
戦争から復興していく日本社会。
パチンコ玉のように運命に翻弄されるソンジャと、息子と孫たち。
最終回を迎え、シーズン2にも期待が高まります。


Pachinko パチンコ(第8話)


あらすじ
公開日
2022年3月25日
原題
PACHINKO
上映時間
63分
キャスト
- コゴナダ(監督)
- ユン・ヨジョン
- イ・ミンホ
- キム・ミンハ
- ジン・ハ
- パク・ソヒ(Soji Arai)
- チョン・インジ
- 南果歩
- アンナ・サワイ
- ジミ・シンプソン
- ノ・サンヒョン


















予告編
公式サイト
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
考察レビュー


大阪1938年。
ノアの弟、モーザスのトルチャンチ(朝鮮半島の伝統行事で、1歳のお祝い)。
選択するものによって将来を占うトルチャビで、糸をつかんだ兄ノアは、弓が良かったなあと振り返りながら、モーザスは金を掴まないとね、と父イサクに笑いかけます。
さて、家族たちが見守る中、弟は何を掴んだのでしょうか。
幸せも束の間、牧師イサクは思想犯として特高警察に捕まります。
労働者たちの目を開き、誇りに目覚めさせた代償として。
妻のソンジャは、特高の居丈高な尋問に、毅然と答えます。
「 私の知る旦那は、ただの父親であり、夫であり牧師であり、善良な人です 」
キムチ売りとなったソンジャは、たくましく生きる決心をします。
大阪最高のキムチ、世界一美味しいキムチ、味見してってください、母親に教わった我が国のキムチです。
植民地時代、200万人以上のコリアンが日本に移住し、そのうち約80万人が日本政府により労働者として連行されました。
第二次大戦後、その大部分は祖国に戻りましたが、60万人は日本に残り無国籍状態となります。
エンディングでは、在日ハンメたちのインタビューが挿入されます。
苦難を生き抜いた無数のソンジャたちは、今でも日本各地に根をはり、たくましく生きているのです。

