ブラックパンサー 」が黒人の黒人による新しい世界観を生み出した名作だとすれば、DCEU「 ワンダーウーマン 」は女性の女性による新しいスーパーヒーローの時代を生み出した名作でした。
ワンダーウーマンは、1941年の「 All Star Comics 」でのデビューから、来年(2021年)で80周年を迎えます。
本記事では、今作の魅力と、年末に公開予定の「 ワンダーウーマン 1984 」との繋がりにおける疑問点について、考察してみたいと思います。
ワンダーウーマン
公開日
2017年8月25日
上映時間
141分
キャスト
- パティ・ジェンキンス(監督)
- ガル・ガドット
- クリス・パイン
- ロビン・ライト
予告編
公式サイト
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
考察レビュー
好きだった点
ヘミングウェイ短編集「 女のいない男たち 」という作品があります。
それと正反対の「 女だけの世界 」が、燦々と輝く太陽の光に反射して煌めく海に囲まれたセミッシラ島にありました。
鎧をまとった女戦士たちが「 300 スリーハンドレッド 」
引き締まった身体に、
女性たちの中で輝いているのが、
彼女の魅力については、後述します。
男性中心社会における男女の格差を、
男性だらけの軍部会議で、
ガル自身が「 ワンダーウーマンの凄い点は、男女の差を考えないこと。誰もが同じ人間なの。素敵ですよね 」
とコメントしていましたが、同感です。
嫌いだった点
特にありませんでした。
あえて挙げるとすれば、ダイアナが魅力的過ぎて、細部に目が行かないようになってしまう所ですかね。
ダイアナが強すぎるので、戦闘シーンではあまりハラハラしませんでした。
見どころ
何と言ってもガル・
ルッキズムを推奨する訳ではないのですが、「 世界で最も美しい顔100人 」にも選ばれたミス・イスラエルでもあり、
自らが演じるアクションシーンも見ものでしたが、良い意味で世間知らずなために、
そして、彼女の魅力を引き立てているのが、スティーブ・
「 人は不正を目にした時、何もしないか、
しかし、彼は毒ガスを大量に積んだ戦闘機で飛び立ち、
考察レビュー
年末に公開予定の、次回作「 ワンダーウーマン 1984 」が70年後の「 1984年 」であるのに、どうしてダイアナと、もう1人のヒーローであるスティーブ・トレバーが歳を取っていないのか。そもそもスティーブは、どのようにして復活したのか?
ダイアナ自身はゼウスの子「 ゴッドキラー 」という設定なので、歳は取っても見た目は、ほとんど変わらないという説明ができます。
ところが、普通の人間であるスティーブは、どのように復活したのでしょうか?
タイムループ、クローン説などが挙げられそうですが、セミッシラ島で救助された際に、温泉に浸かっていたのが、伏線となっている気もします。
温泉に何か特別な効能があり、不老不死もしくは、超人化したとか?
ジョージ・オーウェルの小説「 1984年 」、映画は「 1984(マイケル・ラドフォード)」に描かれたようなビッグブラザーが支配するディストピア世界が描かれるのか?
それとも単に80年代的な懐かしさを前面に出すのか、その辺も楽しみですね。
詳細が明かされていないので、想像を膨らませながら公開を楽しみにしたいと思います。
まとめ
ガル版ワンダーウーマンが登場するのは、今作の他に「 バットマンvsスーパーマン 」「 ジャスティスリーグ 」があります。
最新作「 ワンダーウーマン 1984 」を観る前に、予習しておくのも良いかも知れませんね。