【 ディズニープラス 】「 フェアリー・ゴッドマザー
 」考察レビュー、現実世界のハッピーエンドとは?

当ページの画像はIMDbまたは公式サイトより引用
フェアリー・ゴッドマザー_
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映画ライフ楽しんでますか?

今回は、ペンネーム(@ケンケン@エンタメ・書籍専門要約ライター)さんからの投稿レビューです。

「 いつか王子様が 」の呪いを打ち破る新しい幸せの魔法。

旧ディズニープリンセスと言えば、理想の王子様と出会って結婚するハッピーエンドな物語でした。

王子様と結婚するパターンの金字塔「 シンデレラ 」

カボチャ馬車とガラス靴を提供した妖精オバサン「 フェアリー・ゴッドマザー 」がシンデレラを幸せに導く。

旧ディズニー世代にとって「 幸せのシンボル的存在 」であるフェアリーゴッドマザーが、新しい幸せの形を提示し、物語の可能性を切り開きました。

王子様と結婚しない結末で、「 ありのままに生きる 」ことを訴えた傑作「 アナと雪の女王

今作は「 シンデレラの世界 」と「 アナと雪の女王の世界 」をつなげる物語です。

画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)

目次

フェアリー・ゴッドマザー

フェアリー・ゴッドマザー

©フェアリー・ゴッドマザー

公開日

20201211

原題

Godmothered

上映時間

110

キャスト

  • シャロン・マグワイア(監督)
  • アイラ・フィッシャー
  • ジリアン・ベル
  • ジリアン・シェイ・スペーダー

予告編

公式サイト

フェアリー・ゴッドマザー

作品評価

  • 映像
  • 脚本
  • キャスト
  • 音楽
  • リピート度
  • グロ度
  • 総合評価

感想レビュー

フェアリー・ゴッドマザー

©フェアリー・ゴッドマザー

好きだった点

フェアリー・ゴッドマザーは、キャラクター名ではなく上位クラスの妖精の名前。

妖精の国「 マザーランド 」での最後のフェアリー・ゴッドマザーの見習いが主人公エレノアです。

フェアリー・ゴッドマザーになるには、相当な修行期間を経る必要があります。

人の願いなしにフェアリーの仕事は成り立たない。

エレノアは最後の願いを書いた手紙を見て、手紙の送り主(少女)がいる人間世界へと旅立ちます。

2人の娘を育てるシングルマザーになったエレノア。

彼女を見ると、「 男はつらいよ 」の寅さん、「 オバケのQ太郎 」「 ハクション大魔王 」「がんばれロボコン」などを思い出しました。

エレノアの魔法は失敗だらけでした。

カボチャの馬車を作ろうとしても、カボチャが爆発するのでスイカで代用。

考えてみると東西でも、女性のズッコケキャラはなかなか思い当たりません。

ギャグ漫画でズッコケるのはたいてい男性でした。

エレノアのキャラクターはエッポクメイキングなのかも。

見どころ

夫を事故で亡くし、シングルマザーになったマッケンジーはハッピーエンドの図式から外れて、幸せをつかめなかったと自信をなくしています。

その思いを娘たちにまで押し付けて、歌手志望の長女ジェーンを否定。

ジェーンはすっかり自信を無くして、人前で歌おうとすると声がでなくなるイップスを抱えてしまいます。

エレノアの励ましを受けて勇気を取り戻したジェーンは、クリスマスのリサイタルでついに歌声を披露。

ジェーン(ジリアン・シェイ・スペーダー)の歌声が実に素晴らしかったです。

考察レビュー

フェアリー・ゴッドマザー

©フェアリー・ゴッドマザー

魔法の三原則

フェアリー・ゴッドマザー養成学校の校長が唱えるのは、何百年も変わらない魔法の三原則。

  • キラキラドレス
  • 真の愛をみつける
  • ハッピーエンド

校長以外のフェアリー・ゴッドマザーたちは、三原則に飽き飽きしています。

「 他に何か違うものは?」と言っても、校長は古い原則を変えようとしません。

とくにキラキラドレスに笑ってしまった。

劇中では時代錯誤のギャグでして、現実にも旧世代が押し付けた理想や幸福に当てはまらず、悩む人は多いと思います。

マッケンジーも、その中の1人でした。

エレノアとの交流を通して、真の幸福は人それぞれでいいのだと。

娘たちといることが自分の幸せなのだと気付きます。

事前に見ておくべき作品

今作の設定は「 シンデレラ 」に登場するフィッシャーゴッドマザーありき。

よって、アニメ版「 シンデレラ 」(実写版でもOK)を見ておくと、パロディ自体の意味が理解できるでしょう。

劇中に登場した映画「 サウンド・オブ・ミュージック 」には、

「 マイフェイバリットシングス 」

「 サウンド・オブ・ミュージック 」

が使われているのでチェックしてみてください。

まとめ

©フェアリー・ゴッドマザー

今の幸せを感じられる心温まる作品です。

映画「 ソウルフル・ワールド 」を筆頭に、今後のディズニーのキーワードは「 多様性 」ですね。

フェアリー・ゴッドマザー_

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