スターウォーズのメインキャラの1人 、ハン・ソロの若き日の放浪時代。
三つ子の魂百までと、ハン・ソロは若い頃から変わらなかった。
「 人は裏切るのが当たり前 」アウトロー修行のモットーはジェダイと正反対。
ハン・ソロの後の運命を予感させる物語。
ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー

公開日
2018年6月29日
原題
Solo A Star Wars Story
上映時間
135分
キャスト
- ロン・ハワード(監督)
- ハン・ソロ=オールデン・エアエンライク
- ベケット=ウディ・ハレルソン
- キーラ=エミリア・クラーク
- ランド・カルジリアン=ドナルド・クローヴァー
- ヴァル=ダンディ・ニュートン
- ヴォス=ポール・ベタニー
予告編
公式サイト
感想レビュー

天涯孤独のハン・ソロは、惑星コレリアで女ボスの元で泥棒を強要されています。
自由を手に入れたい彼は、恋人キーラと駆け落ちを試みみるも失敗。
キーラは連れ戻されます。
彼は、キーラ救出のためにパイロットになる決意をして帝国軍に入隊。
3年後、帝国飛行学校に入学するも命令違反で退校処分になります。
惑星ミンバンの戦場に歩兵として紛れ込んでいたのがバレて、地下牢に閉じ込められます。
そこに、ハン・ソロを殺すために遣わされたチューバッカが現れます。
命がけの戦いをしながら、2人は意気投合し地下牢を脱出。
生涯の相棒との出会いです。
その後、偽兵士として戦場に紛れ込んでいたベケットの盗賊一味に加わり、惑星ヴァンドアにある燃料コアクシウムの強奪を画策。
ところが、ハンの勇み足によって計画は失敗。
仲間も失います。
ベケットに強奪を依頼した組織のリーダー・ヴォスに呼び出されてあわや処刑と思われましたが、思わぬ助け舟が。
かつての恋人キーラはヴォスの片腕になっていたのです。
キーラの監視のもと、ベケット、ハン、チューバッカは惑星ケッセルでコアクシウムの強奪を試みます。
その上、仲間に加わったのはランド・カルジニアンです。
もともとのミレニアム・ファルコンの持ち主で、エピソード5「 帝国の逆襲 」でハンが冷凍保存に陥るハメになったのもランドの裏切りによってです。
ベケットは「 なぜ俺が生き残れたと思う。誰も信じなかったからだ。誰もがいつか裏切るそう思っていれば、傷つかない 」
とハンに忠告します。
そのセリフがラストのドンデン返しの伏線になっています。
コアクシウムは奪えるのか?
果たして、裏切り者は誰なのか?
好きだった点
ハンの師匠ベケットを演じるのはウディ・ハレルソンです。
人気刑事ドラマ「 トゥルー・ディテクティブ 」でも癖のある刑事を演じていました。
アウトローの教えはジェダイとは真逆で人を疑えと言うこと。
でもハンは全く師匠の言葉に従いませんでした。
むしろアナキンやカイロ・レンの師匠だったらウマが合ったのかも。
微妙だった点
ハンの初恋相手でのちに組織の参謀として再会するキーラを演じたのは大ヒットドラマ「 ゲーム・オブ・スローンズ 」で女王デナーレスを演じきったエミリア・クラーク。
冒頭では純粋な少女、後半ではクールな女性に変貌します。
ルパン三世で言えば、峰不二子のような存在でしょうか。
敵か味方か謎の存在です。
ですが、本来の彼女の陽気な性格が随所で垣間見え、魔性の女には程遠かったような気がします。
見どころ
裏切り上等のアウトロー世界。
だからこそ絶対に裏切らない心の絆が見える場面ではグッときますね。
ベケットにはヴァル、ランドにはL3-37、ハンにはチューバッカ。
お互い絶対裏切らない、時には自己犠牲をいとわない相棒との結びつきが尊いです。
考察・疑問点
ハンが危険を顧みずお宝を手に入れる様子はまるでインディ・ジョーンズです。
ハリソン・フォードが他のアクションヒーローと一線を画すのは、人間的肉体的な弱さを演技の中に持ち込んだことです。
失敗したり、裏切られたりしながらも戦う姿がリアルでした。
ハリソン・フォードは出演していないのにもかかわらず、改めて彼の魅力を再確認しました。
ハン・ソロは、お人好しで警戒心が薄い。
おっちょこちょいで、結構行き当たりばったり。
何度失敗しても次はうまくいくと思う楽観主義者。
危なかっしくてアウトロー失格なのか?
だからこそルークとレイアと仲良くなれたんでしょう。
まとめ

ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリーを見たら、ハリソン・フォード出演作品をまた見たくなりました。