「 マレフィセント 」シリーズ、眠れる森の美女では描かれなかった幼少期からのストーリー
映画ライフ楽しんでますか?
今回は、ペンネーム(@D)さんからの投稿レビューです。
「 眠れる森の美女(1959年)」に登場するディズニーヴィランズのオピニオンリーダーマレフィセント。
その知られざる過去に迫る実写スピンオフ2作品で、新たな解釈が入っていました。
この記事を読めば、マレフィセントのイメージがきっと変わるはず!
画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
マレフィセント
公開日
2014年7月5日
原題
Maleficent
上映時間
97分
キャスト
- ロバート・ストロンバーグ(監督)
- アンジェリーナ・ジョリー
- エル・ファニング
- シャールト・コプリー
- ブレントン・スウェイツ
- サム・ライリー
予告編
公式サイト
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
感想レビュー
「 眠れる森の美女 」とは異なるストーリー展開(リメイク)です。
一番の違いは、マレフィセントはヴィランなの?
といった疑問を抱かずにはいられない、大きな改変がありました。
好きだった点
「 眠れる森の美女 」は王道で不朽の名作ですが、75分と短い作品です。
本作では、眠れる森の美女で描かれなかった幼少期のマレフィセントから話が始まるので、オーロラ姫に呪いをかけたくなる気持ちがよく理解できるようになっています。
そして、マレフィセント目線なので、人間全般、特にステファンが悪く描かれています。
ステファンも王様だけでなく、戦士として戦うなど別人として描がかれています。
実は今作でのヴィランはステファンです。
これにはビックリしました。
嫌いだった点
各キャラクターたちの役割分担の不均等さ。
妖精たちとフィリップ王子の必要性が感じられません。
眠れる森の美女とは違い、マレフィセントがオーロラ姫を少女時代から見守っているため、城から離れた場所で暮らしている意味がない。
育ての親がマレフィセントと妖精たちと重なっています(妖精達の名前もなぜか変更)。
オーロラ姫が歌うシーンもなくなり、フィリップと恋に落ちている感じが薄っぺらいのです。
フィリップは道に迷った変な人くらいの印象で、マレフィセントを倒してもいないのにいきなりキス。
犯罪レベルです(笑)
見どころ
ヴィランとして描かれなかったマレフィセントの新たな解釈(=真実の愛)。
そもそも自分でオーロラ姫にかけた呪いですが、呪いをかけたことに後悔している描写もあり、マレフィセントの心の葛藤を感じます。
考察・疑問点
ステファンがなぜかマレフィセントの翼を16年以上も腐らずに保存できて、それがマレフィセントの元に戻った途端に一瞬でくっついて復活。
それなら仮に保存できたとしても、残しておくのはリスク、すぐに処分が必要でした。
1番の見せ場であったマレフィセントのドラゴン変身がなくなっています。
変わりにディアヴァル(旧名:レイバン)が、めっちゃ変身(人間・狼・馬・ドラゴン)します。
マレフィセント2
公開日
2019年10月18日
上映時間
118分
キャスト
- ヨアヒム・ローニング(監督)
- アンジェリーナ・ジョリー
- エル・ファニング
- サム・ライリー
- ミシェル・ファイファー
- ハリス・ディキンソン
予告編
公式サイト
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
感想レビュー
前作マレフィセント(2014年)が「 眠れる森の美女(1959年)」のリメイクにより、パラレルワールドになっていました。
その続編は、さらにやりたい放題!
好きだった点
マレフィセントの秘密に迫る深ぼり。
現代的なアップデートの深化により、新たな種族が出てきてスケールアップ。
嫌いだった点
前作から、薄っぺらい関係だったオーロラ姫とフィリップが結婚。
その挨拶でマレフィセントを連れて、フィリップの親に挨拶に行きます。
アルステッドの国王ジョン、その王妃イングリス(ミシェル・ファイファー)が登場。
そのメンバー皆でご飯を食べる変な作品です。
この辺は全部カットでもよくて、もっとアクションシーンを膨らませて欲しかった。
見どころ
今回は、女王対決による戦争映画です。
今作のヴィランはイングリス王妃。
イングリス王妃は、典型的な腹黒い権力者でムーア国の侵略を企てています。
マレフィセントの出自が判明し、種族を超えた戦いに。
考察・疑問点
もはや「 眠れる森の美女 」からかけ離れた話になっています(笑)
マレフィセントがドラゴンから不死鳥設定に変わっているのは違和感ですし、オーロラ姫の涙により復活の理由も感覚的なものです。
最終的なイングリス王妃への裁きも甘い。
まとめ
史上最恐のヴィラン、マレフィセント。
実写版は、新たな解釈(主にマレフィセントの愛)が加わったパラレルワールドでした。
これでマレフィセントは、ディズニー映画の中で、3つの世界に存在するキャラクターになります。
「 眠れる森の美女 」
「 ディセンダント 」
「 マレフィセント 」
「 眠れる森の美女 」の完成度の高さがより際立ったように思います。