「 ドクター・デスの遺産 」考察レビュー、犯人の正体は?
こんにちは、Johnです。
映画ライフ楽しんでますか?
今回は、ペンネーム(@ゆっちょん)さんからの投稿レビューです。
実在した医師をモデルに描くサスペンス作品!
130人もの患者を安楽死させたドクター・デスは、救いの神なのかそれとも殺人犯なのか?
画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
ドクター・デスの遺産
公開日
2020年11月13日
上映時間
120分
キャスト
- 深川栄洋(監督)
- 綾野剛
- 北川景子
- 岡田健史
- 前野朋哉
- 青山美郷
- 石黒賢
予告編
公式サイト
作品評価
[rate title=”5つ星”]
[value 2]映像[/value]
[value 3]脚本[/value]
[value 4]キャスト[/value]
[value 3]音楽(BGM)[/value]
[value 2]リピート度[/value]
[value 1]グロ度[/value]
[value 3 end]総合評価[/value]
[/rate]
感想レビュー
人物紹介がドラマ仕立てで面白かった。
最近の作品は、スッと物語に入るけれどOPがあって全体としてもスペシャルドラマっぽい作品だったかなと。
安楽死という重いテーマではあるけれど、見えない犯人を突き止めドンドン犯人に近づいていく瞬間が面白い。
テンポ感がよく、物語の中にスッと入り込めた。
ただ、周りで安楽死を望んだ人がいたとしたら、自分だったらどうするだろう?と考える深い作品。
それ程、身近であってもおかしくないテーマでした。
なんといってもシークレットキャスト(素晴らしいキャスト)
後半は犯人の演技が圧巻でした。
その犯人の演技を見るだけでも価値があるなと思う。
好きだった点
警視庁No.1コンビと言われている犬養隼人(綾野剛)と高千穂明日香(北川景子)。
犬養は破天荒でありながら直感型でして、高千穂は冷静沈着で分析型。
刑事ものにつきものである凸凹コンビ。
この2人がバディとなりドクター・デスの捜査をしていくが、凸凹コンビでありながら優秀である2人だから、話が噛み合わなかったり追突することはなかった。
犬養が高千穂の先輩なのもあり、捜査中は高千穂に指示することも多い。
そんな2人が仕事終わりの居酒屋で、立場が真逆になるシーンがすごく好きでした。
仕事では高千穂が犬養を受け止め、お酒の席では養が高千穂を受け止めるシーンが唯一のホッコリ描写。
安楽死という重いテーマで描かれているからこそ、少しでも笑えるシーンがあると心が楽になりますよね。
嫌いだった点
映像の撮り方で引きが多く、表情を見たいのに、ここは引きなのか?というシーンが多かった。
私はどちらかと言えば、俳優陣の表情が見たいので引きの撮り方は苦手。
長回しのシーンも多く、「 あ、ここ長いな 」と思う点がいくつかありました。
見どころ
明かされていない複数のシークレットキャスト。
豪華なキャストを、よく明かしていないなと。
この人が犯人なんだと分かってしまうが故に、シークレットとして名前が隠されていること自体が新しく面白いなと思いました。
犯人が判明したシーンは鳥肌モノ。
考察・疑問点
高千穂が犬養を何でも知り尽くしている理由を知りたかった。
劇中ではそこまで描かれていないため、後半で犬養を追って高千穂が動いた時は不思議でしたね。
犬養と高千穂がどうしてバディを組むことになったのか?
2人の関係性も詳しく描いて欲しかった。
まとめ
今作には原作があります。
「 このミステリーがすごい! 」で大賞を受賞した中山七里先生による刑事犬養隼人シリーズ「 ドクター・デスの遺産 」
原作は未読ではありますが、作品の世界観に引き込まれました。
見ている人に分かりやすく伝えてくれるため、難しい部分はありませんが、より詳しく作品を知りたいと思う人は原作を読むことをおすすめします。