修学旅行中の高校生たち300人以上が犠牲になったセウォル号沈没事件を題材にした今作。
見ていてとても辛いシーンがたくさんあり、鼻をすする音が色々な方向から聞こえてきました。
私も鼻をすすりながら見ていた1人です。
見終わってから、ハンカチを2枚持っていけばよかったと後悔しました。
是非、見て欲しい作品です。
画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
君の誕生日
公開日
2020年11月27日
原題
Birthday
上映時間
120分
キャスト
- イ・ジョンオン(監督)
- ソル・ギョング
- チョン・ドヨン
- キム・ボミン
- ユン・チャニョン
- キム・スジン
予告編
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
感想レビュー
好きだった点
久しぶりにスクリーンに映るチョン・ドヨンさんが見れた点。
大ファンなんです!
冒頭のシーンでは、彼女の表情で
「 これから始まる物語は楽しいものではないな 」と分かりました。
彼女の大ファンなのに、冒頭のシーンではチョン・ドヨンだと気付かず。
メイクや照明などの技術はもちろんですが、さすが、チョン・ドヨンだなと思いました。
嫌いだった点
強いて言うならですが、予告で色々見せすぎなのではないかと思いました。
特に終盤のシーンについて。
私は本編を見てから本予告を見たし、あらすじも「 セウォル号沈没事件の話 」くらいにしか頭に入れず見に行きましたが、そうした方がいいと感じました。
見どころ
セウォル号が沈没する時のシーンは、1シーンもありません。
セウォル号沈没事件で息子を亡くした、ある家族の様子がただひたすらに映されています。
辛いです。
実話ではないみたいですが、監督がボランティア活動を通して長い期間遺族と接していた中で生まれた作品。
今作に出てくる家族はもちろんですが、近所の人、友人など、実際にこのような人たちが多くいるのだろうと半分ドキュメンタリーのよう見れて感情移入しやすい。
特に終盤のシーンは、撮影方法やセリフの話し方なども生っぽい。
関係のない私までもスホくん(亡くなってしまった息子)の家族か近所の人か友人かは分からないけど、
今まで経験したことのない、関係者になったような不思議な感覚になり、涙と鼻水が止まりませんでした。
まとめ
セウォル号沈没事件は、当時日本でもニュースで多く報道されていたので記憶に強く残っている事件の1つです。
今作を機に、改めて事件について調べてみました。
この事件を知っている方は多いと思いますが、分からなかった方がいたら調べてみてください。
私的な話になってしまいますが、数日前に一緒にご飯を食べて楽しく話してたのに亡くなってしまったお世話になった人。
1ヶ月前の卒業式では元気にしてたのに入学式の日に亡くなってしまった地元の友人を思い出しました。
生きている私だけが歳をとり、一緒に歳を重ねていけない現実に切なくなってしまいますが、
その人たちを「 忘れない 」ということが大切だと改めて思いました。