【 ディズニープラス 】「 ムーラン 」考察レビュー、テーマは真の「 ジェンダーレス 」
映画ライフ楽しんでますか?
今回は、ペンネーム(@LEDMAXI)さんからの投稿レビューです。
下記のポイントに絞ってレビューしていきます。
- 中国の伝説「 花木蘭 」を原案とした古代中国の物語
- 面白かったのか?
- 本作品の本質
- ディズニー作品の方向性
- 古代から現代に至る永遠のテーマ
画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
ムーラン
公開日
2020年9月4日
原題
Mulan
上映時間
115分
キャスト
- ニキ・カーロ(監督)
- リウ・イーフェイ
- コン・リー
- ジェット・リー
- ドニー・イェン
予告編
公式サイト
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
感想レビュー
好きだった点
やはり!
ディズニーの実写版大作だけあって美しさも迫力も素晴らしい。
やんちゃ少女のムーランが父の代わりに男装して戦士になる。
彼女が本当の自分自身を表した時の「 美 」の変化が素敵でした。
嫌いだった点
劇場公開中止が残念でならないですね。
見どころ
壮大な背景は超広角撮影も多用して雄大さを表現。
やはり、戦闘シーンは集団戦でも個人戦でも歯切れ良い。
中国的な流線的な動きも多用され、武骨と華麗さを対比した表現は素晴らしい!
考察・疑問点
近年、ディズニーアニメのプリンセスたちは、実写版やMCUシリーズ、スターウォーズシリーズでもお気付きだと思いますが、女性の活躍・独立・新世界を提示している。
アナと雪の女王のエルサ、モアナ、マレフィセント、ジャスミン、レイ・スカイウォーカー、ナターシャ・ロマノフなど。
彼女たちが求めてきた「 ジェンダーレス 」という総括的な提示が本作品に現れている。
欧米作品でよくある描写ですが、日本、中国、韓国を描くと「 アジア 」という枠組みで統合的に表現されます。
しかし、邦画が映す欧米シーンも、植付けられた先入観からのイメージなのも否めない。
まとめ
「 少女は戦士となり、戦士は仲間を率いた、そしてついに伝説となったのだ 」
忠義・勇気・真実。
女性が男性に仕えることが美徳という概念は、男だけが望んできた訳ではない。
女性も受入れ次世代に求めてきた。
この事実は誇大から現在も尚、面々と続いている。
かといって今まで描かれる「 女が男に勝つ 」では本作品の魔女の様に孤立してしまう。
真の「 ジェンダーレス 」は、自身の個としての関係、社会との関係を構築し、男女共に過不足なく信頼・尊敬しあえる社会を示唆してくれている。