
2022年7月21日からアメリカで開催された「 サンディエゴ・コミコン・インターナショナル2022 」にて。
3日目の7月23日にマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長から現在展開中のフェーズ4、その後に続くフェーズ5とフェーズ6は一部作品として制作発表がされた。


フェーズ4は、残り3作品である。
「 I am Groot(2022年8月10日)」Disney +
「 シー・ハルク:ザ・アトーニー(2022年8月17日)」Disney +
「 ブラックパンサー / ワカンダ・フォーエバー(2022年11月11日)」
フェーズ1~3までを「 インフィニティ・サーガ 」
フェーズ4~6までを「 マルチバース・サーガ 」と呼称する。
2023年以降に展開するフェーズ5の各作品タイトルから想定できるキーワードと、MARVELで提示されていた位置づけを考察してみたいと思う。
画像の引用元:IMdb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
MCU フェーズ5(公開順)
MCUシリーズ(映画)
- アントマン&ワスプ:クアントゥマニア
(2023年2月17日) - ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3
(2023年5月5日) - ザ・マーベルズ
(2023年7月28日) - ブレイド
(2023年11月3日) - キャプテン・アメリカ:ニュー・ワールド・オーダー
(2024年5月3日) - サンダーボルツ
(2024年7月26日)
ディズニープラス(ドラマ)
- シークレット・インベージョン
(2023年春) - エコー
(2023年夏) - ロキ シーズン2
(2023年夏) - アイアンハート
(2023年秋) - アガサ:カヴン・オブ・カオス
(2023年冬) - デアデビル ボーン・アゲイン
(2024年春)
アントマン&ワスプ:クアントゥマニア


公開日
2023年2月17日
原題
Ant-Man and the Wasp:Quantumania
考察
当初の予定ではフェーズ4を構成する予定だったが、今回のコミコン発表でフェーズ5の導入作品となる。
今品のヴィランとなる征服者カーン。
カーンは、既に配信された「 ロキ 」に時間取締局(TVA)の創設者である「 在り続ける者 」として登場している。
征服者カーンは、タイムトラベル技術を発見したナサニエル・リチャーズ(ファンスタティック4のリーダー:リード・リチャーズの子孫)であり、
古代エジプトの支配者から40世紀と多くの時間世界に存在している。
既にご存知と思うがフェーズ6「 Avengers:The Kang Dynasty 」のタイトルにクレジットされている。
フェーズ1「 アベンジャーズ 」でカメオ出演したサノスのように注力必須!
しかし…常にロキは強大な侵略者を人類にぶつけてくる。
「 クアンタム(Quantum)」は量子のことであり、コンピューター用語でタイム・スライスの意味で使われ、1台のコンピュータをマルチタスク実行させるために個々のプログラムを細かく時間制御することを示す。
余談としてスコット・ラング / アントマンは、Disney +配信中の「 チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ 」に本人役としてカメオ出演している。
ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー Vol.3


公開日
2023年5月5日(全米公開予定)
原題
Guardians of the Galaxy Vol. 3
考察
何を語るでもない!
監督 / 脚本でジェームズ・ガンが続投し、クリス・プラット他、主要メンバーも続投。
ラヴェジャーズのヨンドゥに変わるリーダーのスタカー・オゴルドとして、シルヴェスター・スタローンが登場する。
ザ・マーベルズ


公開日
2023年7月28日(全米公開予定)
原題
The Marvels
考察
要するに「 キャプテン・マーベル 」の続編である。
キャロル・ダンバースの親友(マリア・ランボー)の娘(モニカ)が成長した姿として、ドラマ「 ワンダヴィジョン 」と同様に登場する。
現在配信中の「 ミズ・マーベル 」からミズ・マーベルも登場する。
ブレイド


公開日
2023年11月3日(全米公開予定)
原題
Blade
考察
主演は「 ムーンライト 」「 グリーンブック 」で多くの助演男優賞を受賞したマハーシャラ・アリなのも期待が膨らむ。
シーズン4「 エターナルズ 」のポストクレジットで、エターナルズの1人セルシの恋人(デイン・ウイットマン)に、
「 いいんですか、ウィットマンさん?(Sure you’re ready for that, Mr. Whitman?)」と声をかけたのがブレイドである。
デインが手にする剣は、「 魔剣エボニーブレイド 」
エターナルズの1人セナが、宇宙船ドーモ内で手にしたのは聖剣エクスカリバーである。
両剣共にアーサー王の伝説に登場する。
エボニーブレイドは呪われている為に、MARVELの中でも本来所有するデインが3代目ブラックナイトとなり、強大な力を示すと共に呪いに見舞われ、多くのヒーローたちが助力している。
リブートされた今作が、ブレイドの今までの活躍を中心とするのか?
アベンジャーズと絡むのか?
これからの展開に期待したい。
キャプテン・アメリカ:ニュー・ワールド・オーダー


公開日
2024年5月3日全米公開予定
原題
Captain America:New World Order
考察
「 アベンジャーズ:エンドゲーム 」でキャプテン・アメリカを継承したファルコンことサム・ウィルソンがタイトルとしてキャプテン・アメリカを名乗る作品。
またフェーズ4の第2弾ドラマ「 ファルコン&ウィンター・ソルジャー 」の続編と言われている。
意味深なのはサブタイトルのニュー・ワールド・オーダー/New World Orderは、「 新世界秩序 」を意味し、陰謀論的に捉えれば一部のパワーエリートによる世界政府を確立し、
地球規模で政治・経済・金融・社会政策の統一を目的として、最終的には個の思想・行動を制御する管理社会の実現を目論んでいる。
サンダーボルツ


公開日
2024年7月26日(全米公開予定)
原題
Thunderbolts
考察
実は今作の期待度が高い。
ウィリアム・ハート演じるサディアス・ロスは、MCUフェーズ1の「 インクレディブル・ハルク 」以降、
「 シビル・ウォー:キャプテン・アメリカ 」
「 アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー 」
「 アベンジャーズ:エンドゲーム 」
「 ブラック・ウィドウ 」
に登場している。
ロスの現役時代の異名が「 サンダーボルト(電光石火)」が本タイトルに繋がる。
アメリカ陸将時代のスーパーソルジャー計画で、ハルクを生み出し失態からヒーローたちを快く思っていない。
ソコビア協定からの、アベンジャーズ等々の政府管理を率先して奨めていた。(この頃は国務長官に出世している)
「 ブラック・ウィドウ 」では、逃亡しているソコビア協定に叛したアベンジャーズ・メンバーを追っていることが解る。
ポストクレジットでは、ナターシャからブラック・ウィドウを継承したエレーナに、ナターシャ殺害の実行犯がクリント・バートン(ホークアイ)だと進言していると共に、
ナターシャの家族とレッドルームのウィドウたちを協力管理下に置いているように思えた。
この時に「 サンダーボルツ 」という新チームが発足されたと想定していた。
そういった背景から「 ブラック・ウィドウ 」メンバーの再登場に期待したい。
揶揄するならMCU版「 スーサイド・スクワッド 」をハードに魅せてくれるのだろうか?