MCUフェーズ3にあたり、通算21作品目となる「 キャプテン・マーベル 」
マーベル初の女性ヒーロー単独映画で、MCU最高傑作である「 エンドゲーム 」の1つ前の作品となります。
シリーズの中では評価がそれほど高くない今作。
とはいえ、MCUフェーズ3以降は、重要なキャラクターになる可能性もあります。
知っておいて損はないでしょう。
見どころや気になる点を解説していていきます。
画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
キャプテン・マーベル
あらすじ
過去の“記憶”を失い、その代償として強大な力を得た戦士ヴァース。彼女の過去に隠された“秘密”が、恐るべき戦いの引き金となってしまう。自在に姿を変える正体不明の敵に狙われ、孤独や不安に打ちのめされても、彼女は不屈の精神で何度も立ち上がる。果たして彼女は記憶を取り戻し、この戦いを終わらせることができるのか?そして、最後につかむ“衝撃の真実”とは…?
(公式サイトより引用)
公開日
2019月3月15日
原題
Captain Marvel
上映時間
124分
キャスト
- アンナ・ボーデン(監督)
- ライアン・フレック(監督)
- ブリー・ラーソン
- ジュード・ロウ
- サミュエル・L・ジャクソン
超イチオシ女優ブリー・ラーソンがヒロインのキャロル・ダンバースを演じます。
超キュートでかわいい、そして超実力派。
予告編
主人公キャロル・ダンバースは、すでに超パワーを持った状態でスターフォースの一員として登場します。
キャプテン・マーベルとなった経緯は回想シーンで登場し、彼女がどのようにマーベル最強ヒーローになっていくのかという部分が中心に描かれます。
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
製作費
歴代MCU作品と比較すると、キャプテン・マーベルの制作費はかなり低いです。
今作の製作費は約1億5200万ドルでして、日本円で換算すると約170億円。
これはDCEUのワンダー・ウーマンとほぼ同額。
ストーリーの舞台は?
- 舞台は1990年代初頭
- ニック・フューリーが眼帯なしで登場
- アベンジャーズ結成よりも前の時系列
- フィル・コールソンとロナン、コラスが登場
舞台はMCU初となる1990年代。
フィル・コールソンは「 アベンジャーズ 」(2012)以来の出演で、CGで若返っています。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのロナンも今作に登場。
ロナン登場は予想外と言えますね。
ニック・フューリーが目を負傷するエピソードが描かれます。
負傷した理由は、猫のグース(フラーケンという怪物)にひっかかれたというオチ。
主人公、キャロル・ダンバース
ここからは、主人公であるキャロル・ダンバースについて深ぼりしていきましょう。
実は、今作で彼女のことをキャプテン・マーベルと呼んだシーンは1度もなかったことに気付きましたか?
初めてキャプテン・マーベルと呼んだの人物はピーター・パーカー(ファー・フロム・ホーム)です。
本名は、キャロル・ダンバース(Carol Danvers)=キャプテン・マーベル
原作コミックス初登場は1968年です。
キャプテン・マーベルになった経緯とは
キャロル・ダンバースはどのようにキャプテン・マーベルになったのでしょうか。
エピソードを最初から説明すると日が暮れてしまうので、ザックリと。
- 空軍士官として初登場(1960年代)
- クリー人ウォルター・ローソン(Captain-Ma-vell)と恋に落ちる
- 地球がクリー星人とスクラル星人との戦争に巻き込まれ世紀末状態になる
- 爆発事故に巻き込まれたキャロル・ダンバースは負傷し、ウォルター・ローソンとDNAが融合
- 超パワーを手に入れる
ウォルター・ローソンは、クリー人星のスーパーヒーロー キャプテン・マー・ベル(Captain Ma-vell)です。
マーベルではなくマー・ベルです。
キャロル・ダンバースの圧倒的な強さ
- 超人的パワー
- 音速の飛行能力
- 超感覚
- 予知能力
- 毒素耐久
- 宇宙空間で生存可能エネルギーブラスト
もうスーパーマンです。
ケヴィン・ファイギもキャプテン・マーベルは今までとは次元の違う強さになると言及していました。
強さはMCU最強レベルです。
X-MENシリーズで登場するジーン・グレイといい勝負ですね。
「 キャプテン・マーベル 」の解説ポイント【3選】
2人のキャプテン・マーベル
マーベルコミックスとDCコミックスの両方に、キャプテン・マーベルが登場します。
マーベルとDCに同じ名前のヒーローがいるということですね。
これはかなり、混乱します。
実際、なんで?
