「 インサイダーズ / 内部者たち 」近年稀に見る傑作(韓国映画 おすすめ)

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久しぶりに映画を見てシビれました。

かなり前に鑑賞して、最近もう1度見たらやっぱり傑作だなあと思ったので、

多くの人に見てもらいたいと思い、記事を書きました。

目次

インサイダーズ 内部者たち

インサイダーズ / 内部者たち
©️インサイダーズ / 内部者たち

公開日

2016年3月11日

上映時間

130分

キャスト

  • ウ・ミンホ(監督)
  • イ・ビョンホン
  • チョ・スンウ
  • ペク・ユンシク
  • イ・ギョンヨン
  • キム・ホンパ

予告編

公式サイト

インサイダーズ

感想レビュー

インサイダーズ / 内部者たち
インサイダーズ / 内部者たち

好きだった点

韓国ではよくある汚職事件ですね。

まあ今作のように、気に入らない奴は即刻で消すというマジかよってなることは、リアルではそうそうお目にかかれないかと思いますが。

現代風にわかりやすく説明すると、大統領になる前の文在寅(現韓国大統領)が、出世の道に邪魔な奴が現れたら側近を使って存在を消すというそんな展開です(笑)

そして、文在寅と繋がっているのが、朝鮮日報トップ(リアル現実では文在寅政権に攻撃的ですw)、サムスン電子会長。

政治家と企業のトップが癒着して、悪いことをするという典型的なパターン。

今作は、大統領候補、新聞社のトップ、自動車会社トップ vs 検事、ヤクザという構図。

この構図がシンプルでわかりやすかったので、映画の途中で頭が混乱したりすることは皆無でした。

悪の枢軸たちを倒そうとするウ・ジャンフン(検事)、復讐の鬼と化すアン・サング(元ヤクザ)がタッグを組むのですが、

2人の仕組んだ作戦が終盤で盛大に回収されていき、見ていてこれほどシビれた映画は久しぶりでした。

ウ・ジャンフン(検事)は元警官で検事になったはいいけど、コネがないので出世は厳しく、

アン・サング(元ヤクザ)は、兄貴と慕っていたイー・ガンヒ(黒幕)に裏切られて右手を切断された挙句、嘘の新聞記事により殺人犯扱いされるという背景がありました。

あわよくばスキャンダルを解決して出世したいウ・ジャンフン(検事)とイー・ガンヒ(黒幕)に復讐したいアン・サング(元ヤクザ)の利害関係が見事に一致。

2人は最強コンビとなって悪の勢力を倒すことに成功したのです。

嫌いだった点

珍しく嫌いだった点がなかったですね。

人は簡単に裏切るということを、この映画を見て学んで欲しい(笑)

印象に残った言葉

말은 권력이고 힘이야 – 言葉は権力であり力だ

これは、劇中でイ・ガンヒ(黒幕)という新聞社のトップが放ったセリフ。

ここでいう言葉とは言論のことであり、大衆を欺くことができる言葉は、まさに権力というわけです。

これは、かなり核心をついてるなあと思いました。

日本国民に言えることですが、多くの国民は、日常のメディアから流れる情報を鵜呑みにしてしまいがちです。

メディア(ニュース、新聞、ラジオなど)から流れる情報は、全て正しいと思い込むのは、相当危険な認識だと僕は感じます。

大切なのは、常に情報を自分の頭で噛み砕く力かと。

メディアの情報は正しいのか?

なぜメディアはこんな情報を流すのか?

メディアの意図はなんなのか?

裏はあるのか?とかですね。

このような癖を付けておくと、違った視点で物事を捉えることできるようになるのではないでしょうか。

「 どのみち大衆は、犬と豚に過ぎない 」というキツイセリフも登場します。

これは言論を自由に操ることができるイ・ガンヒだからこそ言える言葉かと。

悪い言い方をすると、国民は無知で馬鹿なので、情報をうまく流せば大抵の国民を扇動できるということです。

考えさせられることが多かった作品でした。

まとめ

インサイダーズ / 内部者たち
インサイダーズ / 内部者たち

ペク・ユンシクの演技が憎たらしいったらありゃしない。

黒幕にふさわしかった。

イ・ビョンホン主演の「 王になった男 」

チョ・スンウ主演の「 ラブストーリー クラシック 」

この2つも超おすすめ。

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