
1923年、9月1日、関東地方を大地震が襲いました。
若かりしハンスも、未曾有の大災害に巻き込まれます。
天災と人災が起こした禍根とは。


Pachinko パチンコ(第7話)


あらすじ
公開日
2022年3月25日
原題
PACHINKO
上映時間
47分
キャスト
- コゴナダ(監督)
- ユン・ヨジョン
- イ・ミンホ
- キム・ミンハ
- ジン・ハ
- パク・ソヒ(Soji Arai)
- チョン・インジ
- 南果歩
- アンナ・サワイ
- ジミ・シンプソン
- ノ・サンヒョン


















予告編
公式サイト
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
考察レビュー


1923年、横浜。今話の主人公は、若きハンス。
当時、日本で抑圧され、自由を奪われていた在日朝鮮人たちの一人として、父の仕事を手伝いながら、ハンスは、裕福なアメリカ人家族の家庭教師をします。
ハンスに大きなチャンスが巡ってきたとき、父は身を呈して、息子が夢へ向かって歩いていけるように、行動をします。
しかし、9月1日、正午過ぎ。
突然、襲ってきた大きな揺れと建物の崩壊により父と子は、死別。
瞬く間に、あたりは地獄絵図に。
「 監獄から300人の朝鮮人が脱走した 」
「 朝鮮人が井戸に毒を入れた 」
「 街で暴動を起こしている 」
事実無根のデマが、朝鮮人大虐殺という人災を生み出したのです。
この関東大震災では、10万人以上の人たちが命を落とし、その中には、自警団によって殺された無実の朝鮮人たちが含まれます。
その数は、政府が隠蔽を図ったため、正確には不明ですが、多くの歴史学者が数千人規模だったと推定しています。
「 金子文子と朴烈(2017)」でも、その時の様子が映像で再現されていましたが、歴史書や研究書を読むのとは違い、画面を正視することが出来ませんでした。
虫けらのように殺されていく同胞たちを助けられずに、歯を食いしばって逃げ抜くハンス。
彼の目と心には、何が刻まれていったのでしょうか。



