【 韓国映画 おすすめ 】「 82年生まれ、キム・ジヨン 」考察レビュー、韓国で社会現象を巻き起こした原作小説を実写化
こんにちは、Johnです。
映画ライフ楽しんでますか?
今回は、ペンネーム(@もも)さんからの投稿レビューです。
元々、原作ファンだったということもあり、今作の公開がここ最近の1番の楽しみで久しぶりに公開初日に劇場へ。
原作が韓国で130万部を突破し、とある女性アイドルが「 読んだ 」と発言したことで一部のファンからバッシングを受けたそうです。
社会現象になったとも言われている作品。
「 彼女の心はなぜ壊れてしまったのか 」
予告にも登場するこの言葉を頭に入れながら、私は泣きながら見ていました。
画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
82年生まれ、キム・ジヨン
公開日
2020年10月9日
原題
82년생 김지영
上映時間
118分
キャスト
- キム・ドヨン(監督)
- チョン・ユミ
- コン・ユ
- キム・ミギョン
- コン・ミンジョン
- キム・ソンチョル
- イ・オル
- イ・ボンリョン
予告編
公式サイト
作品評価
[rate title=” 5つ星”]
[value 3]映像[/value]
[value 4]脚本[/value]
[value 4.5]キャスト[/value]
[value 3]音楽(BGM)[/value]
[value 3.5]リピート度[/value]
[value 0]グロ度[/value]
[value 4 end]総合評価[/value]
[/rate]
感想レビュー
好きだった点
私は映画「 トガニ 」が大好きなのですが、チュン・ユミ &コン・ユのコンビを見れたことが1番嬉しいです。
このお2人はもちろんですが、役者さんたちのお芝居が素晴らしく、ジヨンの母ミスク(キム・ミギョン)とキム・ジヨンとジヨンの夫デヒョンとの、とあるシーンでは涙が止まりませんでした。
また、原作に忠実に作られた作品ではありますが、映画の方が若干希望が見えた終わり方なのかな?と感じました。
これは好き嫌いは分かれるかと思いますが、私は好きというかこれもアリだなと思いました。
嫌いだった点
強いて言うなら、「 彼女の心はなぜ壊れてしまったのか 」ということが、作品よりも原作の方がわかりやすい点。
原作は「 女 」というだけで諦めなくてはならない瞬間や悔しい出来事が次から次へと出てきます。
ことごとくです。
もちろん作品でも出てきますが、
「 旦那、母、友達、優しい人が周りにいても心が壊れてしまうんだから、彼女の性格もあるんだと思う 」
という風に思ってしまう人もいるんだろうなと感じました。
悲しいことに、実際に映画の口コミサイトを見てみると、そういった言葉を見つけてしまいました。
もちろんそう感じる人の方が少ないのですが、もったいないなと感じました。
見どころ
私は結婚したこともなければ、母になったこともありません。
「 女 」というだけ悔しい思いをしたことってあったのかな?と考えたのですが、まさに自分に置き換えて考える点がこの作品の見どころだと感じました。
考えてみると「 女 」という理由だけで何かを当たり前のように受け入れてただけで、今となれば疑問に思う点が多くありました。
原作本の帯に「 わたしもあなたも登場人物のひとり 」と書いてあります。
この作品に共感できる人が、きっと、多くいるのがこの作品の見どころです。
まとめ
今でこそ、「 女だから、男だから 」ということが少なくなってきていますが、しょうもない差別が世界中にまだあると思います。
原作は、2016年は医者目線ですが、キム・ジヨンの2016年までの人生が書かれています。
まぁまぁ最近ですね。
私も「 この当たり前に理由はあるのか? 」
と、第三者としてではなく主体となって、1つ1つに疑問を持って生きていかないとなと思いました。
世界中のキム・ジヨンに幸あれ!