが、その速さこそが現実には無い” ヒーローの力 ”という感じがして、個人的には満足度が高かったです。
嫌いだった点
今回は3点をご紹介します。
1つ目は、冒頭シーンが長いことからとても退屈してしまう点です。
確かにスーパーマンの誕生秘話を知れることは嬉しいですが、よく分からない人たちを20分もダラダラと見せられるのは正直言って飽きてしまいます。
2つ目はスーパーマンとしての情報が非常に薄っぺらいことです。
スーパーマンの名前の意味もよく分からないままで、どの戦闘シーンが盛り上がる場面なのかもイマイチ理解できませんでした。
1つ目に挙げた冒頭シーンから何となく察しましたが、スーパーマンである主人公「 カル・エル 」に関する情報が本当に少ないです。
最後の3つ目として、ヒーロー感が無いことです。
少年時代にイジメを受けていた関係もあり「 人間を信用することができない 」という主人公。
そのため、世界を救う上での動機が意味不明ですし、正直「 何故こんなにも頑張って敵と戦っているんだ? 」と考えさせられます。
見どころ
敵であるゾッド将軍に会う前に、牧師の口から出た「 まずは信じてみることです、信頼関係はあとから築かれる 」
という発言はとても考えさせられました。
「 行動しなければ何も生まれない 」というようにも聞こえ、現代社会で生きる私たちにはとても響く言葉ではないでしょうか?
是非このシーンは目を凝らしてご覧いただきたいです。
物語の中盤に、義理の父親である「 ジョナサン 」が巨大な竜巻に巻き込まれる時に「 その力を見せるのは今じゃない 」と言い、主人公は父親を助けるのを諦めました。
しかし、その後に情の薄い人をアッサリと助けます。
こういった点には疑問しか思い浮かばず、あのシーンを見るたびに「 いや、助けなよ! 」と考えるものです。
元々は「 周りの人に力を見せたら大変なことになる 」という理由でしたが、自身を懸命に育ててくれた父親よりも、周囲からの眼差しの方が大切だというのはよく分かりませんでした。
まとめ
いかがだったでしょうか?
正直ツッコミどころが多く、リピート度は低い作品として評価しました。
マン・オブ・スティールから始まるDCEUシリーズ。
DC単独「 ダークナイト 」シリーズも超おすすめ。
ただ、アクション映画としての映像技術はとても優秀なので、気になった方はぜひチェックしてみてくださいね。