「 ヘルボーイ 」
「 名前は聞いたことあるよ 」という人が多いのでは?
実は隠れ名作と言ってもいい程に面白い。
ダークホースコミックス
基本的にアメコミと言えばマーベルやDCを指すことが多いですよね。
その影に隠れて何かとヒット作品を飛ばしてきた会社があります。
その名も1986年に設立されたダークホースコミックス。
ダークホースコミックスは、既にある版権物のキャラクターたちをコミックス化するという経営方針を取ってきました。
上記3作品は全て面白い。
プレデターなんてもう傑作でしょう。
スター・ウォーズもエイリアンも素晴らしい作品。
人気キャラクター同士を対決させる内容を、原作で再現したダークホースコミックス。
これにより、ダークホースコミックスは世間から注目されるようになります。
コミックス作家の多くは、ダークホースコミックスに所属していました。
代表的な人物は、フランク・ミラーとマイク・ミニョーラ。
フランクミラーは、1987年にデビュー → 1988年にマーベル社に入社。
彼は入社後に「 デアデビル 」を手掛けるようになります。
アメコミの分業体制
日本の漫画とは違い、アメコミの場合すべての作業が分業体制です。
脚本ライター、下絵ペンシラー、ペン入れインカー、彩色カラリスト、台詞レタラーと全ての作業が細かく分かれています。
台詞レタラーは、今ではデジタルに移行。
分業体制が故にアメコミが長きに渡り発展してきたこともまた事実。
例えば、日本の漫画業界。
漫画家が病気になってしまうとその作品自体が休止になってしまいますが、分業体制のアメコミにおいては例え絵を描く人が病気になったとしても代わりに描く代役がいます。
よって、それほど大きな問題にはなりません。
日本漫画とアメコミで根本的に違う部分がまさしくそこなのです。
分業の種類
- 脚本ライター=脚本を書く人
- ペンシラー=鉛筆で元となる下書きを描く人
- インカー=ペンシラーが描いた下書きに色を塗っていく人
- アーティスト=ペンシラーとインカーを兼任する人
- カラリスト=ページ全体に彩色する人
- レタラー=アメコミに出てくる効果音を手書きする人
ヘルボーイ
ダークホースコミックスの代表キャラクターがヘルボーイ。
ヘルボーイは、巨大な角と異常に発達した腕、真っ赤な肌を持ち地獄から召喚された悪魔です。
また、マイク・ミニョーラ作のアメコミキャラクターでもあります。
ストーリー設定がいいですよね。
舞台は第2次世界大戦ナチスドイツ政権。ナチスの手により召喚されたのが小さな悪魔のヘルボーイ。
公開日
2004年10月1日
原題
Hellboy
上映時間
122分
キャスト
- ギレルモ・デルトロ(監督)
- ロン・パールマン
製作初期段階において、主演はニコラス・ケイジやヴィン・ディーゼルの名前が候補に挙がってました。
ギレルモ・デル・トロとパールマンは他作品で一緒に仕事をしており、彼がパールマンを強く推したため、
主演がロン・パールマンに決定。
デルトロがパールマン大好きなんですよね。