「 はたらく細胞 」の映画情報・あらすじ・レビュー

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生物の体内構造は面白い。

これは僕の性質なのかもしれないけれど、幼少期から観察癖が強く、関心を抱いた事象に対して観察調査をしてしまう。

本作は配役が好みだったので鑑賞。

面白く楽しかったのは言うまでもない。僕の体内ではアドレナリンやドーパミンで溢れ、さぞ赤血球さんも忙しかったのだろうと推察できる。

目次

はたらく細胞

©︎はたらく細胞

あらすじ

人間の体内の細胞、その数なんと37兆個。酸素を運ぶ赤血球、細菌と戦う白血球、そのほか無数の細胞たちが、
あなたの健康と命を守るために日夜全力ではたらいているのだ。高校生・漆崎日胡うるしざきにこ(芦田愛菜)は、父親のしげる(阿部サダヲ)と二人暮らし。まじめな性格で健康的な生活習慣の日胡の体内の細胞たちは、いつも楽しくはたらいている。一方、不規則不摂生に日々を過ごす茂の体内では、ブラックな労働環境に疲れ果てた細胞たちがいつも文句を言っている。親子でも体の中はえらい違いだった。仲良し親子のにぎやかな日常。しかし、その体内への侵入を狙う病原体たちが動き始める…。漆崎親子の未来をかけた、細胞たちの「体内史上最大の戦い」が幕を開ける!?
(公式サイトより引用)

公開日

2024年12月13日

上映時間

109分

予告編

キャスト

  • 永野芽郁
  • 佐藤健
  • 芦田愛菜
  • 山本耕史
  • 仲里依紗
  • 松本若菜
  • 染谷将太
  • 板垣李光人
  • 加藤諒
  • 加藤清史郎
  • マイカ・ピュ
  • 深田恭子
  • 片岡愛之助
  • 新納慎也
  • 小沢真珠
  • Fukase
  • 阿部サダヲ
  • 塚本高史
  • 一ノ瀬ワタル
  • DJ KOO

公式サイト

はたらく細胞

作品評価

  • 映像 
  • 脚本 
  • キャスト 
  • 音楽(BGM) 
  • リピート度 
  • グロ度 
  • 総合評価 

考察レビュー

©︎はたらく細胞

武内英樹監督は、原作の取捨選択による咀嚼に長けている。

現在の邦画界では稀有であり、教科書的なアプローチではないだろうか。

本作は原作「 はたらく細胞 」とスピンオフ作「 はたらく細胞BLACK 」を融合させている。

オリジナルとして、現実の人間社会を描くことで、三位一体としてまとめ上げている。

武内英樹監督の力量だろうが、2023年11月に「 翔んで埼玉〜琵琶湖より愛をこめて〜 」2024年7月に「 もしも徳川家康が内閣総理大臣になったら 」公開と破竹の勢いでヒットを飛ばしている。

そして、どれもが素晴らしい。

配役の妙

それは配役の妙とでも言おうか?

永野芽郁と佐藤健はNHK朝ドラ「 半分、青い。」

芦田愛菜と阿部サダヲで、ここに福くんが合流していれば人気ドラマ「 マルモの掟 」

佐藤健と松本若菜は「 仮面ライダー電王 」

板垣李光人も山本耕史も鶴見辰吾も仮面ライダーでメインキャラを演じてる。

クールな仲里依紗は「 ゼブラーウーマン 」

細菌を演じた小沢真珠、片岡愛之助、新納慎也のキャラクターイメージに造型は庵野秀明の「 シン仮面ライダー 」に「 キューティーハニー 」の怪人を思い起こさせる演出。

衣装デザインは「 シン仮面ライダー 」と同じ方なんだよね。

そう思うと、幹細胞さんは深田恭子よりも戸田恵梨香に演じてもらって「 ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜 」に、湊かなえ原作「 母性 」にも通じる要素が加えられたかもしれないと思ってしまう。

つまり、キャスト陣の過去出演作の相互印象を上手に利用することで、説明演出の最小化に成功している好例といえる。

細胞さん

幼少期から赤血球や白血球に血小板についての基礎知識はあった。

カサブタの在り方や傷の具合は、子ども心なりに理解できて興味深い。

本作は、僕だけでなく多くの人の基礎概念で知り得てる主要細胞を擬人化する事で、体内で行われている細胞の活動。

特に循環器系を中心に生命維持活動を楽しく学べ、理解を深められる。

外的療法

賛否あると思う。

本作が西洋医学療法否定の啓蒙を匂わせてるとは思ってはいない。

ただ、僕の私見的な見解を述べれば本作の演出感覚には至極納得している。

僕は風邪だとすると、発病する前兆の悪寒や喉の痛み等々で、予防対策として葛根湯(漢方医学)を服用する。

簡単に言えば、体内を温めて細胞の活性化を促して発病を回避させる。

それでも回避できず発症発熱した場合、市販薬のパブロンの強目の物を服用する。

栄養ドリンクの併用もあるユンケル黄帝液とかRedBullとか。

それでも駄目なら医療機関で受診する。

僕は基本的に医療機関と薬が嫌いで、可能な限り自然治癒を望む。

薬的な物は、自然治癒の補助剤的で良いと思ってる。

抗がん剤や放射線治療、髄液採取のシーンは僕のイメージするシチュエーションそのものだったので、同じ様に感じている人が多いのだなと思えたのは言うまでも無い。

「毒を以て毒を制す」は言い得て妙で、対象の毒以外の細胞も破壊させてると感じていた。

まとめ

娯楽映画は御都合主義で良いから、指摘するなんて野暮なこと。

しかし、あれだけ不摂生不養生な父親の短期改善。

娘の、その後の闘病と検査は数年間(最低でも5年)はあるのだろうから、ちょっと早送りさせた的な。

重篤な疾病は自然治癒 = たらく細胞さんたちだけの頑張りだけでは解決しないのもたしかなので、予防と免疫って意味も持ち合せてくれると良かったのではないだろうか。

執筆者

文・ライター:LEDMAXI

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