アイアンマン

公開日
2008年9月27日
上映時間
126分
キャスト
- ジョン・ファブロー(監督)
- ロバート・ダウニー・Jr
- テレンス・ハワード
- ジェフ・ブリッジス
- ショーン・トーブ
- グウィネス・パルトロー
予告編
公式サイト
なし
アイアンマン製作の裏話
1996年に倒産の危機から何とか窮地を脱出したマーベル。
ブレイド、スパイダーマン、X-MENの大ヒットによりマーベル社の株価は上昇しました。
2003年、当時のマーベルエンターテイメントの最高責任者デヴィッド・メイゼルは、マーベル社を建て直すために立ち上がります。
今後7年間の間に10本のマーベル映画を製作するため、投資銀行メリル・リンチから融資を受ける計画を立案。
融資額は5億2500万ドル。(現在の日本円に換算すると約580億円)
マーベル社がメリル・リンチから融資を受けたかった理由はただ1つ。 自社で映画を製作して映画収益を総取りするためでした。
投資銀行メリル・リンチへ提出した事業計画書に記載されたキャラクターたちは下記の通り。
- アントマン
- ホークアイ
- ブラックパンサー
- アベンジャーズ
- シャン・チー
- パワー・パック
- クローク&ダガー
- ニック・ヒューリー
- キャプテン・アメリカ
- ドクター・ストレンジ
マーベルは上記のキャラクターをメリル・リンチに担保として差し出します。
もし製作した映画がヒットせず事業が失敗に終わった場合、担保にしたキャラクターの権利はメリル・リンチへ渡ることを意味していました。
リスク高すぎますよね。
成功したから良いものの、失敗していたら今のマーベル映画の歴史もまた違ったものになっていたでしょう。
マーベルはリスクを承知で賭けに出たのです。
倒産の危機からようやく持ち直したマーベル社が、敢えてリスクを取り融資実現を目指した決断。
この決断は、マーベル社の歴史を大きく変えることになります。
担保に差し出したキャラクターは、マーベルにとって一部ファンを以外はあまり知名度が高くないキャラクターばかりでした。
メリル・リンチとの融資は2005年4月に締結。
こうしてマーベル社が長年構想していた自社映画製作会社マーベルスタジオズの歴史が幕を明けます。
マーベル・スタジオズは、メリル・リンチの融資により実現したのでした。
記念すべきMCU第一弾。
考察レビュー
MCUシリーズを通じて最も重要な役割を果たすトニー・スタークが中心に描かれます。
トニ・スタークが変身してアイアンマンとなります。
メリル・リンチへ提出した事業計画書にアイアンマンの名前はなかったため、アイアンマン製作に融資金を使うことが出来なかったマーベルは、自社でアイアンマン製作費用を調達。
メリル・リンチから5億ドル以上の融資を受けたマーベル社は、皮肉にも自社で調達した資金で製作したアイアンマンが融資以上の額のヒットを記録します。
結局は融資を受けなくても自力でヒットを生み出せたマーベルの底力を感じました。
今作は、世界的にウルトラヒットを記録。
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
インクレディブル・ハルク
公開日
2008年8月1日
上映時間
112分
キャスト
- ルイ・レテリエ(監督)
- エドワード・ノートン
- リヴ・タイラー
- ティム・ロス
予告編
公式サイト
なし
考察レビュー
旧作のハルクとは違い、今作でのハルクは登場が早い。
深い内容は一切ないのに面白い。
ただ緑の巨体とそれ以上の巨体が肉弾戦で闘うのですが、シンプルでよい。
マーベルは観客の心をよく分かっています。
クライマックスのハルクとアボミネーションのガチバトルが最高。
ハルクスマッシュに撃沈するアボミネーション。
クライマックスシーンで「 ハルクスマッシュ~!」と言って両手をパチン!
と叩いて爆風を起こすのですが「 そこハルクスマッシュする暇あったら早く爆風起こせよ!」
と思いますが、ハルクの必殺技なので許してあげましょう。
リブ・タイラーが若くて可愛い。
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
マーベル変革期
ウォルト・ディズニーの買収
2009年 ウォルト・ディズニーが40億ドルでマーベル・エンターテイメント買収を発表。
映画部門のマーベル・スタジオズも当然のことながらその中に含まれていました。
ディズニーは、ルーカス・フィルムも買収。
ディズニーがなぜマーベル社やルーカス・フィルムを買収したのでしょうか?
