映画ライフ楽しんでますか?
今回は、ペンネーム@小松糸さんからの投稿レビューです。
「 クワイエット・プレイス 」の続編。
音を聞き分けて人を襲う「 何か 」がいる世界で生き残る家族の物語。
画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
クワイエット・プレイス 破られた沈黙

公開日
2021年6月18日
原題
A Quiet Place Part II
上映時間
97分
キャスト
- ジョン・クラシンスキー(監督)
- エミリー・ブラント
- ミリセント・シモンズ
- ノア・ジュープ
- キリアン・マーフィー
- ジャイモン・フンスー
予告編
公式サイト
作品評価
[rate title=”5つ星”]
[value 4]映像[/value]
[value 3]脚本[/value]
[value 3]キャスト[/value]
[value 3]音楽(BGM)[/value]
[value 3]リピート度[/value]
[value 4]グロ度[/value]
[value 4 end]総合評価[/value]
[/rate]
感想レビュー

個人的には前作よりも好きだった。
前作は得体のしれない「 何か 」に対する恐怖という面が大きく、ホラー要素が強かった。
今作は「 何か 」に対して立ち向かっていく様子もあり、サバイバル映画を見ている感覚だった。
物語の冒頭シーン。
音に反応して人を襲う「 何か 」が初めて確認されたときの様子が表現されている。
車のシーンでの撮り方が全体的にすごく好きだ。
臨場感や緊張が伝わってきた。
前作は「 音をたててはいけない世界 」がさも当たり前のように物語が進んでいく。
なぜそうなったのか?
具体的な説明はなく、映画を通してその状況を理解する必要があった。
今作はその始まりの部分が描かれているため、よりこの映画の世界観を知ることができたのが良い。
リーを演じるミリセント・シモンズは、実際に聴覚障害がある女優。
映画がリー視点になったとき、音が全く聞こえない空間にワープしているような感覚になる。
彼女が日頃どんな世界で生きているのか、どんなふうに物事が見えているのかがよく分かる、とても好きな技法だった。
リー視点の世界では「 何か 」が初めて確認されたときに、世界に何が起こったのかをうまく把握できない。
だが現在では、彼女が家族を救うような、妙な頼もしさと強さがあった。
前作に比べて少し時間が経ったいま、彼女の順応能力や成長が垣間見えてよかった。
日本語訳では「 1日目 」なのに、英語だと「 The Day 」なのカッコよくてズルい。
エイリアンの正体
エイリアンの正体については、こちらの記事でまとめました。
まとめ

現在から約400日までの間、人類はものすごい速度で減り、世界は壊れていく。
「 The Day 」では賑やかだった日常も、あっという間に消えてなくなるんだと思うと、この年月はただの1年ではなかったと改めて思い知らされた。
静寂を楽しむ作品なので、無意識のうちにめちゃくちゃ集中して見ていた。
緊張感が張り詰める空気がたまらない。
自分の呼吸の音すらも気になって潜めてしまうほど、映画館を臨場感で包むサバイバル映画だ。