今回は、前回の続きから。
原作「 鬼滅の刃 」(第7巻)より。
▶︎ 第6巻の考察と解説(まとめ)
前回で竈門炭治郎の立志編がほぼ完結しました。
第7巻は、蝶屋敷の皆とお別れした後の無限列車編。
全米が泣いた鳥肌モノのシーンが連発するので、涙腺崩壊注意です。
画像の引用元:「 鬼滅の刃 」公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
カナヲと炭治郎のコイン投げ

いつもニコニコしながら心の声を閉じているカナヲ。
コイン投げをきっかけに心を開いていきます。
これまでは言われたこと以外はどうでもいいというスタンスでして、どうでも良いことはコイン投げで決めていたのですが、
炭治郎がコインを投げて表が出たら心のままに生きるという賭けをしました。
表を出した炭治郎にカナヲは恋心を抱くことに。
無限列車編

煉獄が食べたお弁当の数は何個?
無限列車で煉獄を探すかまぼこ隊ですが、ものの秒で煉獄が見つかります。
ウマイ!を連呼する不審人物が。
ウマイ!を連呼した回数は6コマで12回。
添乗員が片付けているお弁当の数が11個。
最低でも11個は食べたのかと思うとかなりの大食漢ですね。
はじまりの呼吸
炭治郎が煉獄を探していた理由は、ヒノカミ神楽の情報を聞くことでしたが、ヒントすら得ることはできないようでした。
胡蝶しのぶは、別れ前に「 炎の呼吸 」のことを「 火の呼吸 」と呼んではならないと言ってました。
それはナゼなのでしょうか?
まずは呼吸の派生図から説明します。
全ての呼吸の祖とされる「 始まりの呼吸 」は「 日の呼吸 」とされております。
「 日の呼吸 」から派生した基本の呼吸は次のとおり。
- 炎
- 水
- 雷
- 岩
- 風
- 炎からの派生が恋
- 水からの派生が蛇と花
- 風からの派生が霞
胡蝶しのぶが使う蟲(むし)の呼吸は、花の呼吸の派生。
花の呼吸の使い手は、彼女の姉である胡蝶カナエと栗花落カナヲ。
炎の呼吸
炎の呼吸は、代々煉獄家が継いできたものでありますが、元柱である煉獄の父槇寿郎(しんじゅろう)は炎の呼吸に対して強いコンプレックスを抱いています。
「 火 」ではなく「 日 」
しかし、元炎柱である槇寿郎のコンプレックスだけでは、そんなに厳しく「 炎 」を「 火 」と呼んではいけない理由にはならなそうです。
そもそも「 はじまりの呼吸 」である「 日の呼吸 」ですが、詳細が分かっておらず「 日の呼吸 」を使う柱がいないのはなナゼなのでしょうか?
それは「 日の呼吸 」を使うと、無惨に目を付けられて殺されるからと考えます。
炭治郎が付けている耳飾りは、本来「 日の呼吸 」を使う剣士から受け継いだものですが、鬼殺隊の隊員、継子がいてもおかしくないはず。
炭治郎の父親に引き継がれていたのは、鬼殺隊の人に引き継がれると鬼舞辻に目を付けられるからなんですね。
よって「 日の呼吸 」ではなく「 ヒノカミ神楽 」と名前を変え竈門家へ伝承されたのでしょう。
そして「 炎の呼吸 」を「 火の呼吸 」と呼んではいけない理由としては読み方が「 日の呼吸 」と同じになってしまい、鬼舞辻の標的になってしまうからだと考えられます。
眠り鬼「 魘夢 」
夢を見せる血鬼術の使い手。
ただし、魘夢の見せる夢は無限に続くものではなく、夢を見ているものを中心に円形となっていて、夢の外側に「 無意識の領域 」が存在します。
この「 無意識の領域 」にある精神の核を破壊することで、相手を廃人にするという術。
夢から覚めるためには、夢の中で自害する他ありません。
ヒノカミ神楽 碧羅の天(へきらのてん)
サイコパス炭治郎と禰豆子の協力で目覚めた一行はいよいよ魘夢を追いつめます。
なかなか首ちょんぱできない魘夢に対して、伝家の宝刀ヒノカミ神楽が炸裂。
というシーンで第7巻は終了。
まとめ

第7巻はこんな感じで終わりました。
第7巻(番外編)では、栗花落カナヲの幼少時のエピソードが少しだけ描かれています。
次回に解説していきますね。