ソーがソーらしく完全復活する愛と雷が紡ぐ物語。
「 マイティ・ソー バトルロイヤル 」から続くコミカルSF。
人類が古代から仰ぎみる信仰と祈りは、何故に神々に届かないのか?
弱気な人々が神々に届ける祈りとは。
欲する思いとは何かを知るだろう。
ソー:ラブ&サンダー

公開日
2022年7月8日
原題
Thor: Love and Thunder
上映時間
119分
キャスト
- タイカ・ワイティティ(監督)
- クリス・ヘムズワース
- クリスチャン・ベール
- テッサ・トンプソン
- ジェイミー・アレクサンダー
予告編
公式サイト
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
考察レビュー


マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)シリーズとして29作目にあたり、単独作品として4本と言うMCU最多単独作品となった。
MCUファンならばお気付きだと思うが、それまでシリアスに展開してきたがフェイズ2での「 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー 」から、
フェイズ3に突入し、宇宙をメインステージとして描く作品は基本的にコミカルに…。
コメディーと言っても過言でない展開が定着した。
勿論、今作も同様である。
ソーほどキャラ変換の激しいヒーローはいないのではないだろうか?
俺様何様キャラから僕ちゃまひきこもりキャラに陥りからの感情不安定キャラ…。
もうもう心配になるほどに「 どこに向かうの君?」そんな風に見守っていた。
そう!!見舞っていた=期待していた!!
だからこそ今作で「 待ってました!神様!!」そんな興奮が蘇る。
ソーは常に愛しい者たちとの別れに曝される。
しかし、今作で愛した女性と再会し、大切なアスガルドの仲間やその家族・子供たち。
戦友と共闘し、自己本意ではなくこれまでに経験してきた数々の死闘と経験から、真っ直ぐに相手と全力で向き合っていく。
これこそがヒーローの王道の姿そのもの。
そして愛されることが当たり前だった男が「 愛する 」ことを知る。
ソーだけでなく、多くの神々も愛され崇められることが当たり前で、愛することを忘れている。
だから人々の祈りも願いも届かず、救済も奇跡も起こることがない世界だと、ソー自身も気付く。
気付いたソーは本物の雷神に成り得た。
愛とは許すことである。
許す行為は、人間と神しか行えない行為である。
だがしかし、神々は通常攻撃で死ぬことはない。
まとめ


MARVELファンも、DCファンも気付いていること。
双方の世界観に多種の神話から神々が登場する。
MARVELでは、主として北欧神話の神々がヒーローとなり、ギリシア神話の神々はヴィランとして登場する。
DCではギリシア神話の神々と眷属が、主として登場しヒーロー側に与している。

