こんにちは、Johnです。
映画ライフ楽しんでますか?
今回は、ペンネーム(@白河さな)さんからの投稿レビューです。
日本の未来を切り開いた「 天外者 」と呼ばれた男たちの物語。
「 誰もが夢を持てる日本にする 」
五代友厚の熱い思いがここにあり。
画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
天外者

公開日
2020年12月11日
上映時間
109分
キャスト
- 田中光敏(監督)
- 三浦春馬
- 三浦翔平
- 西川貴教
- 森永悠希
予告編
公式サイト
作品評価
[rate title=”5つ星”]
[value 3]映像[/value]
[value 4]脚本[/value]
[value 5]キャスト[/value]
[value 3]音楽(BGM)[/value]
[value 4]リピート度[/value]
[value 0]グロ度[/value]
[value 4 end]総合評価[/value]
[/rate]
感想レビュー

日本だからこそ作れる作品であり、日本人だからこそ感動する作品と言えるかもしれません。
エンドロールでは、客席からどこからともなく拍手が沸き起こり、やっと止まった涙がまた溢れてきました。
これほど素晴らしい作品は久しぶりです。
好きだった点
俳優陣の演技力が高く、昔の人物なのにも関わらず登場人物全員に感情移入してしまうほど。
五代友厚の想像力と知性、坂本龍馬の行動力と人脈、岩崎弥太郎の商売のセンス、伊藤博文の世渡り上手さ。
この4人が揃ったのはまさに奇跡。
五代友厚の「 私が1日でも早く学ぶことは、日本が1日早く進歩することだ 」というセリフは気持ちよくさえ感じます。
世の中を変える人、皆を引っ張る人は自信家すぎる位が丁度いいのかもしれません。
そんな五代友厚の意思を引き継いだ伊藤博文が初代総理大臣になっているのも感慨深い。
伊藤博文を演じた森永悠希は、
「 初代総理大臣は威厳ある人なのかと思い、色々な文献を調べてみると意外と人懐っこい人だったと分かりました 」
と話していますが、劇中でも年下の可愛がられる存在という雰囲気がよく表現されていました。
実際、明治天皇や多くの偉人に気に入られていたことを知ると納得です。
「 天外者 」とは、鹿児島弁で「 素晴らしい才能の持ち主 」を意味します。
色んな意味で五代友厚と三浦春馬がシンクロしているようで、涙が止まりませんでした。
嫌いだった点
五代友厚と坂本龍馬が船上で語り合う、決意を新たにするシーンでのCG感が強かった。
せっかく最高のキャストで心を動かされるシーンなのに、もったいないと思ってしまいました。
どうしてこのタイミングでこのBGMなのだろう?
と謎に思うことがしばしば。
見どころ
ラストシーンでしょう。
五代友厚は49歳で亡くなり、お通夜には誰も来ませんでしたが、外に出てみるとそこには家の外に並んでいる大勢の人たち。
その夜は大阪の経済が止まるほどだったと言われています。
「 日本中に嫌われている男が、日本を守っている 」というセリフがありました。
この時に、五代友厚や彼を死ぬまで支え続けた妻・豊子の苦労がやっと報われたような気がしました。
蓮佛美沙子の話すラストの一言が、心をグッと掴みます。
ちなみに、三浦春馬が蓮佛美沙子に「 この役やってくれない? 」と誘ったそうです。
その理由が分かるようなラストシーンでした。
考察レビュー

世の中を変えようとする人や、新しいことに挑戦する人はいつの時代も批判され、受け入れられないのかもしません。
時代が変わろうとするとき、多くの犠牲者や苦しむ人が存在するのも事実です。
最新のテクノロジーを駆使して便利に生活できながら、日本の文化を自由に楽しむことができる現代。
それは当時、嫌われ者だった五代友厚や坂本龍馬のおかげかもしれないと思うと、感謝の気持ちが込み上げてきます。
今の日本を彼らが見ることができたとしたら…。
人生をかけて日本のために頑張って良かったと思ってもらえるような日本になっているのか、と考えさせられました。
まとめ

コロナ渦で苦しんでいる人が多く、明るい未来を想像し難い今の日本人が見るべき作品とも言えるでしょう。
歴史に詳しくない私も十分理解できて感動しました。
多くの方に見て頂きたいです。