映画ライフ楽しんでますか?
映画シリーズを極めし称号を得るため日々トレーニングしています。
特別なことは何1つしていません、はい。
今回は、見るほどに味のでるスルメ映画「 ゴッドファーザー三部作 」について。
はい、今日もサクッといきましょう。
画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
ゴットファーザーシリーズ(事前知識)

本シリーズ原作は、マリオ・プーゾのベストセラー小説「 ゴッドファーザー 」
フランシス・フォード・コッポラがシリーズを通じて監督をつとめます。
彼は「 カンバセーション…盗聴… 」(1973年)「 地獄の黙示録 」(1979年)などで有名ですね。
ゴットファーザーシリーズ(公開順)
- ゴッドファーザー(1972年)
- ゴッドファーザー partⅡ(1975年)
- ゴッドファーザー partⅢ(1991年)
ゴットファーザーシリーズ(時系列順)
- ゴッドファーザー partⅡ(1975年) ヴィトー・コルレオーネの青年時代
- ゴッドファーザー(1972年)
- ゴッドファーザー partⅢ(1991年)
ゴッドファーザー

公開日
1972年3月15日
アカデミー賞において、作品賞・主演男優賞・脚色賞を受賞。
原題
The Godfather
上映時間
177分
キャスト
- フランシス・フォード・コッポラ(監督)
- アル・パチーノ
- ジェームズ・カーン
- ロバート・デュヴァル
予告編
公式サイト
なし
考察レビュー
物語の舞台は終戦直後の1945年。
NY5大ファミリーの一角で、最大勢力を誇るイタリア系マフィア「 コルレオーネ・ファミリー 」
ドン・コルレオーネ(ヴィトー)を中心としたファミリーのお話です。
今作最大の魅力は、数々の名俳優が出演している点。
知性溢れるアル・パチーノの演技、マーロン・ブランドの威厳ある演技が素晴らしかったです。
マーロン・ブランドを照らす照明も素晴らしい(あえて頭上から照明を当てたそうです)
冒頭結婚式シーンでは、照明によって「 暗 」と「 明 」が対照的に描かれます。
ゴッドファーザー partⅡ

公開日
1975年4月26日
アカデミー賞において、作品賞・監督賞・助演男優賞・脚色賞・作曲賞・美術賞を受賞。
原題
The Godfather Part II
上映時間
200分
キャスト
- フランシス・フォード・コッポラ(監督)
- アル・パチーノ
- ロバート・デュヴァル
- ダイアン・キートン
- ロバート・デ・ニーロ
予告編
公式サイト
なし
考察レビュー
物語の時系列はかなり複雑でして、脚本が成り立っているのが信じられない程です。
前作でコルレオーネ・ファミリーを継承したマイケルのその後と、その父ヴィトーがイタリアから移住して力を手にするまでが平行して描かれます。
今作の素晴らしい点は、全く異なる時系列の話を違和感なく対比的に語っている点。
時間を使って「 明 」と「 暗 」を対比的に描いています。
栄華を極めていくヴィトー・コルレオーネと、裏切りや崩壊に苦しむマイケル・コルレオーネ。
セリフやナレーションに頼るのではなく、俳優の演技や作品の魅せ方にこだわった演出。
「 語るより魅せる 」そんな演出が本当に素晴らしい。
2人のコルレオーネが魅せる「 明 」と「 暗 」に注目しましょう。
ゴッドファーザー partⅢ

公開日
1991年3月9日
原題
The Godfather Part III
上映時間
161分
キャスト
- フランシス・フォード・コッポラ(監督)
- アル・パチーノ
- ダイアン・キートン
- アンディ・ガルシア
- タリア・シャイア
- イーライ・ウォラック
予告編
公式サイト
なし
考察レビュー
コルレオーネ・ファミリーのドンとして、絶大な権力を握ったマイケル最晩年の物語。
「 part1 」「 part2 」の冷酷で非情なマイケルではなく、彼の苦悩や懺悔、弱さが中心に描かれます。
「 part1 」「 part2 」には劣るものの、「 part3 」も面白い。
マフィア映画ではありますが、今作で多く描かれるのは家族についてのお話です。
マイケル・コルレオーネの懺悔や後悔、元妻のケイ、ヴィンセントとメアリーの関係性など。
そして、過去2作で描かれてきたコルレオーネ・ファミリーの大河ドラマとは違い、孤独と老いを描いた悲しいドラマでもあります。