と思っている人は多いのではないでしょうか。
期間を区切って整理すると理解しやすいです。
- コミックス名 → キャプテン・マーベル 主人公 → キャプテン・マーベル
- ~1度、廃刊
- コミックス名 → SHAZAM! 主人公 → キャプテン・マーベル
- ~DCコミックスがキャプテン・マーベルの版権を取得
同時期にMarvelが会社名を商標登録していたため、コミックスのタイトルをキャプテン・マーベルにできなかったという経緯があります。
- コミックス名 → SHAZAM!
- 主人公 →SHAZAM!
- ~2011年以降は、DCコミックスも主人公の名前をShazamへと改名
紆余曲折があり、
Marvelコミックス → キャプテン・マーベル DCコミックス → シャザム
という流れに落ち着きます。
厳密にいうとキャプテン・マーベルはDCの方が先なんですよね。
DCのキャプテン・マーベルは、シャザムとして単独映画が公開されました。
原作では、ウォルター・ローソンとキャロル・ダンバースのDNAが融合し、 彼女はミズ・マーベルとなります。
NASAを退社し、ピーター・パーカー(スパイダーマン)と同じデイリー・ビューグル社で働きまして、ミズ・マーベルという名前を経てキャプテン・マーベルを名乗るようになります。
今作のキャプテン・マーベルは、マーベル史上初となる女性単独作品であると同時に、マーベル史上初の女性監督を起用した作品でもあります。
猫の正体
予告編の最後に登場した猫。
原作での猫ちゃんの名前は、チューイー。
キャロル・ダンバースに忠実な猫でして、正体はエイリアンです。
かわいい姿に騙されてはいけません。
今作での名前はグースであり、真の姿はフラーケンという怪物。
スクラル星人との関係
クリー人とスクラル星人は戦争中でして、クリー星は銀河三大列強のうちの1つ。
クリー星は地球調査のため、キャプテン・マー・ベルをスパイとして地球に潜入させます。
スクラル星人は、擬態能力を持ち、姿かたちを自由自在に変えられます。
スクラル星人は1人ではなく大量に存在し、原作でヒーローに擬態したりとかなりやっかいなヴィラン。
スクラル星人は、人の姿形を完コピする擬態能力を持ちます。
本編を見た人であれば分かると思いますが、スクラル星人は味方でした。
ある意味、衝撃的でしたよね。
MCUはフェーズ4へ
MCUの世代交代
エンドゲームを最後に、キャプテン・アメリカ役を演じてきたクリス・エヴァンスはMCUを卒業します。
MCUヒーローに世代交代の波が到来。
ケヴィン・ファイギは、キャプテン・マーベルがエンドゲームにおいて重要な役割を果たすと発言していました。
エンドゲームでは、サノスが指パッチンする寸前でキャプテン・マーベルがそれを阻止しましたから、重要な役割を果たしたと言っていいかと思います。
サノスとキャプテン・マーベルのバトルはシビれました。
フェーズ4は計5本を予定
エンドゲームは歴代興行収入において、ついにアバター超え(3000億円)を達成し歴代1位に君臨。
これは、マーベルのブランド価値をさらに高めることでしょう。
また、フェーズ4で公開される作品は、コミコン(サンディエゴ)で正式に発表されました。
フェーズ4で公開されるMCU作品は計5本で、TVドラマシリーズも配信される予定。
本数が多いので、整理しておきましょう。
まとめ
キャプテン・マーベルがアベンジャーズの新たなリーダーとなるのでしょうか。
フェーズ3を最後に今まで登場した多くのキャラクターが卒業することになります。
フェーズ4では、全く新しいキャラクターたちを多く登場させたいとマーベル側も言及しています。
今後の中心人物になっていくのは間違いなくキャプテン・マーベルでしょう。
今後のMCUシリーズに注目です。
最後に、短髪のキャロル・ダンバース最高にかわいくないですか?
やはり短髪キャロル・ダンバースが最高じゃないですか? pic.twitter.com/HLgTzqAcjN
— chicosia (@chicosia_com) September 15, 2019