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タイムループ系「 パーム・スプリングス 」

パーム・スプリングス

こんにちは、管理人のJohnです。

映画ライフ楽しんでますか?

今回は、ペンネーム(@ayahhi)さんからの投稿レビューです。

非現実的で軽薄な設定の中に

生きる真理がしっかりと埋め込まれた

異色のラブコメディ!

 

画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)

パーム・スプリングス(作品情報)

パーム・スプリングス

©パーム・スプリングス

公開日

202149

上映時間

90

原題

Palm Springs

キャスト

  • マックス・バーバコウ(監督)
  • アンディ・サムバーグ
  • クリスティン・ミリオティ
  • JK・シモンズ 他

予告編

公式サイト

パーム・スプリングス

作品評価

五つ星
映像
(4.0)
脚本
(4.0)
キャスト
(4.0)
音楽(BGM)
(4.0)
リピート度
(4.0)
グロ度
(4.0)
総合評価
(4.0)

 

パーム・スプリングス(感想レビュー) 

パーム・スプリングス

©パーム・スプリングス

好きだった点

軽いノリで見られるコメディ作品なのに「 生きる意味 」「 明日が来ることのすばらしさ 」など心にしみいる深さがあるところです。

画面の色彩やファッションなどがとてもおしゃれで「 119日 」という1日ばかりを延々と繰り返すタイムループに陥ったナイルズとサラが、半ばやけっぱちに無茶をするシーンが微笑ましかったです。

最後にタイムループから抜け出した時の「 これが1110日か 」というセリフはとても味わい深かったです。

嫌いだった点

特に見当たりませんでした。

しいて言えば前半は言葉がかなり汚いので、あまり良い気分はしないです。

後半になるにつれ、さまざまな感情を経て登場人物の表情や言葉が穏やかになっていくのを感じました。

見どころ

タイムループから抜け出そうとあの手この手にチャレンジ(無免許でセスナを飲酒運転したり、ダンプカーの前に飛び出したり)する。

ナイルスとサラの無鉄砲さにはビックリします。

捨て身になって明日を取り戻そうとする姿は、私たちの毎日が当たり前に一日一日と過ぎていくことが、実はとてもかけがえのないことなのだと思い知らせてくれます。

よく「 1年なんてあっという間 」「 今年ももう◯カ月過ぎた 」などという言葉を聞きますが、同じ一日しか繰り返すことができず先に進めないという、

2人のような境遇を一度でも味わったら、そんなことは二度と言えないだろうなと感じました。

「 あらゆる感情を味わった 」とナイルズが語るように、タイムループから脱出しようとしながらも、どこかその繰り返しの中に居心地の良さを感じて、

「 このままでいいや 」と安らかな気持ち(あるいはあきらめの気持ち)になったり、我に返って「 こんな人生は意味がない 」とうんざりしたり。

その感情の揺れ動き方が興味深かったです。

パーム・スプリングス(考察レビュー) 

パーム・スプリングス

©パーム・スプリングス

「 今日しか生きない。昨日も明日も全部同じ 」というタイムループは、時には安らぎを、時には救いようもない閉塞感をもたらすもの。

そのどちらの感情も自然だし、優劣はないと思います。

これはフィクションの映画ですが、一般的な生活に置き換えることも十分できると思いました。

安全で確実なことだけをやり、間違いのない日々を過ごすか。

それとも、不確実で危険も伴うけれども、悔いのない日々を過ごすかという選択のようにも感じました。

この映画はフィクションではありますが、タイムループを魔法やSFとかではなく、量子力学で説明しようとしていたことから見ているうちに現実味を感じてきて、

ひょっとしたら、この広い世界の中では素知らぬ顔で生活しているけれども、実は毎日をループして生きている人もいるのでは?

という気持ちにもなりました。

タイムループに陥ったナイルズとサラが恐竜が歩いているのを見るシーンがありますが、その理由が分かりませんでした。

タイムループは「 同じ日を繰り返す 」ということなので、そもそも同じ時代に生きていない対象には会わないのでは?と思いました。

しかし、ひょっとしたらタイムループに入った人間は、それほどまでに長い長い時間をタイムループの中で過ごすのだというメッセージなのか?

とも思いました。

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まとめ

パーム・スプリングス

©パーム・スプリングス

タイムループから抜け出せないことで人生をあきらめているナイルズは、現実世界で言えば、毎日同じような日々を過ごしてうんざりしている人そのもの。

そこに新たな刺激が入り、人間らしい意思や希望を取り戻すというのも、現実世界と大いにオーバーラップするものだと思います。

非現実的な設定ながら、生きる真理に迫った思わぬ収穫のようなオススメの1本です。