殉職した警官がサイボーグとして蘇り、悪の組織と戦うSF映画の金字塔シリーズ「 ロボコップ 」
斬新な設定と激しいバイオレンス描写が話題となり、第3作まで製作された。
その後、リメイク作品や続編が企画される等、今なおファンから根強い人気を誇る。
目次
第1作『ロボコップ』(1988)

あらすじ
公開日
1988年2月11日
原題
RoboCop
上映時間
103分
キャスト
- ポール・バーホーベン(監督)
- ピーター・ウェラー
- ナンシー・アレン
- ロニー・コックス
- カートウッド・スミス
- ミゲル・フェラー
予告編
公式サイト
なし
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
考察レビュー

今作の監督は「 トータル・リコール 」、「 氷の微笑 」等、過激な表現で知られるポール・バーホーベン。
ロボコップの造形は、特撮ヒーロー「 宇宙刑事ギャバン 」がモデルです。
その為、一見すると単純なヒーロー映画と思われますが、実際はダークなバイオレンンス作品になっています。
そのギャップが魅力の1つですが、私はそれが原因で子どもの頃トラウマになりました。
今作は荒廃した近未来のデトロイトを、民間企業オムニ社に買収された警察が管轄しているというディストピアが舞台です。
劇中でオムニ社が新たな企画として提案したのが、サイボーグ警官ロボコップ。
その過程で人間の死体が必要となります。
死体として利用されたのが、マフィアの一味によって殺害された今作の主人公(警官マーフィー)です。
マーフィーの死亡シーンは、映画史に残る残酷な場面だと思います。
ロボコップの戦闘シーンは、80年代ならではのCGを殆ど使わない手法ですが、現代でも通用するスタイリッシュな格好良さがあります。
一方で、ロボコップが人間だった頃の記憶に葛藤するシーンが、物語全体に漂っています。
だからこそ、ラストではカタルシスを感じる事ができます。