「 ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ 」考察レビュー
映画ライフ楽しんでますか? 今回は、ペンネーム@LEDMAXIさんからの投稿レビューです。
エゴとエゴが真剣にぶつかり合うことで共生が生まれる。
エゴの強要は寄生でしかない。
追求すれば深いテーマに気付くが、MAVEL作品らしいエンターテイメントなのは間違いない。
エンターテイメントの軸になるテーマ性とMCUへのエールなのか?
ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ
公開日
2021年12月3日
原題
Venom: Let There Be Carnage
上映時間
98分
キャスト
- アンディ・サーキス(監督)
- トム・ハーディ
- ミシェル・ウィリアムズ
- ウッディ・ハレルソン
予告編
公式サイト
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
レビュー
鑑賞者の多くが、「 ヴェノム:LTBC 」を語るのに、ブルース・バナーとハルク、ジキルとハイドのような二重人格な性質を持ったバディーの掛け合いバトルを楽しみ、
期待していたエンドクレジットで、感情は頂点になり、2022年1月7日の公開に思考を導かれたのではないか?
それはシンビオートに寄生された際の高揚感の昂ぶりなのかと思えて、敢えてに逆説的に推察してみた。
ヴェノムは1988年「 アメイジング・スパイダーマン 」第300号で生まれた。
カーネイジは1991年の同作の第345号で生まれた。
その間にもヴェノムは、ヴィランから今作のようにダーク・ヒーローへ変わっていった。
この発生を元に考えられるのは、エンドクレジットは、MARVEL作品特有のファンに向けたミスリードではと考察したくなる。
その1つに2022年1月28日公開予定「 モービウス Morbius 」がある。
モービウスの初登場は「 アメイジング・スパイダーマン 」1971年の第101号である。
つまり、ソニー・ピクチャーズ(コロンビア)は、スパイダーマンの世界の映像化権を保有しているからとも言える。
そこで本編内での「 匂わせ」 演出の方が、今後のヴェノム・シリーズ(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の世界観の拡大拡散があると捉えたい。
モービウスはヴァンパイアだ。
ヴァンパイアは、吸血行為を行うのが定番とすれば、連続殺人鬼クレスタ・キャサディがエディ(ヴェノム)に噛みつき、血を舐め飲み込み、シンビオートを吸収しカーネイジになり得た。
もう1点注力したいのは、マリガン刑事のラストシーン。
これはカーネイジから生まれた「 トキシン」 を示唆していると考える。
ヴェノム → カーネイジ → トキシンと、新たに発生するシンビオートは、宿主との共生ではなく、寄生し凶暴化している。
これこそが今作品のサブタイトル「 Let There Be Carnage (さぁ、大虐殺を始めよう)」と壮絶な展開を期待したい。
まとめ
エンドクレジットはリードなのか?
ミスリードなのか?
少なくとも前作「 ヴェノム Venom 」のエンドクレジットは、「 スパイダーバース Spider-Man Into the Spider-Verse 」への誘導だった。
では・・・今回は?