第4作「 ジョン・ウィック コンセクエンス 」(2023)
あらすじ
自分の首にかけられた懸賞金がどんどん高騰していく中、ジョン・ウィックは主席連合を相手に新たな戦いを挑む。
公開日
2023年9月22日
原題
John Wick: Chapter 4
上映時間
169分
キャスト
- チャド・スタエルスキ(監督)
- キアヌ・リーブス
- ローレンス・フィッシュバーン
- ドニー・イェン
- ランス・レディック
- リナ・サワヤマ
- ビル・スカルスガルド
- スコット・アドキンス
- 真田広之
- イアン・マクシェーン
予告編
実際に映画館で鑑賞!(レビュー)
タップしてレビューを見る
あっという間の3時間でした。
胸焼けしそうになるほどの、キリングアクション(キリングカウントも途中で、断念)
見所は、3ヶ月以上、1日に4時間のトレーニングを続けたキアヌ・リーブス演じる、ジョン・ウィックのカンフー、ガン(銃)フー、カー(車)フーであることは、特筆するまでもありません。
そのジョンに劣らず、名演を見せてくれるキャストたちも、最高でした。
娘を囮にされ、旧友ジョンの殺害を命じられた盲目の暗殺者ケイン(ドニー・イェン)は、一人でロシアン・マフィアとイタリアン・マフィアを殲滅させたジョンでも、敵わないくらいの強敵。
刀と銃を持ったジョンとケインが、日本の工芸品がたくさん陳列された鏡の部屋でファイトするシーンは、これまでに見たことのないくらい現実離れしていました。
大阪コンチネンタルホテルは、「 ブレット・トレイン 」(やはり殺し屋だらけの作品)で描かれていたトンデモ日本の趣をさらに洗練させたようで、むしろ新鮮でした。
ホテルの支配人シマヅ(真田広之)と、娘のコンシェルジェであるアキラ(リナ・サワヤマ)も、ハマリ役でした。
番犬を連れた追跡者(賞金首狩り)を演じるシャミア・アンダーソンも、憎めないキャラで、物語を立体的に引き立てていました。
首席連合側の侯爵を演じるビル・スカルスガルドルドも、絶妙な悪役でした。
大富豪すぎて、登場するたびに、超一流のスーツを着こなしているので、まるでビルのファッションショーではないかと思うほどで、「 イット 」で登場する、怪物ピエロのペニーワイズと同人物だとは、思えませんね。
音楽も大音量で聴きたくなるロックナンバーと、神秘的で不穏で静謐な雰囲気を醸し出すBGMとの対比が良かったです。
舞台に関しては、ルーブル美術館に、ベルリンの国立美術館、凱旋門、サクレ・クール寺院の222段の階段、などが神話的な雰囲気に装飾されていて、舞台背景を眺めるだけでも一見の価値ありですよ。
鑑賞後、トイレでジョン・ウィックTシャツ(NOT FOR SALE のデザイン)に着替え、絵本図書館へ向かうと、「 バーバ・ヤガー 」の絵本に迎え入られました。
伝説的な殺し屋のサーガは、これからは、伝説的映画の代表として語り継がれるでしょう。