
今回は、ペンネーム@ジョナさんからの投稿レビューです。
「 運命 」が殺人鬼という風変わりな設定、登場人物たちの容赦ない死にざまが、20年前に人気を博したファイナルデッド(=デスティネーション)シリーズ。
名前だけそっくりの便乗作品も多数あるので、これから見る人は要注意です。
目次
ファイナル・デスティネーション


公開日
2001年1月20日
原題
Final Destination
上映時間
97分
予告編
なし
キャスト
- ジェームズ・ウォン(監督)
- デヴォン・サワ
- アリ・ラーター
- ショーン・ウィリアム・スコット
公式サイト
なし
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
考察レビュー


主人公アレックスの予知夢により、飛行機の墜落死を免れたアブラハム高校の数名のクラスメイトと、死神(=避けられない死)との追いかけっこが始まります。
本来は死ぬはずだった生存者たちが、順番通りに不可解な死を遂げていく中、デスサイン(小さな予兆)を見逃さないように四苦八苦するのがお約束ですが、
視聴者も映像の中から、ヒントを探し出し(どのように死ぬのか)色々と推理するのも醍醐味の1つです。
オープニングで、部屋に映された本が「 セールスマンの死 」「 白鯨 」なのも、意味深ですね。
主人公が、予知する直前に、飛行場で見かけた車両に「 666 」という数字が記されているのも不吉。
古今東西の有名人の死に方を記した、山田風太郎「 人間臨終図巻 」が愛読書なのですが、今作では、その例に当てはまる死に方は出てきませんでした。
あまりに呆気なく、とんでもない死に方が繰り返されるので、恐怖よりも笑いが出て来そうになり、「 サウスパーク 」のケニーを思い出しました。
放映中に、ケニーは必ず死ぬのでした。
「 大変だ!ケニーが殺されちゃった、この人でなし! 」そして、彼らも。
バン!(グシャッ)エンドロール。