【 ネタバレなし 】「 ワンダーウーマン1984 」考察レビュー、続編&ガル・ガドットの今後に期待したい

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DCコミックスが生んだ無敵の女性ヒーロー、ワンダーウーマン誕生秘話と活躍を描き、全世界で大ヒットとなった前作の続編。

第一次世界大戦が背景にあった前作から一転、1984年を舞台に世界を破滅に追い込もうとする新たなヴィランに立ち向かうワンダーウーマンを描く。

パティ・ジェンキンス(監督)とガル・ガドットが前作同様にタッグを組み、クリス・パインも続投する。

画像の引用元:IMDb公式サイトより
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目次

ワンダーウーマン1984

ワンダーウーマン1984
©ワンダーウーマン1984

公開日

2020年12月18日

原題

Wonder Woman1984

上映時間

151分

キャスト

  • パティ・ジェンキンス(監督)
  • ガル・ギャドット
  • クリス・パイン
  • クリステン・ウィグ
  • ペドロ・パスカル
  • ロビン・ライト
  • コニー・ニールセン

予告編

公式サイト

ワンダーウーマン1984

作品評価

  • 映像
  • 脚本
  • キャスト
  • 音楽
  • リピート度
  • グロ度
  • 総合評価

考察レビュー

ワンダーウーマン1984
©ワンダーウーマン1984

好きだった点

日本公開予定のハリウッドエンタテインメント系作品が軒並み上映延期やら配信サービスに移行やらでストレスを感じる今日この頃です。

まさに満を持しての公開となりました。

前作を想起させるオープニング、レース競技から「 正義は真実からしか生まれない 」という教訓を得た少女ダイアナが心身共に成長していきます。

この冒頭から世界観を感じ取ることができ、その後の展開を期待させる見事なシーンでした。

舞台を前作の第一次世界大戦から約70年後の1984年アメリカに大胆に移し、バブル前の80年代カルチャーが色濃く描かれた別次元の背景に興味をそそられました。

このシリーズ、やはりガル・ガドットの魅力に尽きますね。

彼女は容姿端麗でセクシーな上に、元軍隊に所属していたので身体能力も抜群なわけです。

キャプテン・マーベル 」のブリー・ラーソンや「 アベンジャーズ 」のスカーレット・ヨハンソンも素敵なんですが、逞し過ぎて女性としての魅力をあまり感じることが出来ず。

まあそれが自分の中では女性ヒーローのイメージで固まりつつありました。

その固定概念が「 ワンダーウーマン 」で彼女の存在を知ったことにより払拭されたのは一番の収穫でありました。

特に恋人スティーブ(クリス・パイン)と再会を果たしてからと、バーバラ(クリステン・ウィグ)との友情を育んでいく様は、

ダイアナの見た目の美しさだけでなく、人間的な心情も繊細に描かれていて好感が持てましたね。

鑑賞後に頭をよぎったのは、リチャード・ドナー版「 スーパーマン 」でした。

特に「 冒険篇 」は幼少時代に初めて1人で劇場鑑賞した思い入れのある作品であり、当時の鮮烈な映像体験は今でも脳裏に焼きついています。

スーパーマンとしてのクリストファー・リーヴのまごうことなき神々しさには、ガル・ガドットの立ち居振る舞いなどにも同じものを感じました。

当時のスーパーマンは手作り感覚満載のCG映像でした。

どこか今作「 ワンダーウーマン1984 」の派手になり過ぎないVFXアクションシーンと被る部分がオマージュ?

と感じました。

エンドクレジットで次なるヴィランらしきダイアナと近しい人物が登場しますが、若干インパクトが薄い気も(汗)

そんな一抹の不安は置いておくとして、PART3製作はほぼ確実と見ております。

ガル・ガドットに再会できることを今から心待ちにしております!

嫌いだった点

ヴィランであるマックス(ペドロ・パスカル)のインパクトが薄く掘り下げが甘い印象。

世界を破滅に追い込もうとする動機や息子との親子愛など、展開が唐突過ぎるんですよね。

バックボーンをもう少し深く練って描いてほしいと思いました。

1984年のカルチャーやライフスタイル、アメリカの情勢など、その時代を象徴するシーンが抑制されている気がして物足りなく感じました。

まとめ

DCEUシリーズ
©ワンダーウーマン1984

時代背景を分かり易く描いている点は面白かった。

前作では第一次世界大戦、今作では1984年アメリカ。

タイムトラベルしたかのように一転して舞台が変容します。

今後3作目が製作されるのであれば、このシリーズはある意味、前日譚とか現代とか、時代設定何でもアリなのでその辺りに非常に興味が湧いてきますよね。

ガル・ガドットを「 ワンダーウーマン 」を見るまで存じ上げなかったわけですが、大袈裟でなくそれまでのハリウッド女優という存在の概念が崩されるぐらい衝撃を受けましたよ。

来年は彼女主演で大作スパイ物やジェンキンス監督と再タッグを組む新作の公開もあるようで、いよいよ目が離せなくなってきました。

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