
若きソンジャの大きな決断、そしてソロモンの決断。
過去にこだわることは、大事なのでしょうか。
それぞれが新しいスタートを踏み出します。


Pachinko パチンコ(第6話)


あらすじ
公開日
2022年3月25日
原題
PACHINKO
上映時間
60分
キャスト
- コゴナダ(監督)
- ユン・ヨジョン
- イ・ミンホ
- キム・ミンハ
- ジン・ハ
- パク・ソヒ(Soji Arai)
- チョン・インジ
- 南果歩
- アンナ・サワイ
- ジミ・シンプソン
- ノ・サンヒョン


















予告編
公式サイト
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
考察レビュー


1931年、釜山(プサン)。
婚礼のお祝いのために、せめて白米を手に食べさせてあげたいと奔走するソンジャのオモニ(ハングルで母という意味)。
嫁ぎ先の日本(大阪)では苦労するだろうと、女性の厳しさを滔々と語ります。
81年生まれの筆者が、思い出したのは「 82年生まれ、キム・ジヨン(2019)」。
結婚を機に仕事を辞め、育児、家事に追われ男性中心社会で個人の尊厳が失われていく未来が視えるようでした。
さて、80年代。
ソンジャの孫であるソロモンは、大手取引の正念場で、署名を待つだけである取引相手のハンメから、過去の話を打ち明けられます。
「 すべては過去の話じゃないか 」
しかし、その過去は、ソロモンの想像を絶する屈辱と悔恨の日々だったのです。
筑豊の炭鉱に動員され、あまりの過酷さに400人の朝鮮人がストライキをしたものの、20日後に、全員がクビにされたこと。
「 日本人は私たちのことをゴキブリと呼んだ 」
大手銀行や大企業の面々は、蔑むような表情で、ハンメの独白を遮ります。
サインは、形式に過ぎない、と。
ハンメはソロモンに問います。
「 あんたの祖母がここに座っているとして、この人たちの顔を見ながら、彼女の悲痛に満ちた血の一滴一滴が、サインすることを止めたら、なんと声をかける? 」
ソロモンの答えは..。



