劇場版「 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE 」大人向け人気アニメシリーズの集大成

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文・ライター:@UK

昨年も多くのアニメ作品が興行でも上位を占めましたが、今回ご紹介するのは、先月から展示会が始まり映画自体は昨年上映されていた大人の熱烈なファンの多いことで知られるPSYCHO-PASSシリーズの劇場最新版。

2012年のテレビシリーズ第1期から2020年の第3期完結編、そして劇場最新版とこれまで延べ12年にも渡り愛され続けてきた人気アニメで、その集大成となる作品でもある本作ですが、

本記事では、そんな人気オリジナルアニメの最新作における見所について独自の視点から紹介します。

目次

劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE

©︎PSYCHO-PASS-サイコパス

あらすじ

世界紛争で荒廃した国際社会の中でも人間の心理状態や性格的傾向を測定・数値化し、犯罪係数「通称:サイコパス」を「シビュラシステム」と呼ばれる管理施策を徹底することで、犯罪のない平和な生活を享受できる社会を築いた近未来の日本。シビュラシステムや国を揺るがしかねない影響を及ぼす重大文書であるストロンスカヤ文書を巡り、主人公の公安局統括監視官常守朱がかつての同僚である狡噛慎也らと共に文書を狙う謎の組織ピースブレーカーの一味と対峙し、問題解決の為に身を投じていくが果たしてその先に待ち受ける真実と正義とは一体。

公開日

2023年5月12日

上映時間

120分

予告編

キャスト

  • 塩谷直義(監督)
  • 常守 朱(花澤香菜)
  • 狡噛慎也(関 智一)
  • 宜野座伸元(野島健児)
  • 六合塚弥生(伊藤 静)
  • 唐之杜志恩(沢城みゆき)
  • 霜月美佳(佐倉綾音)
  • 雛河 翔(櫻井孝宏)
  • 須郷徹平(東地宏樹)
  • 花城フレデリカ(本田貴子)
  • 雑賀譲二(山路和弘)
  • ドミネーター(日髙のり子)
  • 慎導 灼(梶 裕貴)
  • 炯・ミハイル・イグナトフ(中村悠⼀)
  • 舞⼦・マイヤ・ストロンスカヤ(清⽔理沙)
  • 甲斐・ミハイロフ(加瀬康之)
  • 慎導篤志(菅⽣隆之)
  • 砺波告善(大塚明夫)

公式サイト

劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE

作品評価

  • 映像
  • 脚本
  • キャスト
  • 音楽
  • リピート度
  • グロ度
  • 総合評価

考察レビュー

©︎PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE

本作の見所は何といっても、個性の光る登場人物、音楽、そして声優陣。

常守朱や狡噛慎也、宜野座伸元といった主要なキャラクターを始めとして、登場する一人一人のキャラクターがとても個性的で、思わず感情移入して応援したり思い入れがあって推したくなります。

それぞれが己の持つ信念、美学、哲学を兼ね備えていて、その中でも他者との共存や挫折を得て考えを改めて成長していく。

それは本作の中でも描かれている所であり、魅力的で惹きこまれます。

そして、本作は序盤で人気ロックバンドグループの「 凛として時雨 」の「 アレキシサイミアスペア 」が流れますが、

躍動的でかつ映画の中の登場人物たちの葛藤や苦悩をこれ以上ない位カッコよく演じていて、この曲だけを繰り返し後日聴いていても映画のシーンを思い返して、余韻に浸れます。

元々テレビシリーズでも楽曲を手がけてきていますが、本作も見事に作品とシンクロし、世界観を音楽で体現しています。

映画の中で要所の場面で使われるメインテーマなど、音楽にも注目して鑑賞していただきたいです。

何より特徴的なキャラクターを声の立場から演じている声優の方々の、作品そしてキャラクターに対して、強く深い思い入れがあり、

高い熱量と愛着を持って演じていらっしゃるのがひしひしと伝わってきました。

声優の方々も作品を重ねる毎にキャラクターと共に成長し、心や環境の変化にも柔軟に適応して、キャラクターの背負う重みや悲しみと細かい心理的な描写までも理解をして、

鋭く考察しており、それが作品の面白さに繋がり、これまでの集大成である本作を昇華させていると感じましたし、鑑賞している視聴者も尊敬の念を抱きました。

業界の第一線でも活躍している声優陣が覚悟を持って集大成に華を添えているので、是非「 声 」にも注目して欲しいです。

まとめ

正義とは何か、新しい形の刑事アニメのジャンルで、独特なキャラクターやテーマ設定、世界観を通して大人のファンを多く獲得してきたPSYCHO-PASSシリーズ。

実際昨年2度映画館に足を運んだ際もほぼ満席で、社会人のファンが多い印象を持ったのと、それだけ人気のある作品であることを肌で感じました。

なお本作はR-15指定ながら、笑いあり涙ありの要素も多く、これまでのシリーズを鑑賞していなくても作品単体として観ても楽しめますが、是非これをキッカケにシリーズを一から見返していただきたいと思います。

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