【 ネタバレなし考察 】シャザムの宿敵「 ブラックアダム 」
ドウェイン・ジョンソンという名の神話。
製作に10年かけたアンチヒーロー大作がDCに殴り込み!
ブラックアダムは、DCユニバースの歴史を変えるのか。
画像の引用元:IMdb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
ブラックアダム
あらすじ
公開日
2022年12月2日
原題
Black Adam
上映時間
124分
キャスト
- ジャウム・コレット=セラ(監督)
- ドウェイン・ジョンソン
- オルディス・ホッジ
- ノア・センティネオ
- サラ・シャヒ
- マーワン・ケンザリ
- クインテッサ・スウィンデル
- モー・アマー
- ボディ・サボンギ
- ピアース・ブロスナン
予告編
公式サイト
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
考察レビュー
今作の見どころは、ブラックアダムとそれを演じるドウェイン・ジョンソン。
演じるどころか、ブラックアダムそのものになっていました。
ドウェインは最高の肉体で撮影に挑むために、1年半のトレーニングを経て、リアルにスーパーヒーローの体を作り上げました。
まさに神がかった筋肉。
アーノルド・シュワルツェネッガーが「 ターミネーター2 」でT-800に扮した全盛期のようでした。
スーパーヒーローの大ファンである子どものアモンが、ブラックアダムにヒーロー指南をするところは、ジョン・コナーがT-800に決め台詞を教えたりしたシーンとソックリでした。
映画を観る少年たちが、スクリーンの少年に感情移入をして興奮するというかつての構図が、いまも続いていて、これからも続いて欲しいと感じました。
良かった点は、舞台となる都市カーンダックが、5000年前の奴隷制の古代と、軍政下の現在という対比で描かれていること。
時空を超えて、物語が立体的に語られることでスケールの大きさだけでなく、ブラックアダムの感情の変化が、細かく表現されていました。
残念だった点は、MCUを意識しすぎていること。
ヒーロー役のJSA(ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ)のメンバーがMCUヒーローに酷似していました。
リーダーのホークマンはホークアイ、ドクター・フェイトはドクター・ストレンジ、アトム・スマッシャーはアントマンそのもののように見えます。
ただし、JSAはDCユニバースにおける最古のヒーローチームで、1940年代の第二次世界大戦にまで遡られ、解散や再結成をしながら現代まで続いているので、模倣ということには当たりませんが。
アモンの部屋は、スーパーマン、ワンダーウーマン、バットマンたちのポスターやグッズが並んでいることから、ジャスティスリーグたちと同じ世界線であることが伺えます。
あるスーパーヒーローの登場が、今後のDCがマルチバース化することを示唆していますが、それが吉と出るかどうかが、これからの期待ポイントかも知れませんね。
まとめ
「 ワイルドスピード 」シリーズを観ていた時からずっと感じていた既視感。
今作を観終えてから、ようやく気づきました。
昔、よく観ていたプロレスラーの「 ザ・ロック 」だ!