映画ライフ楽しんでますか?
今回は、ペンネーム@パラムさんからの投稿レビューです。
「 哭声 / コクソン 」「 サバハ 」「 ディヴァイン・フューリー / 使者 」など、世間を賑わせた韓国オカルトホラー界から新たなる作品が解禁。
数千年の歴史を超えて、封印を解かれてしまった人間たちに取り付く邪悪な「 ヤツ 」。
「 ヤツ 」を再び封印するため、立ち上がったのは過去の傷から立ち上がれず和尚の名を捨てた1人の男だった。
画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
第8日の夜
公開日
2021年7月2日
原題
The 8th Night
上映時間
116分
キャスト
- キム・テヒョン(監督)
- イ・ソンミン
- パク・ヘジュン
- キム・ユジョン
予告編
公式サイト
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
感想レビュー
時は2500年前に遡る。
冒頭、人間に苦痛を与える邪悪な存在「 赤い目 」と「 黒い目 」の説明があり、今後の展開が分かりやすく想像できるようにしてくれたのは親切でした。
どうしてもこれ系の作品は難解になりやすいのでね。
タイトル通り、邪悪な「 ヤツ 」の封印を解かれてから8日目の夜までの様子が描かれます。
不可解な出来事が起きまくるこの8日間で、一見なんの関わりもないように思えた登場人物たちが皆繋がっていることが分かってきます。
よくある展開なので特に違和感はありませんでしたが、少し強引に繋げ過ぎかな?といった部分があったものの、役者陣の演技が素晴らしいので、そんなことはどうでもよくなってきます。
登場人物が抱える過去のトラウマや心の闇を「 ヤツ 」に見透かされたとき、見ているこちらもゾッと鳥肌が立つ。
人は弱い部分を突かれると、案外簡単にバランスを崩してしまうということを私たち自身が知っているからでしょうか。
「 ヤツ 」というのは煩悶(赤い目)と煩悩(黒い目)が正体なのですが、このあたりを簡単に解説しようとしても難しいです。
仏教の考えで、この2つがどうやら人々を苦しめるようなのですが、これらを取り去ることは生きている限りできないのだと。
まとめ
グロテスク描写が多く、良い意味で韓国映画らしさを感じました。
同じように韓国映画でよく登場する「 斧 」にも個人的に湧きました(笑)
もう斧が登場したら修羅場中の修羅場で、これから起こる血みどろの展開に期待値も高まります。
「 生きるとはなにか?」ということを問いかけられ、観賞後は暫く考えてしまいますね。
自身を見つめ直すキッケケになる作品なのかもしれません。