その理由は、若年層向けの人気キャラクターがディズニーに存在しなかったからです。
スター・ウォーズを保有するルーカスフィルム買収も同じ理由です。
ディズニーの経営戦略が、自社に足りないものを買収で補っていくというスタイルなのです。
想像はつくかと思いますが、マーベル・スタジオズの映画戦略に口を挟むディズニー幹部もいました。
< ディズニーの主張 >
< マーベル社の主張 >
個々のストーリーを展開した後に、全員が集合する作品を世に送り出す。
これがマーベルコミックスが長年にわたって発展してきた王道パターンです。
マーベルは原作コミックスを忠実に再現するのに全力を注いできたわけです。
彼らからしてみれば、ディズニー側の主張は誤った考えだったのです。
アイアンマン2
公開日
2010年6月11日
上映時間
124分
キャスト
- ジョン・ファブロー(監督)
- ロバート・ダウニー・Jr
- ミッキー・ローク
- ドン・チードル
- スカーレット・ヨハンソン
- グウィネス・パルトロー
- サミュエル・L・ジャクソン
予告編
公式サイト
なし
考察レビュー
ミッキー・ロークがヴィラン(敵役)を演じます。
アイアンマン2も最高に面白いので是非ご覧ください。
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
マイティソー
公開日
2011年7月2日
上映時間
114分
キャスト
- ケネス・ブラナー(監督)
- クリス・ヘムズワース
- ナタリー・ポートマン
- トム・ヒドルストン
- アンソニー・ホプキンス
予告編
公式サイト
なし
マイティソー(舞台設定)裏話
製作初期段階で、製作側とケヴィン・ファイギが舞台設定について議論します。
< 製作側の主張 >
< ケヴィン・ファイギの主張>
最終的に、ケヴィン・ファイギの主張が採用されました。
考察レビュー
天上界アズガルドの王オーディンの命令に背いたソーは、人間界へと堕ちます。
兄弟喧嘩ですね。
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー
公開日
2011年10月14日
上映時間
124分
キャスト
- ジョー・ジョンストン(監督)
- クリス・エヴァンス
- セバスチャン・スタン
予告編
公式サイト
なし
ファースト・アベンジャー(裏話)
ストーリーの舞台は第2次世界大戦。
マイティソーの時と同じく、製作側とケヴィン・ファイギの意見が衝突。
< 製作側の主張>
< ケヴィン・ファイギの主張
主人公スティーブ・ロジャーは、氷漬けの状態から現代に蘇ります。
氷漬けから解放され、現代社会の中で苦しむ姿を描くのならば、観客にとって説得力があるべきですよね。
主人公スティーブ・ロジャーに説得力を持たせるには、ストーリー設定を第2次世界大戦にする必要があったわけですね。
ケヴィン・ファイギは、製作側よりも観客の心を分かっています。
最終的に、ケヴィン・ファイギの主張が受け入れられます。
MCUシリーズでケヴィン・ファイギが果たした役割は大きい。
考察レビュー
ヒョロヒョロなスティーブ・ロジャースが超人ソルジャーになるまでが描かれます。
スティーブ・ロジャースの劇的ビフォーアフターを是非ご覧あれ。
ライザップもビックリです。
彼は祖国の死守するキャプテン・アメリカとして活躍し、MCUシリーズでトニー・スタークと並ぶ重要キャラクターに。
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
アベンジャーズ
公開日
2012年8月14日
原題
Marvel’s The Avengers
上映時間
143分
キャスト
- ジョス・ウェドン(監督)
- クリス・エヴァンス
- ロバート・ダウニー・Jr
- マーク・ラファロ
- トム・ヒドルストン
- クリス・ヘムズワース
- コビー・スマルダーズ
- スカーレット・ヨハンソン
- ジェレミー・レナー
- サミュエル・L・ジャクソン
予告編
公式サイト
なし
考察レビュー
フェーズ1を締めくくる作品。
フェーズ1で登場した主要キャラクターが集結し、ロキ含むサノス軍団と戦います。
アイアンマンの活躍によりアベンジャーズは勝利します。
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
以降は、フェーズ2へと続きます。