映画ライフ楽しんでますか?
今回は、ペンネーム(@槇島とおる)さんからの投稿レビューです。
今作「 燃えよデブゴン/TOKYO MISSION 」は、香港を代表する世界的アクションスター、ドニー・イェンが肥満体質のデブゴンとなり、日本でヤクザと戦うコメディ映画です。
監督は「 るろうに剣心 」や「 G.Iジョー / 漆黒のスネークアイズ 」のアクション監督として知られ、ドニー・イェンの長年の盟友である谷垣健治氏。
まさに、日本と香港の奇跡のコラボレーション。
本記事では、今作の見どころを紹介します。
画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
燃えよデブゴン TOKYO MISSION

公開日
2021年1月1日
原題
Enter The Fat Dragon
上映時間
96分
キャスト
- ドニー・イェン
- 竹中直人
- 丞威
- バリー・ウォン
予告編
公式サイト
作品評価
[rate title=”5つ星”]
[value 4]映像[/value]
[value 2]脚本[/value]
[value 4]キャスト[/value]
[value 4]音楽(BGM)[/value]
[value 4]リピート度[/value]
[value 1]グロ度[/value]
[value 4 end]総合評価[/value]
[/rate]
感想レビュー

ドニー・イェンと言えば「 ローグ・ワン / スター・ウォーズストーリー 」に代表される世界的アクションスター。
幼少期より母から鍛えられた筋金入りの格闘マスターで「 宇宙最強 」の異名を意のままにするアクション俳優です。
そんな彼が、もし肥満体質の警官になったら?
「 燃えよデブゴン 」は元々、ジャッキー・チェンに並ぶ香港を代表するアクションスター、サモ・ハン・キンポーの作品。
サモ・ハン・キンポーは肥満体質でありながらジャッキー・チェンに見劣りしないアクションを見せることで有名でした。
「 デブ 」と「 格闘 」の融合。
その称号こそが「 デブゴン 」なのです。その「 デブゴン 」を、現世代最高のアクションスターであるドニー・イェンが襲名しました。
しかも、なんと監督を務めるのは日本のアクションに革命を起こした谷垣健治氏です。
元々、谷垣健治氏はドニー・イェンの元でアクションを学び、その技術を日本の映画界で活用したことで知られています。
そんな盟友・谷垣健治監督の元、ついにドニー・イェンが東京で大暴れ!
今作は、竹中直人氏も参戦して笑って熱くなれるコメディアクションとなっています。
ストーリーは良くも悪くもユルい、往年の香港コメディ。
アクションは谷垣健治監督と共に「 HIGH&LOW 」のアクション監督として知られる大内貴仁氏が設計。
大内貴仁氏もドニー・イェンの元でアクションを学んだことで知られています。
その他、ドニー・イェンのアクションチームが集結した今作は、アクションが超一級の見応え。
デブメイクを施したドニー・イェンが、デブメイクなど気にならないほど軽やかに蹴りを放ち、キレキレの拳を放ちます。
まさに興奮必至。
気軽に見れる新年1発目におすすめなコメディアクションです。
好きだった点
なんといってもアクションが強烈。
ブルース・リーらしいジークンドーベースのアクションが、ジャッキー・チェンらしいコミカルさとサモ・ハン・キンポーの体形が加わり、ドニー・イェンのキレキレな身体能力で発揮されています。
まさに香港の集大成とも言えるコメディアクションですが、特筆すべきはその多くは日本のスタッフが関わっていることでしょう。
デブメイクを施した世界的アクションスター、ドニー・イェンが東京で大暴れするという、見たことのない映像。
日本ではなかなか見られない、新宿のゴールデン街を模した大規模なセットでのアクションや東京タワーでの大規模なアクションは、日本人の我々にとって垂涎ものなのではないでしょうか。
従来ならデブメイクを施したら身体能力が落ちそうなものですが、ドニー・イェンは変わらずキレキレ。
世界レベルの身体能力と世界レベルのアクションを、日本のロケ地やセットで見ることができます。
嫌いだった点
香港コメディが故のユルすぎるストーリーは好き嫌いが分かれる点。
そのユルすぎるストーリーは、人によっては雑だと感じるでしょう。
とはいえ、今作はあくまでコメディアクションなので、ギリギリ目を瞑ることのできるレベルなのではないでしょうか。
見どころ
優秀な熱血刑事が左遷と破局を同時に向かえ理由から、ストレスでドカ食いしてデブになってしまったというコメディアクション。
普通ならば、太って身体能力は落ち弱体化するのが通例でしょう。
しかし、今作でデブゴンを演じるのはドニー・イェンであるため、相変わらず宇宙最強な姿を発揮。
肥満体質の男が軽やかに宙を舞いキレキレに人をしばく姿は、コメディチックながらとても興奮するものとなっています。
悪役を務めた日本のアクション俳優、丞威も必見。
20代の若手ながら、ドニー・イェンに見劣りしないアクションを発揮。
ドニー・イェンとのタイマンという大役を見事に果たしました。
日本と香港の技術が融合した超絶アクションを今スクリーンで見ることができます。
まとめ

まさにズッコケるくらいユルい。
しかし、アクションは強烈という愛らしいギャップのある作品です。
是非そのアクションをご覧になってください。