「 透明人間 」考察レビュー、あなたは透明人間になったら何をしたいですか?

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透明人間
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映画ライフ楽しんでますか?

僕は小学生の頃、映画「 インビジブル 」(2000年)を見て以来、透明人間作品とは無縁。

ちょうどいいタイミングで、ライターさんから映画「 透明人間 」(2020年)のレビューをいただきました。

今回は、ペンネーム(@mai)さんからの投稿レビューです。

↓ ↓ ↓ ↓

「 透明人間 」というタイトル通り、透明人間を主軸においた作品です。

冒頭からのスリリングな脱出に加え、ノンストップな頭脳戦。

ハラハラが続く展開をずっと楽しめる作品です。

今作の魅力について深ぼりしていきたいと思います。

サクッといきましょう。

画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)

目次

透明人間

透明人間
©︎透明人間

公開日

2020710

上映時間

124

キャスト

  • リー・ワネル(監督)
  • エリザベス・モス
  • オルディス・ホッジ
  • ストーム・リード

予告編

公式サイト

透明人間

感想レビュー

透明人間
©︎透明人間

好きだった点

展開がノンストップで進む点。

冒頭、女性が必死になって脱出しようとするスリリングな展開から始まるストーリー。

交際相手であるエイドリアンがなぜ彼女に固執するのか?という疑問を抱えながらも「 殺意 」だけは確実に匂わせる描き方がスリラー作品として最高でした。

嫌いだった点

エイドリアンの「 異常さ 」「 サイコパス 」さをより深ぼりできていれば、よりハラハラできるスリラー且つ、ホラー作品になっていたかと。

あくまでも設定と展開を楽しむ作品であり、キャラクターの生い立ちや思考の設定が薄い点が微妙だなと思いました。

見どころ

主人公と透明人間との頭脳戦。

監督は「 インシディアス 」「 ソウ 」シリーズなどの制作に関わっており、ホラー界でも人気です。

今作は、ホラーとスリラーの組み合わせを最高に楽しめます。

近年話題となった「 ハッピー・デス・デイ 」

「 無力だった女性が、負け確定の戦いに挑む 」という構造は、作品を面白くしやすい傾向にあります。

いつのまにか立場が攻守交替している爽快感、強い女性という意外性が一番のエンタメ要素になりうるのです。

今作は、伏線回収がうまいという点も魅力。

「 サプライズ 」という言葉がキーワードになっていたり、ナイフが静かに奪われたシーン後に、ナイフを透明人間の存在証明に使ったりと。

透明人間という設定自体は非現実的なのですが、トリックや仕掛けは現実的。

だからこそ、設定の奇抜さに反して「 なにそれ 」とならずに最後まで見続けられるのだと思います。

前半戦において「 主人公は異常なのでは? 」と観客が思うようにミスリードするのも今作の「 ドラマ 」としての深さを出す役割を担っています。

カメラをあえて第三者的な立ち位置に据え、実際に覗き見しているかのように思わせるシーン。

彼女の発言を妄想のように描き、観客側も彼女が正常なのか?異常なのか?を判断しきれない不安感にかられます。

印象的だったラストシーン

セシリアの表情はとても印象的でした。

冒頭は必死に脱出を試み、せまる交際相手の存在にビクビクして外に出るのもままならなかった彼女。

展開が進むにつれて、彼女は透明人間と対等に戦う存在として描かれ、最終的には形勢逆転。

この後にアップで映されるセシリアの「 やってやった 」という達成感に満ちた表情は、冒頭の彼女からは想像できない表情で最高でした。

まとめ

透明人間
©︎透明人間

新感覚ホラーとスリラーがミックスされたエンタメ作品でした。

映画館という誰にも邪魔されない空間で集中して見るのに最適なのではないでしょうか。

コロナへの警戒もしつつ、2時間ほど時を忘れて映画の世界に浸るのもいいですよね。

映画館はちょっと控えたいという人へ。

今作の予習として、監督が関わた過去作品「 ソウ 」「 インシディアス 」を一気見するのもオススメです。

映画「 アップグレード 」もその斬新さで話題になった作品なので、そちらも是非チェックしてみては?

エリザベス・モスが出演していた「 アス 」という作品も、ホラーとスリラーがミックスされて面白いですよ!

透明人間

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