「トップガン 」シリーズを考察(前作と続編のキャストにも注目)

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第2作『トップガン マーヴェリック』(2022)

トップガン マーヴェリック
©︎トップガン マーヴェリック

公開日

2022年5月27日

原題

Top Gun: Maverick

上映時間

131分

キャスト

管理人
前作でグースの親父が登場 → 続編でグースの息子登場 → 親父が死んだのはお前のせいだとマーヴェリックを恨んでいるという構図。
  • ジョセフ・コジンスキー(監督)
  • トム・クルーズ(マーヴェリック役)
  • マイルズ・テラー(ルースター役)
  • ジェニファー・コネリー(ペニー・ベンジャミン役)
  • ジョン・ハム(サイクロン役)
  • グレン・パウエル(ハングマン役)
  • ルイス・プルマン(ボブ役)
  • チャールズ・パーネル(ウォーロック役)
  • バシール・サラディン(ホンドー役)
  • ヴァル・キルマー(アイスマン役)

予告編

作品評価

  • 映像
  • 脚本
  • キャスト
  • 音楽
  • リピート度
  • グロ度
  • 総合評価

トップガン マーヴェリック(考察レビュー)

「 全てのシーン 」において「 続編とはかくあるべき 」と言える作品だろう。それはトム・クルーズを核としてジェリー・ブラッカイマーが理解を示し全てのステークホルダー、キャスト、スタッフのコントロールが成功した奇跡的な「 続編映画 」と僕は受け止めている。

トップガン マーヴェリック 」考察レビュー冒頭より

上記は当サイトでの、僕のレビューでの冒頭の言葉である。

前作の解説の中で実在するトップガン(アメリカ海軍戦闘機兵器学校)は、現在のカリフォルニア州からお隣の内陸部で海に面していないネバダ州に位置する。

今作では、カリフォルニア州最南端に位置するコロナド内ノースアイランド海軍航空基地と言うことになっている。

そうなると、今作でトップガンが移転してネバダ州だと都合が悪い。

ビーチバレーならぬビーチアメフトやビーチの波音が聞こえるBARロケーションがなくなり、前作との既視感的な演出が不可になってしまう。

しかし、現実がネバダ州として描かれなかったことに、裏読みをしたくなるのも人の心というもの。

先ずシチュエーションは、冒頭にあるピート・マーヴェリック・ミッチェル海軍大佐が、クラムジェットエンジン搭載の極超音速テスト機「 ダークスター 」のテストパイロットだったこと。

なんのことかって?

最新音速機の目的を考えれば分かるよね。

それは軍事衛星からも地上レーダーからも捕捉されず、的確に敵軍事基地を爆撃すること。

ドローン爆撃機のような物量戦ではないということ。

そうなると、ネバダ州は都合がよい。

ネバダは砂漠地帯が大半を占めていて、人口の3分の2は最南端のラスベガス付近に在住している。

州内の86%がアメリカ合衆国の管理地となっている。

その為か20世紀には、アメリカ国内で最も多くの地下核実験が行われた州でもある。

アメリカ政府の極秘施設の「 エリア51 」もネバダ州に存在している。

こうなると、都市伝説的だけど意味はある。

パラマウント社がトム・クルーズとトニー・スコットに「 トップガン2 」の製作をオファーした際に、トニー・スコット監督は、

トムのパートを少なくし、無人戦闘機での空中戦メインで計画していたとか。

トニー・スコット監督は、残念ながら2012年に自死されたことで、トムを中心に新たな企画構成がなされた。

今作でアイスマンが死去し、マーヴェリックは軍服を脱いだ体になっている。

しかし、万が一続編が企画されるならば、最新鋭爆撃機・無人戦闘機のサイバー戦に、アメリカ海軍の撃墜王たるマーヴェリック経験が必要とされるとイメージしてしまう。

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トップガンシリーズ(トリビア)

ジェリー・ブラッカイマー

トップガンのプロデューサーはジェリー・ブラッカイマーでして、彼は映画の制作にあたってアメリカ海軍の協力を得ました。

海軍は、映画の製作を支援する代わりに、映画が海軍のイメージを高めることを期待したと言われています。

映画の主題歌

「 Take My Breath Away 」は、1986年のアカデミー賞で最優秀オリジナル歌曲賞を受賞しました。

F-14 トムキャット

劇中使用されたF-14 トムキャットは、現在では退役している戦闘機です。

映画に登場する多くのシーンは、実際に空中で飛行している戦闘機を撮影したものではなく、模型やCGを使用したものでした。

特殊撮影

トップガンの監督トニー・スコットは、この映画を撮影するために特殊なカメラ技術を使用しました。

特に、F-14の飛行シーンを撮影するために、スコットは撮影用のカメラを戦闘機の下部に取り付け、空中からの映像を撮影しました。

主人公のマーヴェリックのサングラス

主人公のマーヴェリックが愛用しているサングラスは、レイバンの「 Aviator 」

この映画が公開された後、Aviatorサングラスの人気が急上昇し、レイバンはこの映画の成功によって大きな利益を得ました。

トップガン マーヴェリックの撮影

アメリカ海軍の協力の下、実際の戦闘機が使用されました。

映画の制作チームは、航空宇宙軍の指導の下で飛行操作を学び、撮影に備えたと言われています。

まとめ

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「 トップガン マーヴェリック 」は、物語が進むに連れて、過去の郷愁を現在から未来への進化すべき道筋を示してくれた。

表層の物語だけでなく、散りばめられたワードをフィクションとノンフィクションの双方で検証することで、更に深みにはまっていくのかもしれない。

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記事の監修者

ドキュメンタリー制作を専門とする独立系の映画会社 / 最新映画 〜ドキュメンタリーまで、幅広いジャンルを配信中 /

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