こんにちは、Johnです。
映画ライフ楽しんでますか?
今回は、ペンネーム(@幸せのおばけ)さんからの投稿レビューです。
聖夜に絶望を。
この作品のキャッチコピーにピッタリの地獄が待ち受ける。
クリスマスに東京で爆破予告があれば日本国民はどうするのか。
現代社会への警鐘と危険なシミュレーションが幕を開ける。
画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
サイレント・トーキョー

公開日
2020年12月4日
上映時間
99分
キャスト
- 波多野貴文(監督)
- 佐藤浩市
- 石田ゆり子
- 西島秀俊
- 中村倫也
- 広瀬アリス
- 井之脇海
- 勝地涼
予告編
公式サイト
作品評価
[rate title=”5つ星”]
[value 3.5]映像[/value]
[value 3.5]脚本[/value]
[value 4]キャスト[/value]
[value 4]音楽(BGM)[/value]
[value 2]リピート度[/value]
[value 4]グロ度[/value]
[value 3.5 end]総合評価[/value]
[/rate]
感想レビュー

好きだった点
登場人物が大事なセリフを言う際に、画面が真っ暗になり白い文字だけが映ります。
この瞬間の静かな空気がとても怖くて良かった。
嵐の前の静けさのように感じました。
見せ場の爆破シーンは、あえて過度な音楽で恐怖を煽らない演出が不気味で臨場感あり。
黒幕が予想外で驚きました。
嫌いだった点
警察が簡単に犯人と爆弾の居場所まで辿りついたこと。
テロリストと警察の攻防が見たかったので、物足りなく感じました。
見どころ
クリスマスと爆破テロという異様な組み合わせが、他の作品にはない不気味な雰囲気を作り出していた。
爆破予告中の東京の人の動きがリアルで、もし現実に起きたらこんな感じになりそうだなと感じさせられます。
豪華な俳優陣の鬼気迫る演技。
現代日本とリンクするストーリー。
爆破の負傷者の容赦のない描写には、監督のこだわりが伝わってきました。
犯人の動機が現実問題とリンクしていて、日本に生きる観客は不安を煽られます。
考察レビュー
事件が解決したはずのラストでの「 爆弾はまだ、あなたのすぐそばにある 」というセリフが意味深でした。
単に観客の恐怖心を煽りたいだけなのか、物語で重要な意味があるのか分かりません。
今作のポスターに表現された荒廃した渋谷のビジュアルと「 これは、始まりだ 」というキャッチコピー。
どこか作品のラストのセリフと関係があるように思えます。
事件は解決したと見せかけて、実は始まりに過ぎないのかもしれません。
まとめ

今作は「 シン・ゴジラ 」と同じく、現実の日本社会にフィクションを加えた作品だと思いました。
「 サイレント・トーキョー 」は怪獣ではなく爆破テロを題材にし、日本が緊急時にどう対処するのかを実験していました。
こんなクリスマスはイヤだ!
と思いつつ。
なぜかクリスマスの雰囲気も味わえた不思議な作品でした。
クリスマス × 爆破テロという設定からも、深作欣二監督の「 バトル・ロワイアル 」を彷彿とさせるヤバい作品かと。
題材が異様なので年齢制限を設けて、あと少し上映時間を延ばしてストーリーを深堀りすれば、後世に語り継がれる作品になっていたのでは?