【 Netflix 】「 ニモーナ 」ネタバレなし考察レビュー

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「 普通って何?正義の本質を見抜けている?」という制作陣の明快なメッセージがバシバシ突き刺さる!

変化自在少女×アロマ好き髭男の名コンビが世界に挑むLGBTQ×友情×冒険ファンタジー。

目次

ニモーナ

あらすじ

自由自在に変身できるニモーナと手を組んだ濡れ衣ぬを着せられた騎士は、真犯人を探しの旅に出る。騎士が退治するモンスターは、ニモーナだったのか。

原題

Nimona

公開日

2023年6月30日

上映時間

102分

予告編

キャスト

  • ニック・ブルーノ (監督)
  • トロイ・クエイン(監督)
  • クロエ・グレース・モレッツ
  • リズ・アーメッド
  • ユージン・リー・ヤン

公式サイト

ニモーナ

作品評価

  • 映像
  • 脚本
  • キャスト
  • 音楽
  • リピート度
  • グロ度
  • 総合評価

考察レビュー

ディズニーで映画化予定だったが、LGBTQがテーマということで上層部の反対を受け、紆余曲折を経て、ネトフリ公開となった本作。

だからキャラクターデザインも中身もかなりディズニー寄り。

けれど、過去にデンデイヤのインタビューでも言及されているように実は差別主義者のディズニーの制約がなくなったことで、

既存のパッケージをブチ破り、本作が持つ起爆力を存分に発揮でき結果オーライ、名作誕生となった。

よって「 ディズニー映画だからとりあえず観る 」層は何も考えずにとにかく観て!

最高だから。

個人的にアニメは吹替鑑賞することが多いのだが、本作ではクロエ・グレース・モレッツが「 キックアス 」以来のヒットガール的キャラを演じていることもあり字幕鑑賞したのだが、これが大正解!

「 キックアス 」オマージュもあるし、クロエのコメディアンヌぶりが最大限発揮されているうえに、ニモーナの持つ可愛らしさ、悲しみ、苦しみ、孤独すべてが彼女によって的確に表現されている。

最後のニモーナの慟哭は名演そのもの、胸に突き刺さり、溢れる涙を抑えられなかった。

加えて、千年という長い月日がまた良いスパイスに。

冒頭から主人公が女王殺しちゃうわ腕斬られちゃうわでツカミはOK、ニモーナとバリスターの最初の逃亡劇から本作の変化自在のバトルシーンのダイナミックさ、

さまざまな動物に変身しても可愛さキープのニモーナの最強ヒロインぶりに、これ名作確定だとワクワクした。

クジラで床抜け突破が大胆なのに見た目が可愛くて悶えた。

「 キックアス 」以外の日本由来多めのオマージュは、元ネタがリスペクトされており、脚本を担当したロバート・L・ベアードは「 ベイマックス 」も担当しているし、日本アニメ好きなのかなと感じた。

ただ、本作の見どころのひとつである中世の騎士制度と近未来ファンタジーの融合は「 ドローンあるのに壁の外を見に行ったことないの?」

「 騎士なのに空飛ぶバイクで剣先から銃弾発射するの?」など、設定矛盾があり、もう少し緻密さが欲しかった。

本作は子ども向けだし、元々ディズニー発進ということもあり、一応、ニモーナは不死鳥となった後、新しく生まれ変わり大団円となっているが、

個人的には、人間が産み出してきた負の連鎖が深く悲しい余韻を残す、秀逸なアンハッピーエンドだと感じた。

子ども向けだと甘く見ていたら、言葉巧みに真実を誤魔化し続けた結果の混沌とした今の世界を色濃く反映していて打ちのめられた。

この夏、大いに楽しみ親子で語り合うことをオススメしたい。

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