第90回アカデミー賞では作品賞を含む8部門にノミネートされ、編集賞、録音賞、音響編集賞を受賞。
ちなみに、作品賞は「 シェイプ・オブ・ウォーター 」でした。
さて、本作はどんな作品なのでしょうか?
ダンケルク
あらすじ
1940年、第2次世界大戦下のフランス北端の街ダンケルク。イギリスとフランスの連合軍40万人が、ドイツ軍に追い詰められる。やがて、英仏側は民間船の協力のもと決死の大救出作戦を決行。若き兵士たちが生存をかけて戦う。
公開日
2017年9月9日
原題
Dunkirk
上映時間
106分
キャスト
予告編
クリストファー・ノーラン作品(一覧)
- Following(2001)
- メメント(2001)
- インソムニア(2002)
- バットマン ビギンズ(2005)
- プレステージ(2006)
- ダークナイト(2008)
- インセプション(2010)
- ダークナイト ライジング(2012)
- インターステラー(2014)
- ダンケルク(2017)
- TENET(2020)
- オッペンハイマー(2024)
感想レビュー
好きだった点
冒頭から「 物語終了まであと30分! 」のようなテンションで進んでいき、自分も映画の中にいるような感覚が味わえます。
IMAXで観ると、より感じられたかと思います。
ただドッカンドッカンしているわけではなく、戦争を決めた世代の人が若者が戦死する姿に心を痛める姿や、バットマンの「 ダークナイト 」に登場するフェリー爆破シーンのような、
「 あなたならどうする? 」と問いただされているような気になる、そんなシーンが好きでした。
嫌いだった点
嫌いとは意味が全く異なりますが、私の知識レベルが低いせいで初めて見た時は完全に置いていかれました。
あらすじを読んでおいたり、実話を元にしている話なので当時の戦争の話を多少は頭に入れてから見た方が絶対にいいです。
冒頭からクライマックスのようなテンションで進んでいくので、1度置いていかれると登場人物も全員同じ顔に見えてしまい、106分の時間を無駄にしてしまうことになります。
見どころ
やはり何と言っても「 映像 」ではないでしょうか。
空の上で戦っている時は、自分も戦闘機に乗っているような感覚になります。
重油たっぷりの海の上に戦闘機が落ちて爆発したシーンは、自分も火の海に閉じ込められたような地獄を味わいます。
また、戦争映画なので敵の姿が見えてもおかしくないと思うのですが、敵がどこにいるのか見えないです。
我々観客は神の目を持っているはずなのに、作品の中の人たちと同じように、どこに敵がいるのか分からない恐怖・気持ち悪さを感じました。
まとめ
ノーラン監督の最新作が公開されるので「 ダンケルク 」だけでなく他にもいろいろな作品を見ています。
いろいろな発見があるので、皆さんもこれを期にノーラン作品を制覇してみてはいかがでしょうか?