文・ライター:@奥平咲子
うまくいかないことが多いときは、心の底から笑えるコメディ映画に触れて、思いっきり笑ってみてはいかがでしょうか。
「 笑う門には福来る 」
この言葉にあるように、笑うことはハッピーなオーラを引き寄せます。
心の底から笑えば、嫌なことを忘れられるので、良い気分転換にもなるでしょう。
今回は、思いっきり笑いたいときにおすすめのコメディ映画の名作を5つ紹介します。
ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い
盛大な二日酔いを題材にドタバタコメディが繰り広げられる大人気爆笑映画シリーズの記念すべき第1作目。
2009年に公開されるや否や「 頭空っぽにして大爆笑できる映画 」として話題になりました。
結婚式を2日後に控えた男とその親友たちが、ひどい二日酔いの状態で目覚めたらトラブルだらけのとんでもない状態になっていたというシーンから物語が展開されていきます。
「 たった一夜にして何が起きたんだ 」というツッコミどころ満載なシチュエーションと、無事2日後にすべてのトラブルを解決して結婚式を挙げられるのかというハラハラドキドキ感を楽しめます。
どうしようもなくハチャメチャでお下劣な映画という印象がありますが、ストーリーが精密に組み立てられている秀逸な作品です。
食わず嫌いで未視聴だった方も、一度ぜひご覧ください。
マスク
コメディの帝王ジム・キャリーの代表作であるコメディ映画の名作。
1994年に公開され、アカデミー賞視覚効果賞にノミネートされた本作は、約30年も前とは思えないほどクオリティの高いCGをふんだんに使っており、多くの観客を視覚的に楽しませてきました。
お人よしだけど不幸続きの冴えない男・スタンリーが、カートゥーン。
主人公のような無敵の怪人に変身できる仮面を手に入れたことから、ハチャメチャなストーリーが展開されていきます。
表情の作り方やセリフの言い回し、とにかくキレのある体の動きなど、コメディ俳優としてのジム・キャリーの良さが最大限に詰まっており、まさに「 ジム・キャリー無双 」を体感できる作品です。
ジム・キャリーファンはもちろんのこと、これまでジム・キャリー出演作を見てこなかった人にとっても満足できるでしょう。
ヒロインを演じるキャメロン・ディアスの圧巻の美しさにも注目です。
ブルース・ブラザーズ
アメリカの超人気コメディアンのジョン・ベルーシとダン・エクロイドのゴールデンコンビが演じる兄弟「 ブルース・ブラザーズ 」
彼らがバンドに目覚め、警察に追われながらもメンバーを集めながら、盛大なコンサートを行うまでのハチャメチャな道のりを描いたミュージカルコメディ。
ド派手なアクションを使った大迫力のコメディシーンからじわじわと笑わせてくるシュールなシーンまで、どこを切り取っても爆笑必須の作品です。
また、本作ではジェームス・ブラウンやレイ・チャールズ、アレサ・フランクリンなど伝説のミュージシャンたちが出演し、上質な音楽とダンスで物語を盛り上げています。
ストーリーや映像、さらには音楽で人々を魅了し、クライマックスには誰もが笑顔になる贅沢なコメディ映画です。
テッド
2012年に公開されてたちまち話題となったアメリカのファンタジーコメディ映画。
喋るぬいぐるみとその少年が大人になった世界を描いた、一見子供で楽しめそうな作品。
ですがその実態は、下劣な言葉や過激な描写が飛び交うきわどいブラックコメディ作品です。
くまのぬいぐるみというファンシーでキュートなアイコンと、清々しいほどお下品なR指定級のストーリーという激しいギャップから、多くのファンを獲得しました。
ただただ笑わせるだけではなく、ぬいぐるみとその相棒の友情を描いており、思わず感動してしまうシーンも盛り込まれた秀逸な作品となっています。
家族や恋人と鑑賞すると気まずいムードになりそうなくらいブラックなコメディを味わいたい方におすすめです。
ミセス・ダウト
1993年に公開された名優ロビン・ウィリアムズ主演の本作は、離婚を突き付けられた子煩悩の父親が、子供たちと一緒に過ごすために女性に扮して家政婦として潜入する姿を描いたハートフルコメディ。
ロビン・ウィリアムズに施した特殊メイク技術が巧みで素晴らしく、アカデミーメイクアップ賞を受賞しました。
子を思う父親ならではの、愛情あふれる不器用な行動が観客の笑いを誘います。
本人はいたって真剣に空回りしているからこそ、余計に笑えてしまうのです。
家政婦としてでもいいから子供たちのそばにいたいという、父としての気持ちがひしひしと伝わり、観る人の心を温かくする作品です。
まとめ
今回は、爆笑必須のコメディ映画の名作を5つ紹介しました。
笑いは人の心や体に良い影響を与えることが、科学的にも証明されています。
笑いつくした後には、きっと嫌なことをすべて忘れて清々しい気分になるでしょう。
気分が落ち込んでしまった日は、素晴らしいコメディ映画に触れて心の底から笑ってみてはいかがでしょうか。